幼稚園での「できない」問題：発達遅延と環境変化への対応策

この記事では、幼稚園に通うお子さんの「家ではできるのに、幼稚園ではできない」という問題に焦点を当て、その原因を多角的に分析し、具体的な解決策を提案します。発達の遅れや環境の変化にどのように対応していくか、専門家の視点も交えて解説します。

長文失礼します。

今幼稚園年少の息子の事です。

家でできることを幼稚園で何一つしません。

トイレ、食事、着替え、水遊び、

椅子にも座らなく、ただクラスで寝転がってるらしいのです。

家では自分からトイレいかなくちゃ！とパンツを脱いで、家のトイレが高くて嫌な時はおまるを指して
こっちでしなくちゃ！とはりきってトイレをしてくれます。
外出先でも全く問題ありません。

3歳2ヶ月でトイトレを始めて、3ヶ月くらいで問題ない状態になりました。
おねしょもした事はありますが、2回程度でトイレに行かず寝落ちした時などで普段お漏らしする事はありません。

水遊びも週末川に行っては誰よりも大はしゃぎ。
体が冷えても遊んでる子です。

家でのご飯もゆっくりであったり、おもちゃに集中を持っていかれる時もありますが、食べないことはありません。
朝もしっかり食べてくれます。
休日はハンバーガーなどの外食も好きでよく食べます。

私が働いているためそのまま園内の預かり保育をつけているので、トイレを迎えに行く夕方まで我慢されると、勤務中も気が気でなく、在宅勤務後定時ダッシュで迎えに行ってます。

迎えに行くと幼稚園のトイレに私と行き、
すんなりします。

他の先生方にはトイレに行く？と聞かれても行かないと言いながら時々もじもじしてるようです。

そんな状態なので園でも3回程度漏らしていました。

幼稚園の前は保育園にも通っていました。
保育園の先生が当時、
トイレに行く？
と聞けば、行くー！とノリノリでトイレに行っていました。

最近は毎日先生から何もしなかった報告がきます。
家ではできる事だったり、帰ってからやらせてみると辿々しくはありますがやってくれたりします。

元々言葉が遅い子なので、なんで幼稚園やらないの？と聞いても返事はきません。
嫌だ、幼稚園行かない、お弁当食べない、など自分の気持ちは伝えてきます。

言葉の遅い点では、
療育など行くべきか保育園の時から面談で相談していましたが、
保育園の先生は、特にまだ大丈夫。と言われていました。

コロナのせいで3歳8ヶ月にしてようやく行った3歳児検診でも面談をしてくださった方から、
療育に絶対に行く必要はない。確かに言葉は少しゆっくりめだからもしお母さんが心配なら療育に通うために必要な意見書は書けるようにしておく、と言われました。

そんな感じでのどかに過ごしていたら、
幼稚園で上記のような生活なので、先日担任から療育に行くよう提案されました。
現在空きを見つけて来月から週2で通う予定です。

療育に通うにあたり、必要な施設の面談や見学に息子と行っても、その間大人しく良い子にしていました。
（もちろん、知らないところなので帰りたい、などとは言っていましたが）
どちらかというと指示に従ったり（おもちゃ片付けてね等）、プログラムに参加してくれて母親としても成長してるなぁなんて感心したくらいです。

工作や塗り絵も他の子より出来るスピードが遅い子なので、療育に行けるのは今後息子にとって良い事だと思ってる次第なのですが、、、

できることを幼稚園だけやらない。

入園の最初の頃はできていて途中からやらなくなる。

この上記内容が不思議で本当に困ってます。

実際発達遅延は否めませんが、徹底したやらなさぶりに頑なな何かを感じます。

過去現在同じような方いらっしゃいましたら、克服方法や対策などあれば教えてください。

1. なぜ幼稚園で「できない」のか？原因を探る

幼稚園で特定の行動をしない原因は、一つとは限りません。いくつかの可能性を検討し、お子さんの状況に当てはまるものを見つけ出すことが重要です。

1.1. 環境の変化への適応

保育園から幼稚園への環境の変化は、子どもにとって大きなストレスとなることがあります。新しい先生、友達、ルール、そして日々のスケジュール。これら全てが、子どもに不安感を与え、普段の行動を抑制させてしまう可能性があります。

新しい環境への不安： 幼稚園という新しい環境に慣れていないため、安心感を得られず、行動が制限されることがあります。
人間関係の構築： 新しい友達や先生との関係性がまだ築けていないため、積極的に行動を起こすことに抵抗を感じる場合があります。
ルールの理解： 幼稚園のルールがまだ完全に理解できていない、または理解していてもそれに従うことに抵抗がある場合もあります。

1.2. 発達の遅れと自己肯定感

発達の遅れが、幼稚園での「できない」行動に影響を与えている可能性も考慮する必要があります。言葉の発達の遅れや、特定の行動に対する苦手意識が、自己肯定感を低下させ、結果として行動を拒否する原因となることがあります。

言葉の発達の遅れ： 自分の気持ちを言葉でうまく表現できないため、不快感や不安を抱え、行動を拒否することがあります。
苦手意識： 特定の活動（例えば、着替えやトイレ）に苦手意識を持っている場合、それを避けるために行動をしないことがあります。
自己肯定感の低下： 周りの子どもたちとの比較や、うまくできないことへの自己評価の低さから、自信を失い、行動を避けることがあります。

1.3. 心理的な要因

子どもには、言葉では表現できない様々な心理的な要因が影響していることがあります。親の愛情を試す行動や、特定の状況に対する恐怖心などが、行動に影響を与えることがあります。

親への甘え： 幼稚園での行動を通して、親の関心を引きつけようとしている場合があります。
分離不安： 親から離れることへの不安が強く、幼稚園での活動に集中できないことがあります。
恐怖心： 特定の状況（例えば、トイレの音や、先生の指示）に対して恐怖心を感じ、行動を避けることがあります。

2. 具体的な対応策：家庭と幼稚園での連携

幼稚園での「できない」行動に対する効果的な対応策は、家庭と幼稚園が連携し、子どもの状況を理解し、一貫した対応をすることです。

2.1. 家庭でのサポート

家庭では、子どもの自己肯定感を高め、安心できる環境を提供することが重要です。

子どもの話をよく聞く： 幼稚園での出来事について、子どもの話をじっくりと聞き、共感することが大切です。
できたことを褒める： 小さなことでも、できたことを具体的に褒めることで、自己肯定感を高めます。例えば、「今日は自分で着替えられたね！すごい！」など。
遊びを通しての学習： 遊びを通して、着替えやトイレなどの練習を楽しく行いましょう。
幼稚園との連携： 幼稚園の先生と密に連絡を取り、子どもの様子を共有し、家庭での対応について相談しましょう。

2.2. 幼稚園でのサポート

幼稚園では、子どもの特性を理解し、個別の対応をすることが求められます。

子どもの観察： 幼稚園での子どもの行動を注意深く観察し、何が原因で行動をしないのかを把握します。
安心できる環境作り： 子どもが安心して過ごせるような、温かい雰囲気のクラスを作ります。
個別の対応： 子どもの発達段階や特性に合わせた、個別の対応を行います。例えば、トイレに行くことを促す際に、子どもの好きなキャラクターのシールを貼るなど、工夫を凝らします。
保護者との連携： 保護者と密に連絡を取り、家庭での様子を共有し、対応について相談します。

2.3. 療育の活用

療育は、発達に遅れのある子どもたちをサポートするための専門的なプログラムです。療育に通うことで、子どもの発達を促し、幼稚園での行動を改善することができます。

療育の目的： 療育では、子どもの発達を促すための様々なプログラム（遊び、運動、学習など）を提供します。
療育の効果： 療育に通うことで、子どもの自己肯定感が高まり、社会性やコミュニケーション能力が向上し、幼稚園での行動が改善されることが期待できます。
療育の選び方： 子どもの特性やニーズに合った療育施設を選びましょう。事前に見学に行き、施設の雰囲気やプログラム内容を確認することをおすすめします。

3. 成功事例と専門家の視点

同じような状況を乗り越えた親御さんの体験談や、専門家の意見を参考に、具体的な対策を立てましょう。

3.1. 成功事例

以下は、幼稚園での「できない」問題を克服した親御さんの成功事例です。

事例1： 幼稚園でのトイレを嫌がる男の子。母親は、幼稚園の先生と協力し、トイレに行く前に好きな絵本を読み聞かせたり、トイレの後にシールを貼るなどの工夫をしました。その結果、徐々にトイレに行けるようになり、最終的には自らトイレに行くようになりました。
事例2： 幼稚園で着替えを嫌がる女の子。母親は、着替えの際に好きな音楽を流したり、着替えをゲームのように工夫しました。また、幼稚園の先生は、着替えを終えたら褒めてあげることで、女の子の意欲を高めました。
事例3： 言葉の発達が遅れている男の子。母親は、療育に通わせ、言語聴覚士の指導を受けました。療育での訓練を通して、男の子は自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、幼稚園での行動も改善されました。

3.2. 専門家の視点

専門家は、子どもの発達段階や特性を理解し、適切なアドバイスをしてくれます。

小児科医： 子どもの健康状態や発達について、専門的な知識を持っています。必要に応じて、発達検査や専門機関への紹介をしてくれます。
臨床心理士： 子どもの心理的な問題について、専門的な知識を持っています。子どもの心の状態を把握し、適切なカウンセリングやアドバイスをしてくれます。
保育士： 子どもの保育に関する専門家です。幼稚園での子どもの様子を観察し、具体的なアドバイスをしてくれます。
言語聴覚士： 言葉の発達に関する専門家です。言葉の発達の遅れがある子どもに対して、専門的な訓練や指導をしてくれます。

4. まとめ：子どもの成長を信じて、焦らず見守りましょう

幼稚園での「できない」問題は、子どもにとって大きなストレスとなるだけでなく、親にとっても心配の種です。しかし、焦らずに、子どもの状況を理解し、家庭と幼稚園が連携して、適切なサポートを提供することで、必ず解決できます。

子どもの成長を信じ、温かく見守りながら、一緒に乗り越えていきましょう。そして、困ったときは、専門家や周りの人に相談し、一人で抱え込まないようにしましょう。

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