まずは、派遣会社に保育士として派遣社員の登録をしました。
それから派遣先になる保育園を決める形でした。
その園では、主に乳児クラス(0.1歳児)での担任保育士をしていました。
色んな派遣会社から来ている保育士がいました。
乳児クラスは複数担任ですが、派遣社員同士でその日のリーダーを交代制で回します。
その日のリーダーが設定保育を行います。書き物は、日案やお帳面などもあります。
朝の会、設定保育、食事・排泄・午睡などの補助、帰りの会などを毎日します。
朝の会、帰りの会ではピアノ伴奏もしました。保護者対応ももちろんありました。

その園には正社員が4人しかおらず他の職員20人ほどは、パートと派遣社員で成り立っていました。
正社員の方は2.3.4.5歳児クラスの担任をしていた為、乳児クラス(0.1歳児)は必然的に派遣社員だけの保育士が担任を任されていました。
イチ派遣社員が、担任業務を全て行うこと、責任を負うことに不信感や不満を感じていました。
もちろん、担任を持った以上責任を負うことは当然ではありますが、クラスに正社員が1人もいなくて派遣社員だけというところが不思議でした。

私は、在職中に妊娠が発覚したのですが、その旨を園長に伝えても働き方の緩和はして貰えず、
子どもの抱っこや重たいものを持つことも多々ありました。
その後、私は流産してしまったのですが、今後また妊娠・出産をするとなった時に同じ思いを二度としたくないと思い、退職することにしました。
それとは別に、派遣会社の方も給料や諸費の計算ミスが多く、何度もマイナスの金額を支給されていたので、不信感を覚えて派遣会社自体も退職することにしました。

担任を任されているという面で、自分のやりたい保育ができることは楽しいことでもありました。
今までに培ってきた経験を活かしながら、自分にとってやりやすい保育ができたことは良かったと思います。

私は、妊活中だったということもあり、パートでも産休・育休制度を設けている保育園を中心に探しました。
保育士バンク というサイトにて現在の職場にたどり着きました。
2021年9月オープンの園で、転職活動当時は2021年10月でした。
オープニングスタッフというものにも魅力を感じていたので、早速面接応募することにしました。

面接時に、まずは自分の保育士としての経験を話しました。
担任経験が3年半程あることを伝えると、担任を持つことは可能かと聞かれました。
その際に、前回の妊娠のことや流産のこと、その後の産婦人科通院のことについて相談しました。
通院に関しても、その日はお休みを下さると快く言って下さり、妊活についてももし妊娠した際には働き方は変えてもらえるとのことでした。
それなら私の希望通りだと思い、担任を持つことも可能だと伝えました。
それと、同時期に他にもう1つの園も面接に行っていて、そちらからも採用通知を頂いていたのでどちらか決める形になっていたのですが、
その旨も伝えたところ、「待つからどっちにするか決めたら連絡してくれたらいいよ」と言って下さり、とても配慮してくれる職場だと感じて、今の園に決めました。

初めは、3歳児クラスの担任の方のサポート(副担任)として入りました。
しかし、途中から1歳児クラスの担任の方が、保育経験が浅いのでサポートして欲しいと言われ、1歳児クラスの副担任に変更になりました。
主に保育補助で、子どもの傍に付きながら担任の方のサポートをしていました。
排泄・食事・午睡の補助や、設定保育のサポート、部屋の掃除などを主にしていました。

その後、11月中旬頃に妊娠が発覚し、その旨を理事長に伝えたところ
次の日から保育現場からは外して下さり、事務所にて事務作業担当として仕事内容の変更をして下さいました。
事務所では、職員の給料についての管理や、子どもや保護者に関する内容など、
パソコンで、Word・Excelを使いながら事務作業をしています。

こちらの園も正社員(担任)は、4人しかいないというところでした。
ですが、以前との明らかな違いは、パートに仕事を任せきるということは絶対にないというところです。
パートの人数の方が圧倒的に多いですが、各クラスに正社員は必ず1人いて、正社員の方を中心に動いています。
なので不信感や不満は全くなく、むしろ安心して働ける職場だと感じました。

毎日生活していると、もちろん子ども同士のトラブルや怪我は付き物で、
極力そうならないように心がけていますが、起きてしまった際の保護者対応などは日々悩むところでした。
大切なお子様をお預かりしている身として、怪我をさせてしまったことやトラブルを起こしてしまったことの罪悪感や、嫌悪感。それは今でも感じることがあります。
保護者の方にどのようにお詫びすれば失礼に当たらないか、不快に思われないかなど考えるのはとても難しいことです。
克服、とはまた違いますが、
トラブルが起きる度に、誠心誠意お詫びをお伝えすることが大切なことだと思います。

私は昔から子どもがだいすきで、仕事に疲れていても辛いことがあっても、子どもたちの笑顔を見ると、この仕事をしていてよかったなと思います。
前解答にもあるように、どうしてもトラブルなどは付き物ですが、それでも毎日子どもたちと一緒に過ごせること、
子どもたちの成長を傍で見守れることは何より幸せなことです。
入園当初は出来なかったことが、進級時にはできるようになっていることなど、一緒に成長を感じることができます。
それに、保護者の方に「先生、いつもありがとうございます」と言ってもらうことがあると、凄く嬉しいしこの仕事をしていてよかったと思えます。

成功だったと思っています。

入社理由にも述べたように、職員一人一人に対しての配慮が素晴らしいと思ったからです。
コロナ禍で、特に1月に入ってから感染者数が急増したこともあり、
出勤に不安を感じていたところ、「しばらく出勤を控えていいよ」「一緒に赤ちゃん守ろう」と言って下さいました。
1人の職員が休みの時は、他の職員がフォローするなど、職員同士の助け合いや連携もできていて、
今まで転職してきた中で1番、働きやすい職場だと感じました。

子どもたちや、保護者の方とのコミュニケーションをとることです。
やりがいの部分でも述べた通り、子どもたちの成長を一緒に感じられることはやはり嬉しいです。
前までできなかったことができるようになり、その喜びを子どもと保護者の方と一緒に感じられること。
「今日は〇〇くん〇〇〇ができるようになりましたよ」と伝えると、
「そうなんですね！家では〇〇〇で、、、」などとお家での生活の話や、保育園での様子を伝えること、
そして保護者の方からも「先生いつもありがとうございます」と言って貰えること。
そういうコミュニケーションが楽しくてやりがいがあると感じます。
担任を持つことで、子どもたちとの信頼関係も築きあげることができ、「先生だいすきだよ」などと子どもたちに言って貰えることもあります。
とにかく楽しい仕事だと思います。

色んな保育園を経験してみて、園によっての方針はもちろん、働き方、働きやすさが全然違うことを感じました。
体育に力を入れてる園、音楽に力を入れてる園、など様々な方針があります。
もちろん保育方針は大切ですが、私はそれよりも、職員一人一人の思いを尊重し、
配慮してくれるところが働きやすい職場だと感じました。
その上で、自分のしたい保育もすることが出来る。そんな園に私は出会えたと思っています。

産休・育休も私は1年取得することが出来るので、
育休明けも今の職場で保育士として働き続けていきたいと思っています。
ですが仮にもし、また転職することがあるとしたら、まずは自分の思いや働き方に合った理想の園を探して、
たくさん園見学や面接に行くことが大切だと思いました。
働きやすい職場が何よりも仕事を続けることに繋がると学びました。