2歳目前の息子がしゃべらない…発達の遅れ？言葉の遅れ？親としてできること、専門家のアドバイス

この記事では、2歳を目前に控えたお子さんの言葉の発達について、ご心配されているお母さん、お父さんのために、具体的なアドバイスと、専門家の視点に基づいた情報を提供します。お子さんの成長を温かく見守りながら、できることを一緒に考えていきましょう。

1歳11ヶ月の男の子がいます。もうすぐ２歳になります。２歳間近ですが、しゃべりません。ごくたまに、「まんま」「まま」「ぱぱ」と言いますが、はっきり意味のある言葉がでません。「ごちそうさまでした」は「ごごご」、車で遊ぶときは「ブーブー」と言って遊んだり、ボール取ってと言うと、ボールのところに行き、「ボー」と言います。「ご飯するよ」というと、自分の席にいきます。「いないいない」と言うと、ばぁと言ったりはします。すべてちゃんと理解しているかというと、ちゃんと理解しているとは言えません。「トーマスをどれ？」と言うとトーマスのおもちゃの方を見たりしますが、指さしをしたり手に取ったりしません。発見の指さしは多いですが、「どれ？」と言うと指をさすことは少ないです。「ゴミ箱にポイしてきて」と言うと、ゴミ箱に捨てに行ったり、「お片付けするよ」と言うと、片付けます。療育に通いたいので市に申し込みをしているのですが、5ヶ月待ちと言われました。児童館は、コロナで閉鎖中でいけない状況です。4月から保育所に行きます。まもなく２歳を迎えるのに、まだ喋れないので不安でいっぱいです。毎日絵本を読んだり、話しかけたり、遊んだりしているのですが…型はめブロックはあまりできません。自閉症なのでしょうか。２歳までしゃべれなかったという方とかいろいろアドバイスいただきたいです。すみません。よろしくお願いします。

2歳を目前に控えたお子さんの言葉の発達に関するご心配、よくわかります。言葉の発達は、お子さんの成長を測る上で、非常に気になるポイントですよね。特に、周りの子どもたちが言葉を話し始めているのを見ると、焦りや不安を感じることもあるでしょう。この記事では、あなたの不安を少しでも和らげ、具体的なアドバイスを提供できるよう、以下の3つのポイントに焦点を当てて解説していきます。

言葉の発達の一般的な目安と、お子さんの現状の理解: まずは、言葉の発達の一般的な目安を確認し、お子さんの現状を客観的に理解することから始めましょう。
ご家庭でできること: 日常生活の中で、お子さんの言葉の発達を促すために、具体的にどのようなことができるのか、具体的な方法を紹介します。
専門家への相談とサポート: 療育や専門機関との連携について、どのように進めていくと良いのか、具体的なアドバイスを提供します。

1. 言葉の発達の一般的な目安と、お子さんの現状の理解

言葉の発達には個人差があり、一概に「この月齢までに〇〇ができる」とは言えません。しかし、一般的な目安を知っておくことで、お子さんの現状を把握し、適切な対応をとることができます。

1歳〜1歳6ヶ月頃

簡単な単語を理解し始める（例: ママ、パパ、ワンワンなど）
身近なものを指さしする
大人の真似をして発声する
簡単な指示に従う（例: 「ちょうだい」など）

1歳6ヶ月〜2歳頃

単語数が徐々に増える（50語程度）
2語文を話し始める（例: 「ママ、食べる」など）
簡単な質問に答える（例: 「これは何？」）
物の名前を言う

ご相談者のお子さんの場合、

「まんま」「まま」「ぱぱ」などの単語を言う
指示に従う（例: 「ゴミ箱にポイしてきて」）
物の名前を理解している（例: トーマスのおもちゃを指す）

といった行動が見られます。これは、言葉の発達において、良い兆候と言えるでしょう。一方で、

言葉数が少ない
指さしをあまりしない

といった点が、少し気になる点です。しかし、まだ2歳前であり、発達には個人差があるため、焦らずに見守ることが大切です。

2. ご家庭でできること

ご家庭でできることはたくさんあります。日々の生活の中で、楽しみながらお子さんの言葉の発達を促す工夫をしてみましょう。

2-1. コミュニケーションを増やす

お子さんとのコミュニケーションの時間を積極的に増やしましょう。具体的には、以下のことを意識してみてください。

たくさん話しかける: お子さんの目を見て、ゆっくりと話しかけましょう。話す内容は何でも構いません。例えば、「今日はいい天気だね」「ご飯、美味しいね」など、日常の出来事を言葉にして伝えてあげましょう。
子どもの言葉を繰り返す: お子さんが発した言葉を、正しい発音で繰り返してあげましょう。「ブーブー」と言ったら、「そうだね、ブーブーだね」と返してあげます。
質問をする: 「これは何？」と物の名前を尋ねたり、「何がしたいの？」と子どもの気持ちを尋ねたりすることで、言葉を引き出す機会を増やしましょう。
ジェスチャーを使う: 言葉だけではなく、ジェスチャーや表情を使って、お子さんに伝えましょう。例えば、「バイバイ」と言いながら手を振ったり、「美味しい」と言いながら笑顔を見せたりします。

2-2. 絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせは、言葉の発達を促す上で非常に効果的です。絵本を通して、新しい言葉を覚えたり、物語の世界を楽しんだりすることができます。絵本を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

子どもの興味を引く絵本を選ぶ: お子さんが興味を持ちそうな絵柄や内容の絵本を選びましょう。
繰り返し読める絵本を選ぶ: 同じ絵本を何度も読むことで、言葉を覚えやすくなります。
指さしをしながら読む: 絵本に出てくるものを指さしながら、名前を教えてあげましょう。
声色を変えて読む: 登場人物の声色を変えたり、効果音を真似したりすることで、子どもの興味を引きつけましょう。

2-3.遊びを通して学ぶ

遊びは、言葉の発達を促す上で、非常に重要な要素です。遊びを通して、子どもは言葉を使い、コミュニケーション能力を育んでいきます。具体的には、以下の遊びを取り入れてみましょう。

ごっこ遊び: おままごとやお店屋さんごっこなど、ごっこ遊びを通して、言葉を使ってコミュニケーションをとる練習をしましょう。
積み木やパズル: 積み木やパズルを使って、物の名前を覚えたり、言葉で説明したりする練習をしましょう。
歌を歌う: 童謡を歌ったり、手遊び歌をしたりすることで、言葉のリズムやイントネーションを覚えましょう。
外遊び: 公園で遊んだり、散歩をしたりすることで、自然に触れ、言葉で表現する機会を増やしましょう。

2-4. 生活習慣の中で言葉を教える

日常生活の中で、言葉を教える機会はたくさんあります。例えば、

食事の際に: 「これはご飯だよ」「おいしいね」など、食べ物の名前や味を言葉で伝えましょう。
着替えの際に: 「これはズボンだよ」「袖を通そうね」など、服の名前や着方を言葉で伝えましょう。
お風呂の際に: 「体を洗おうね」「シャワー気持ちいいね」など、体の部位や入浴に関する言葉を伝えましょう。

3. 専門家への相談とサポート

言葉の発達について、少しでも気になることがあれば、専門家に相談することをおすすめします。専門家は、お子さんの発達状況を詳しく評価し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

3-1. 療育について

療育は、発達に遅れや偏りがある子どもに対して、専門的な支援を行うことです。療育には、言葉の発達を促すためのプログラムや、遊びを通して発達を促すプログラムなど、様々な種類があります。ご相談者のお子さんのように、療育の申し込みをされている場合は、5ヶ月待ちとのことですので、定期的に市役所など担当部署に状況を確認し、空きが出たらすぐに利用できるように準備しておきましょう。また、療育が始まるまでの間でも、地域の相談窓口や、専門家による相談を利用することができます。

3-2. 専門機関の利用

専門機関には、小児科医、言語聴覚士、臨床心理士など、様々な専門家がいます。これらの専門家は、お子さんの発達状況を詳しく評価し、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。具体的には、

小児科医: 発達に関する相談や、必要に応じて専門機関への紹介をしてくれます。
言語聴覚士: 言葉の発達に関する専門家で、言葉の遅れの原因を調べたり、言葉の発達を促すための訓練を行ったりします。
臨床心理士: 子どもの心の状態を把握し、心理的なサポートを行います。

これらの専門家と連携することで、お子さんの発達を多角的にサポートすることができます。

3-3. 保育所との連携

4月から保育所に入園されるとのことですので、保育所の先生とも連携を取りましょう。保育所の先生は、お子さんの日々の様子を観察し、言葉の発達を促すためのサポートをしてくれます。具体的には、

保育士との情報交換: お子さんの発達状況や、家庭での取り組みについて、保育士と情報交換を行いましょう。
保育士からのアドバイス: 保育士から、保育所での様子や、言葉の発達を促すためのアドバイスをもらいましょう。
保育所での療育: 保育所によっては、療育プログラムを取り入れている場合があります。保育所に相談してみましょう。

保育所との連携を通じて、お子さんの言葉の発達をより効果的にサポートすることができます。

今回のケースでは、療育の開始まで時間がかかること、そして、まだ2歳前であるという点を考慮すると、焦らずに、ご家庭での取り組みを継続することが大切です。そして、保育所との連携を密にし、専門家のアドバイスを受けながら、お子さんの成長を温かく見守りましょう。

言葉の発達には個人差があり、焦りは禁物です。お子さんのペースに合わせて、様々な方法を試しながら、言葉の発達をサポートしていきましょう。そして、何よりも大切なのは、お子さんとのコミュニケーションを楽しみ、愛情を伝えることです。

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まとめ

2歳を目前に控えたお子さんの言葉の発達について、ご心配なことと思います。しかし、焦らずに、お子さんのペースに合わせて、様々な方法を試しながら、言葉の発達をサポートしていくことが大切です。この記事でご紹介した内容を参考に、ご家庭での取り組みを継続し、専門家や保育所との連携を密にしながら、お子さんの成長を温かく見守りましょう。

以下に、今回の記事の要点をまとめます。

言葉の発達の一般的な目安を知り、お子さんの現状を客観的に理解する
ご家庭でできることとして、コミュニケーションを増やし、絵本の読み聞かせや遊びを取り入れる
専門家への相談とサポート、そして保育所との連携を積極的に行う

お子さんの成長を心から応援しています。

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