1歳半の娘の発達、気になる…言葉の遅れや指さし、発達障害の可能性は？専門家が教える、子どもの成長と向き合うヒント

この記事では、1歳半のお子さんの発達について気になるお母様、お父様に向けて、発達の専門家である私が、具体的なアドバイスを提供します。言葉の発達の遅れや指さしの有無、発達障害の可能性について、様々な角度から考察し、ご家庭でできること、専門家への相談のタイミングなど、具体的な情報をお伝えします。

もうすぐ一歳半になる娘が居り、ただ今臨月に差し掛かる妊婦です。数日前に一歳半検診のハガキが届きました(一歳検診はコロナウイルスの為ありませんでした) その中のチェックリストに「指さし」や「指示すると物を取ってくる」などがありびっくりしました。娘はまだ「ママ・パパ・まんま・ばば」くらいしか話せません。ママ以外は認識しているかも曖昧です。ただよく喋ります。何を言ってるのから分からないですが朝起きた時点でよく喋ります。また絵本などを見て指さしはしません。絵本を読んでいてもめくる方が楽しいような感じで取り上げられてしまいます。何か取ってほしいときは目で要求しながら物を指をさしたり、何かしてほしいときは私の背中を押したり手を引っ張って連れて行ったりはします。

娘は生後6ヶ月あたりからずっと私の後ろを後追いしていました。今でも姿が見えなくなったり、ママが居ない！と気付くと泣きます。抱っこもママじゃないとダメな事が多いです。ハイハイが出来るようになるとひとり遊びが出来るようになり1人でもくもくと遊ぶ姿が目立ちました。名前を呼んでも集中しすぎて振り返らない事も多々あります。二人目を妊娠し悪阻で寝込んでいたときも、そこまでグズらず私がしんどい時は1人で遊んでくれていました。ただ、一歳半検診のチェックリスト等を読んでいて「こんな方はご相談を(発達障害など)」という項目に娘があてはまりびっくりしました。

一日のサイクルでは朝10時～11時半まで児童館に行き、お昼ご飯のあと2時間ほどお昼寝し夕方は外をお散歩したり公園に行ったりします。児童館では他の子を気になって追いかけたり(？)、遊んでいるところへ自ら行っておもちゃを取ってしまったりはします。(悪気はなくただそのおもちゃが気になるだけのよう) お友達が滑り台をしているのを見て同じように滑ることもできました。ただ、子供用のミニキッチンの扉をいつまでも開閉したり家でもドアの開閉を何度もします(最近減ってきました) 知り合いのお子さんが検診の際発達障害の診断を受けてショックを受けていたので気になりました。

ちなみに目は合わせてくれます。至近距離ですとそのまま鼻に何度もチュッとしニコニコ笑います(これも何度も) ご飯のとき「乾杯ー！」と言いコップを近づけるとカチンっとしてくれたり、リモコンや電話を耳にあて「あーい」などは言います。後は多分レロレロっとすることから繋がっているのだと思うのですが「りごりごりごりご～！」とよく言います(^_^;)電話の真似をするときも「はい、りご～」と言ったりします(^_^;) 児童館の積み木は2個は積みますが、積んで遊ぶよりラインの上に並べていったりすることがしたいようであまり積み上げません。

長文なうえにまとまらない文で申し訳ないのですが、ここから娘は発達障害の可能性はあると思えますでしょうか？また指さしなどはどのようにして教えればいいか教えて頂けると幸いです。

1. 発達の気になるサイン：焦らず、子どもの個性と向き合う

1歳半のお子さんの発達について、様々な心配事があるかと思います。特に、言葉の発達の遅れや指さしの有無、発達障害の可能性について、多くの保護者の方が悩まれるポイントです。しかし、焦りは禁物です。子どもの発達は個人差が大きく、一概に「遅れている」と判断することはできません。まずは、お子さんの個性を受け止め、成長を温かく見守ることが大切です。

ご相談内容を拝見すると、お子さんは特定の行動に興味を示したり、コミュニケーションを取ろうとしたりする様子が見られます。例えば、大人の真似をしたり、特定の言葉を発したりする点は、発達のポジティブなサインと言えるでしょう。一方で、言葉の数や指さしの有無など、気になる点があるのも事実です。これらの点を踏まえながら、発達の専門家として、具体的なアドバイスをさせていただきます。

2. 言葉の発達：焦らず、遊びを通して言葉を育む

1歳半のお子さんの言葉の発達には、個人差が大きく、まだ「ママ」「パパ」くらいの言葉しか話せないお子さんも珍しくありません。しかし、言葉の遅れが気になる場合は、以下の点を意識して、遊びを通して言葉を育んでいきましょう。

話しかけの工夫

お子さんの目を見て、ゆっくりと話しかけましょう。
絵本を読み聞かせたり、歌を歌ったりするのも効果的です。
お子さんが興味を示したものを言葉で表現してあげましょう。（例：「ワンワンだね！」「赤い車だね！」）

遊びの中での言葉の刺激

積み木を積みながら、「積む」「高い」などの言葉を使いましょう。
おままごとをしながら、「食べる」「美味しい」などの言葉を使いましょう。
体を動かす遊びを通して、「ジャンプ」「走る」などの言葉を覚えさせましょう。

子どもの発語を促す

お子さんが何かを伝えようとしているときは、辛抱強く耳を傾けましょう。
お子さんの発した言葉を繰り返したり、正しい言葉で言い換えたりして、理解を深めましょう。
言葉が出にくい場合は、焦らずに、身振り手振りを交えてコミュニケーションを取りましょう。

言葉の発達を促すためには、日々の生活の中で、楽しく言葉に触れる機会を増やすことが大切です。焦らず、お子さんのペースに合わせて、言葉の世界を広げていきましょう。

3. 指さし：コミュニケーションの第一歩をサポート

指さしは、子どもが自分の興味や関心を相手に伝え、コミュニケーションを始めるための重要な手段です。指さしをしない場合、以下の点を参考に、指さしを促す工夫をしてみましょう。

子どもの興味を引くものを用意する

お子さんの好きな絵本やおもちゃを用意しましょう。
お子さんが興味を示したものに、指をさして名前を教えてあげましょう。（例：「これはリンゴだよ」）

大人の指さしを見せる

お子さんの前で、積極的に指さしをしましょう。
「あれ、何かな？」と問いかけながら、指さしを促しましょう。

指さしをしたら褒める

お子さんが指さしをしたら、大げさに褒めてあげましょう。
「すごいね！」「よくできたね！」などの言葉で、達成感を味わわせてあげましょう。

指さしを促すためには、お子さんが興味を持つものを見つけ、一緒に楽しむことが大切です。焦らず、遊びを通して、指さしの楽しさを教えてあげましょう。

4. 発達障害の可能性：専門家の視点と、早期発見の重要性

ご相談内容からは、発達障害の可能性を完全に否定することはできません。しかし、現時点では、発達障害であると断定することもできません。発達障害の診断は、専門家による詳細な検査と評価が必要です。気になる点がある場合は、専門機関に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。

早期に発達障害に気づき、適切な支援を受けることで、子どもの成長を大きくサポートすることができます。専門機関では、子どもの発達段階に合わせた療育や指導を受けることができます。療育を通して、子どもの得意な部分を伸ばし、苦手な部分を克服するためのサポートを受けることができます。

発達障害の早期発見のためには、以下の点を意識しましょう。

定期的な健診

1歳半健診や3歳児健診など、定期的な健診は必ず受けましょう。
健診では、発達の専門家が子どもの成長をチェックします。
気になる点があれば、積極的に相談しましょう。

専門機関への相談

言葉の発達の遅れ、指さしの有無、その他気になる行動がある場合は、専門機関に相談しましょう。
児童発達支援センター、療育センター、発達外来など、相談できる機関はたくさんあります。
専門家のアドバイスを受け、適切な支援につなげましょう。

子どもの観察

子どもの行動をよく観察し、気になる点があれば記録しておきましょう。
記録は、専門機関に相談する際に役立ちます。

発達障害の可能性について不安を感じている場合は、一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。専門家は、子どもの発達を多角的に評価し、適切なアドバイスを提供してくれます。

5. 児童館での行動：社会性発達のヒント

児童館での行動について、他の子を追いかけたり、おもちゃを取ってしまったりする行動は、社会性の発達段階に見られるものです。この時期の子どもは、まだ社会的なルールを完全に理解しておらず、自分の欲求を優先することがあります。しかし、これらの行動は、社会性を学ぶための第一歩でもあります。

児童館での行動を通して、子どもは以下のことを学びます。

他者との関わり方

他の子どもと遊ぶ中で、コミュニケーション能力や協調性を学びます。
相手の気持ちを理解し、自分の気持ちを伝える方法を学びます。

ルールの理解

順番を守ることや、おもちゃを共有することなど、社会的なルールを学びます。
ルールを守ることで、集団生活に適応する力を身につけます。

感情のコントロール

自分の感情をコントロールする方法を学びます。
我慢することや、気持ちを切り替える方法を学びます。

児童館での行動に対しては、以下の点を意識して、子どもの成長をサポートしましょう。

見守り

子どもの行動を温かく見守り、必要に応じてサポートしましょう。
子どもの安全を確保しつつ、自由に遊ばせましょう。

声かけ

子どもの行動に対して、適切な声かけをしましょう。
「順番に遊ぼうね」「貸してあげようか」などの言葉で、社会性を促しましょう。

模範を示す

大人が、子どもたちの模範となる行動を示しましょう。
優しく接することや、ルールを守る姿勢を見せることで、子どもたちは学びます。

児童館での経験を通して、子どもは社会性を育み、成長していきます。焦らず、子どものペースに合わせて、社会性を育むサポートをしましょう。

6. ご家庭でのサポート：安心できる環境づくり

ご家庭では、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが大切です。安心できる環境は、子どもの発達を促進し、自己肯定感を育む上で重要な役割を果たします。

ご家庭でできるサポートとして、以下の点を意識しましょう。

愛情を伝える

子どもを抱きしめたり、話しかけたりして、愛情を伝えましょう。
子どもの存在を認め、大切に思う気持ちを伝えましょう。

生活リズムを整える

規則正しい生活リズムを整え、睡眠、食事、遊びのバランスを保ちましょう。
生活リズムが整うことで、子どもの心身の健康が促進されます。

遊びの時間を確保する

子どもと一緒に遊ぶ時間を確保し、楽しい時間を共有しましょう。
遊びを通して、子どもの好奇心や探求心を刺激しましょう。

子どもの話をよく聞く

子どもの話をよく聞き、共感する姿勢を示しましょう。
子どもの気持ちを理解し、受け止めることで、自己肯定感を育みましょう。

ご家庭でのサポートは、子どもの成長を支える上で非常に重要です。愛情を持って接し、安心できる環境を整えることで、子どもは健やかに成長することができます。

7. 専門家への相談：適切なタイミングと、相談のメリット

気になる点がある場合は、専門家への相談を検討しましょう。専門家は、子どもの発達に関する知識と経験を持っており、適切なアドバイスを提供してくれます。相談することで、以下のようなメリットがあります。

客観的な評価

専門家は、子どもの発達を客観的に評価し、問題点を明確にします。

具体的なアドバイス

専門家は、子どもの状況に合わせた具体的なアドバイスを提供します。

情報提供

専門家は、子どもの発達に関する最新の情報を提供します。

心のサポート

専門家は、保護者の不安や悩みに寄り添い、心のサポートを提供します。

相談のタイミングとしては、以下のような場合が考えられます。

言葉の発達の遅れが気になる場合
指さしをしない場合
特定の行動に固執する場合
多動性や集中力の欠如が見られる場合
その他、気になる行動がある場合

専門家への相談は、子どもの発達をサポートする上で、非常に有効な手段です。一人で悩まず、専門家に相談し、適切な支援を受けましょう。

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8. まとめ：子どもの成長を信じて、共に歩む

1歳半のお子さんの発達について、様々な心配事があるかと思います。言葉の発達の遅れや指さしの有無、発達障害の可能性など、気になる点はたくさんあるかもしれません。しかし、焦らず、子どもの個性を受け止め、成長を温かく見守ることが大切です。

この記事では、言葉の発達を促す方法、指さしを促す工夫、専門家への相談の重要性など、具体的なアドバイスを提供しました。これらの情報を参考に、お子さんの成長をサポートしてください。

最後に、子どもの成長を信じ、共に歩むことが大切です。子どもの可能性を信じ、愛情を持って接することで、子どもは健やかに成長することができます。応援しています。

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