「ママやって」の呪縛からの解放！2歳児の要求と向き合い、親子で楽しめる遊び方とは？

この記事では、2歳9ヶ月のお子さんの「ママがやって」という要求に悩むお母さんのために、その背景にある可能性と、具体的な対応策をキャリア支援の専門家である私が解説します。お子さんの発達の可能性に不安を感じながらも、どのように対応すれば良いのか分からず、イライラしてしまうというお母さんの気持ちに寄り添い、具体的なアドバイスを提供します。

まず、ご相談内容を整理しましょう。

2歳9ヶ月の息子がお絵描き・シール遊び・パズルなど、何でも「ママがやって」と言ってきます。イヤイヤが酷く癇癪もあるタイプなので色々悩んで調べると、どこを見ても

「この時期の子は何でも『自分でやりたい』という時期。でも結局うまく出来ずにイヤイヤ癇癪に繋がる」

というような内容が書いてあります。しかしうちは全く逆で何でも「やって」。自分でやるように促すとイヤイヤ。やって貰えないと癇癪を起こしてます。

特に不思議なのは遊びを私にやらせる事です。靴を履く・脱ぐなどの身の回りの事で出来る事は自分でやりたがるし「自分でできる？」というとやってくれます。しかし遊びに関しては自分で「お絵描きしたい」「シールしたい」「パズルしたい」と言うのに、準備をしていざ遊び出すとすぐに「ママがやって」と言ってきます。

トイトレ中で中々トイレに行きたがらないのですが「おトイレ行ったらシール貼れるよ！」というと「シール貼る！」と言ってトイレに行きます。しかしいざシールを選んで貼る段階になると「ココに貼って。ママが貼って」と言ってきます。「貼りたくて来たんじゃないの？」と思うのですが…。

また、子供ちゃれんじをやっていて息子も気に入って「これしよう！」と持ってくるのですが「形に合うシールを貼ろう」というページに来ると、きちんと正しいシールを選んで貼る場所も解っているのに「ママがここに貼って！」と言って貼りません。

上記に関しては「枠の中に綺麗に貼るのが難しいから私に言ってくるのかな？」と思っていたのですが、プレ幼稚園に通っていてそこでの自由に作れる工作やシール遊びも「ママがやって」と言ってきます。「ココに貼って」など指定はしてくるのに自分ではやらず、やるように促すとグズったり癇癪を起こすのでほぼ全て私が作っている状態です。因みに枠内に貼る時にズレると怒ります。

周りの子供達は嬉々として自分の好きなように作ったり色んな所に貼ってるのにとても不思議だし正直イライラするし「口出し手出しの多い母親」に見られているのもモヤモヤします。

「こうして！ああして！」という細かい指定をしてこちらが出来ないと癇癪を起こすくらいなら「自分でやりなさい」と思うし何度も言っているのですがやりません。絶対やらない訳でも無いのですが大半の遊びが最終的に「ママがやって」「〜やって」という風になるのでしんどいです。遊びが要求で出来てる感じです。

今の所、要求が始まってこちらがうまく出来ず癇癪を起こしたら「もうおしまいね」と言ってその遊びは終わりにしていますが、こういうのって付き合ってあげた方が良いのでしょうか？

また、この何でもやらせようと指示してくる事について色々調べていると自閉症の子の「巻き込みこだわり」や「愛情不足でどこまで要求に応えてくれるか試している」とでてくるのですが、何か解る方はいらっしゃいませんでしょうか？頻繁に「ママ大好き！」と言ってくる事も気になっており、機嫌の良い時も言ってきますが、息子の要求が多く私がイライラしてきた時も察したように「ママ大好き！」と言ってきます。

そして実は元々発達に不安があり、3ヶ月前の2歳半で市の発達相談に行きました。心理士さんによるヒアリングと息子とちょっとしたやりとりをして「特に何もせず(療育なども必要ない)様子見で良いのでは？」と言われ現在に至ります。

相談の時は、遊びの時に要求や指示してくる事は余り気にして無かったのでヒアリング時にも言いませんでした。

3歳まで様子見と言われましたが、もう一度しっかり診てもらった方が良いのでしょうか？

長くなりましたが、まとめると

要求や指示に関して、付き合ってあげた方が良いですか？癇癪を起こしても最後まで優しくどうして欲しかったのか探るべきでしょうか？
これは「巻き込みこだわり」の一種で、遊びの中で要求や指示が多いのは発達相談で言った方が良かったでしょうか？それとも愛情不足での不安から、色々要求して愛情を確認しているのでしょうか？

因みに3ヶ月前に心理士さんに相談した内容は「抽象的な質問に対してオウム返しが多い、集団で何かするのを嫌がる、初めて何かをするのを嫌がる、頷かない、イヤイヤと癇癪、」などでしたが、相談内容のほぼ全て2歳7ヶ月にはできるようになりました。しかし集団に関してはまだまだで、イヤイヤと癇癪は無くなったわけではないですが徐々にマシにはなっています。

1日中、事あるごとに「イヤ、やらない、違う」と口癖の様に言っており、それだけでもイライラするのですが気持ちを切り替えて楽しめる様にと色々遊びを提案しても「ママが〜」となって結局イライラしてしまい辛いです。

1. なぜ「ママがやって」なのか？考えられる原因と親御さんの気持ち

まず、お子さんが「ママがやって」と言う背景には、いくつかの可能性が考えられます。これらの原因を理解することで、対応策も見えてきます。

完璧主義： 枠の中に綺麗に貼りたい、失敗したくないという気持ちが強く、完璧を求めるあまり、自信がない部分を親に頼ってしまう場合があります。
甘え： 母親に甘えたい気持ちが強く、特定の行動をしてもらうことで愛情を確認しようとしている可能性があります。
模倣： 母親の行動を真似したい、一緒に何かをしたいという気持ちから、結果的に「ママがやって」という要求に繋がることがあります。
発達の可能性： 発達の特性により、特定の行動に対するこだわりが強く、自分の思い通りにならないと癇癪を起こす場合があります。

親御さんの気持ちとしては、

イライラ：常に要求に応えることに疲れてしまい、自分の時間が取れないことへの不満。
不安：発達の遅れや、子育てに対する不安。周りの子供たちとの違いに対する焦り。
罪悪感：要求に応えられないことへの罪悪感や、自分の対応が間違っているのではないかという不安。

これらの感情は、子育てをする上で自然なものです。一人で抱え込まず、専門家や周りの人に相談することも大切です。

2. 具体的な対応策：遊びを通して親子で成長する

お子さんの要求に応えることと、自立を促すことのバランスを取りながら、親子で楽しく遊ぶための具体的な方法を提案します。

2-1. 遊びの準備段階での工夫

選択肢を与える： 「お絵描き」をしたいと言ったら、「何色で描く？」「どんな絵を描きたい？」など、自分で選択できる余地を与え、主体性を促します。
準備を一緒に： 遊びの準備を一緒にすることで、遊びへの期待感を高め、親子のコミュニケーションを深めます。
環境を整える： 遊びに必要な道具を手の届く場所に用意し、すぐに始められるようにすることで、「ママがやって」を減らすことができます。

2-2. 遊び中の対応

部分的に手伝う： 全てをやってあげるのではなく、難しい部分だけをサポートします。「この色を塗るのは難しいね。一緒にやろうか」など、寄り添う姿勢を見せることが大切です。
言葉がけ： 「上手だね！」「すごいね！」など、具体的に褒めることで、自己肯定感を高めます。
見守る： 自分でやりたい気持ちを尊重し、できる限り見守る姿勢も重要です。失敗しても、励ます言葉をかけ、次への意欲を促します。
遊びの終わり方： 癇癪を起こした場合は、落ち着くまで寄り添い、なぜ癇癪を起こしたのかを一緒に考えます。「〇〇が上手くいかなくて悲しかったんだね」など、感情を言葉にしてあげることで、自己理解を深めます。

2-3. コミュニケーションを深める

遊び以外の時間： 抱っこしたり、絵本を読んだり、スキンシップを積極的にとることで、安心感を与え、愛情を伝えます。
子どもの話を聴く： 子どもの話を最後まで聴き、共感することで、信頼関係を築きます。
感謝の気持ちを伝える： 「いつもありがとう」「助かるよ」など、感謝の気持ちを伝えることで、自己肯定感を高めます。

3. 発達の可能性について：専門家との連携を検討

ご相談内容から、お子さんの発達について少し気になる点があります。3ヶ月前に発達相談を受け、様子見ということでしたが、

「ママがやって」という要求が多い
こだわりが強い
集団での活動を嫌がる
癇癪を起こしやすい

これらの点は、発達の特性と関連がある可能性も否定できません。

3歳までは発達が大きく変化する時期ですので、必要に応じて、専門家（医師、臨床心理士など）に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。

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4. まとめ：焦らず、子どものペースに合わせて

今回のケースでは、お子さんの「ママがやって」という要求に対して、

原因を理解し、
具体的な対応策を実践し、
必要に応じて専門家との連携を検討する

ことが重要です。

子育ては、常に試行錯誤の連続です。焦らず、お子さんのペースに合わせて、一緒に成長していくことを楽しんでください。

5. よくある質問（FAQ）

Q1: 要求を全て受け入れるべきですか？

A1: 全てを受け入れる必要はありません。子どもの要求に応えることと、自立を促すことのバランスが大切です。難しい部分だけをサポートし、自分でできることは見守るようにしましょう。

Q2: 癇癪を起こしたときはどうすれば良いですか？

A2: 落ち着くまで寄り添い、なぜ癇癪を起こしたのかを一緒に考えましょう。感情を言葉にしてあげることで、自己理解を深めることができます。「〇〇が上手くいかなくて悲しかったんだね」など、子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

Q3: 発達の相談は、どのタイミングですべきですか？

A3: 3歳までは発達が大きく変化する時期ですので、気になることがあれば、早めに専門家（医師、臨床心理士など）に相談することをお勧めします。定期的な相談も有効です。

Q4: 周りの目が気になります。どうすれば良いですか？

A4: 周りの意見に振り回されず、お子さんとご自身のペースで子育てをすることが大切です。どうしても気になる場合は、信頼できる人に相談し、アドバイスをもらうのも良いでしょう。

Q5: 母親のイライラを抑えるにはどうすれば良いですか？

A5: 自分の時間を確保したり、気分転換になるような趣味を見つけたりすることも大切です。一人で抱え込まず、家族や友人、専門家に相談することも有効です。

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