保育者として担任を受け持ち、正規雇用の職員のサポートを行っていました。

結婚を前提に地元茨城から埼玉に引っ越しをして来て、在職中に結婚。
年齢が28歳だったこともあり子どもが欲しかったのですが、この園は年度途中に妊娠をしてはいけないという決まりがありました。
それはパートでも正規でも変わらず、相談したら「しょうがないわね」と言われたので退職しました。

保育園の子どもたちはとてもかわいかったので、せめて卒園するまでは見ていたかったです。

特に保育園にこだわらず、工場の内勤や保育園の遅番専属・学童保育などを経験し、妊娠出産を経て子どもが小学生になって少し落ち着いたので、今の保育園に就職しました。

主人の実家に同居していたのですが、別居するためにフルタイムの仕事を探していました。
その際自分の中で譲れない条件を提示し、（私はアパートの家賃の支払いや子どもの学童へのお迎え土曜日は小学校が休みなので、出勤は月に一回や早番遅番は出来ない。そして手取りが15万円以下になるようなら無理ですと条件を出しました。）その条件に合ったところに決めました。
しかし、別居まで時間が無かったこと、紹介された場所が一か所目でその日に決まってしまったのですが、もう少し時間をかけ複数園見学や面接に行けばよかったと思っています。
その頃は同居でこっそり転職活動をしていたことと、学童保育で仕事をしていて時間が無かったので決めてしまいました。

正規職員として、クラス担任・運営・法人内の研修に参加・クラスの子どもたちの生活のお世話などです。

今まで働いたことのある保育園と違い、全国に系列園がある大きな法人でだったので、企業としての運営方法や研修があり、びっくりしました。
入職してみると、研修は乗り物に酔いやすく遠くまでいけないと伝えていたにもかかわらず、行かない選択肢はないという感じで毎回具合が悪くなりながら電車で遠くまで研修に行き大変だったことです。
ここ２年ほどはzoomになっているので良かったです。

新規開園から5年目ということで、開園当時から働いている職員同士の仲が良く、また独身の先生が多かったため、子育て中の私は急な食事の誘いに応じることが出来なかったので、中々なじめなかったのが辛かったです。
いまだにその傾向はあるのですが、自分の中で仕事とプライベートをはっきり分けることで、なぁなぁな関係にならずにすみ、仕事でも言いたいことが言えるようになりました。

入職して３年目で少しずつ園の傾向に慣れてきてより子どもたちにしっかりと向き合うことが出来るようになり保育がさらに楽しくなってきました。

まあまあ成功かな。

お給料的に言えば、生活が出来ているので成功ですが、職場の雰囲気がより開園当時の仲間をひいきするようになってきたため（数名が退職してしまったこともあり残っている人の絆を強めようとしている）、その点についてはだんだん辛くなってきているところなので失敗かと思います。

この仕事の楽しみはやっぱり子どもたちの成長を身近に感じられるところです。一人ひとりの成長に合わせた遊びや楽しみ方を見つけて、それを行った時の子どもたちの楽しそうな笑顔を見ることが嬉しいです。
また、子どもたちが自分に懐いてくれて私じゃないとダメと言われるとものすごく嬉しいです。

どの職場であってもいいところと悪いところがあるので、自分の中での妥協点を見つけることが大事だということを学びました。
結局はHPやインスタ、口コミにどんなにいいことが書いてあっても、実際にはその場にいないとわからないことがとても多いことも分かりました。
今までは嫌なことが見えるたびに次を探してきましたが、子どもがいる今は、子どものことを一番に考え動かないといけないので我慢を覚えました。
自分の中での落としどころを見つけながら、いかにモチベーションを上げていくのかどうやって仕事のストレスを解消していくのかまた、プライベートと仕事をしっかりと線引きし楽しめるのかというスキルを身につけました。
もし転職を希望するのであれば何園も見学に行ったり、口コミを調べたりすることも大事かと思います。