アパート退去費用、どうすればいい？ 12年間の賃貸トラブルと解決策を徹底解説
アパート退去費用、どうすればいい？ 12年間の賃貸トラブルと解決策を徹底解説
この記事では、賃貸物件の退去費用に関する悩みを抱えるあなたのために、具体的な解決策を提示します。特に、築年数の古い物件での修繕費用、故意による破損と経年劣化の区別、大家さんとの交渉術、そして費用負担を軽減するための方法について、詳細に解説します。あなたの状況に合わせて、最適な選択ができるように、専門的な知識と実践的なアドバイスを提供します。
教えて下さい、助けて下さい。お願い致します。
アパート退去費用について、詳しい方 大まかで構いませんのでおおよその費用や金額負担を教えて下さい。
築年数52年、木造建築、間取り1k、家賃4万前後
住んでいる年数は12年程になります。
敷金は恐らく4万程度しか入れておりません。
お風呂場とトイレが一緒になっているユニットバス式です。
母親と弟と私の3人で1kの狭いアパートに暮らしていました(今は母親と弟のみ住んでます)。
そろそろ弟が家を出るということでこれを機に母親も引越しを考えているそうなのですが、私が家を出てからというもの弟が反抗期に入り、家のありとあらゆるものを破壊してしまった為 修繕費用が幾らかかるか分からずボロボロの家から出る事が出来ない…と母親に泣いて相談されました。
以下、破損状況等になります。
- エアコン → 故意ではなく恐らく年数が経ち自然に壊れてしまった (リモコンとエアコンが直接くっ付いている古いタイプ)
- 部屋の電気 → 弟が引っ張った際に破損 (電気と紐が天井に直接くっ付いている古いタイプ)
- 部屋の床 → 所々 剥がれていたり日焼けがあったり水でカビてしまっている (フローリングで分厚い感じの板)
- 部屋の壁紙 → 落書きや煙草のヤニで全て黄色(故意)
- 部屋の壁 → 弟が殴ったり蹴ったりして穴を開けてしまって壁紙の奥の分厚い板？の様な物まで穴が空いてしまっている(故意)
- 部屋の窓 → 弟が殴り完全に破壊、片方の窓はあるがもう片方の窓は枠組みごと外に落下し粉々に(故意) (スモークの様な特殊っぽい窓ガラスでした)
- 部屋のドア → 恐らく年数が経ち自然にキーキーと音が鳴るようになってしまっている
- 台所の換気扇 → 恐らく年数が経ちバラバラバラ…とヘリコプターの様な不思議な音が鳴るようになってしまっている
- 台所の床 → 部屋と同じ素材で 所々剥がれていたりカビて腐ってしまっているような状況
- 台所の壁 → 部屋と同じく弟が殴ったり蹴ったりして壁紙の奥の板まで穴を開けてしまっている(故意)
- 台所の壁紙 → 部屋と同じくヤニ汚れや落書き(故意)
- お風呂場の排水溝の蓋 → 踏んで壊れた(故意)
- お風呂場のタオルなどを掛ける手すり → 理由は不明だがいつの間にか取れて壊れてしまった
- お風呂場のドア → 取っ手が壊れ、ドア自体の表面のガラス？のような部分が割れてしまっている(恐らく故意)
- お風呂場の換気扇 → 恐らく年数が経ち自然に壊れてしまった
- お風呂場の電気 → いつの間にかつかなくなってしまった(電球を取り替えたりしても付かない)
- トイレの蓋 → 弟が上に乗って破壊(故意)
これ以外にも小さな傷や割れ、汚れ等を含めると数え切れないほどあります。
特に大きく破損している部分は部屋とお風呂場だと思います。
母親曰く、ユニットバスタイプは壊すと100万くらい治すのに掛かってしまうかもしれない…大家さんに話すのが怖い、どうしようもできない、助けて…との事なのです。
父親が幼くして借金を作り蒸発して、母親が一人手で私と弟を育ててくれました。
弟は随分とひねくれてしまったものの…今年 無事就職し、立派な会社員になりました。
母親の収入は月12万程度しかなく、生活するのも一苦労なので 修繕費用は私が出してあげたいと思ったのですが 私はもう既に家庭がある身なので200万などと言われると到底出せません…。
ネットでいっぱい調べて、何年以上住むと床の破損は大家さん持ち！とか書いてあったのですが、その他 沢山の破損があって…どうしたらいいのかわかりません。
上の文を見て頂き、おおよその修繕費用が分かる方
もしくは こういった建物の修繕や見積もりなどに詳しい業者？の様な方をご存知でしたら教えて下さい。
支離滅裂な文章でごめんなさい。 宜しくお願い致します(´；ω；｀)
1. 退去費用の基本：何が自己負担になるのか？
賃貸物件の退去費用は、大きく分けて「原状回復費用」と「通常損耗」に分類されます。原状回復費用とは、入居者の故意または過失によって生じた損傷を修復するための費用です。一方、通常損耗とは、通常の生活によって生じる劣化や損耗のことで、これは基本的に大家さんの負担となります。
- 原状回復費用： 故意による破損、タバコのヤニ、落書き、ペットによる傷など、入居者の責任によるもの。
- 通常損耗： 日常生活での使用による壁紙の変色、床の傷、設備の自然な劣化など。
今回のケースでは、弟さんの故意による破損が多数あるため、原状回復費用が高額になる可能性があります。しかし、築年数が古い物件であること、自然な劣化も存在する可能性があることから、費用の内訳を明確にすることが重要です。
2. 破損状況の詳細分析と費用概算
具体的な破損状況を一つずつ見ていきましょう。それぞれの修繕費用と、誰が負担すべきかを検討します。
- エアコン： 自然故障であれば、大家さんの負担となる可能性が高いです。ただし、古いタイプのエアコンであるため、交換費用はそれほど高額ではないかもしれません。
- 部屋の電気： 弟さんが引っ張って破損した場合は、原状回復費用として自己負担になります。電気工事の費用は、数千円から数万円程度です。
- 部屋の床： 12年間居住している間に生じたフローリングの剥がれや日焼け、カビは、通常損耗とみなされる可能性があります。ただし、弟さんの故意による破損が原因であれば、一部は自己負担となる可能性があります。部分的な補修であれば、数万円程度で済むこともあります。
- 部屋の壁紙： 落書きやタバコのヤニは、原状回復費用として自己負担になります。全面張り替えとなると、数十万円の費用がかかる可能性があります。
- 部屋の壁： 弟さんが殴ったり蹴ったりして開けた穴は、原状回復費用として自己負担になります。壁の補修費用は、穴の大きさや補修方法によって異なりますが、数万円から十数万円程度かかることもあります。
- 部屋の窓： 弟さんが殴って破壊した窓は、原状回復費用として自己負担になります。窓の交換費用は、窓の種類や大きさによって異なりますが、十数万円以上かかる可能性があります。
- 部屋のドア： 自然な劣化によるキーキー音は、大家さんの負担となる可能性が高いです。
- 台所の換気扇： 自然故障であれば、大家さんの負担となる可能性が高いです。
- 台所の床： 部屋の床と同様に、通常損耗とみなされる可能性があります。
- 台所の壁： 部屋の壁と同様に、弟さんの故意による破損は、原状回復費用として自己負担になります。
- お風呂場の排水溝の蓋： 弟さんが踏んで壊した場合は、原状回復費用として自己負担になります。
- お風呂場のタオルなどを掛ける手すり： 理由が不明な場合は、大家さんと相談してどちらが負担するかを決定します。
- お風呂場のドア： 弟さんの故意による破損は、原状回復費用として自己負担になります。
- お風呂場の換気扇： 自然故障であれば、大家さんの負担となる可能性が高いです。
- お風呂場の電気： 自然故障であれば、大家さんの負担となる可能性が高いです。
- トイレの蓋： 弟さんが上に乗って破壊した場合は、原状回復費用として自己負担になります。
これらの破損状況を総合的に判断すると、修繕費用は数十万円から100万円を超える可能性も否定できません。ただし、築年数や入居期間、破損の程度によっては、費用が減額されることもあります。
3. 大家さんとの交渉術：費用負担を減らすために
退去費用を巡るトラブルを避けるためには、大家さんとの事前のコミュニケーションが重要です。以下の点を意識して、交渉を進めましょう。
- 現状の把握： 退去前に、破損状況を写真や動画で記録しておきましょう。
- 見積もりの取得： 修繕費用を見積もりしてもらい、内訳を詳細に確認しましょう。不明な点があれば、必ず質問しましょう。
- 交渉の余地：
- 経年劣化の主張： 築年数の古さから、通常損耗とみなされる部分については、費用負担を拒否することができます。
- 過失割合の交渉： 故意による破損であっても、一部は経年劣化によるものと主張することで、費用を減額できる可能性があります。
- 修繕方法の提案： 全面的な修繕ではなく、部分的な補修やDIYでの修繕を提案することで、費用を抑えることができます。
- 専門家の活用： 不安な場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することも検討しましょう。
4. 費用負担を軽減するための具体的な対策
退去費用を少しでも減らすためには、以下の対策を講じましょう。
- 敷金の活用： 敷金から修繕費用を差し引くことができます。敷金が不足する場合は、追加で費用を支払うことになります。
- 火災保険の確認： 加入している火災保険で、一部の破損が補償される場合があります。保険会社に確認してみましょう。
- 原状回復ガイドライン： 国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、費用負担の妥当性を確認しましょう。
- 連帯保証人との相談： 弟さんが未成年だった場合、連帯保証人に費用の一部を請求できる可能性があります。
5. 専門家への相談とサポート
今回のケースでは、修繕費用が高額になる可能性があり、大家さんとの交渉も難航する可能性があります。専門家への相談を検討しましょう。
弁護士や不動産鑑定士に相談することで、法的なアドバイスや適切な修繕費用の算出、大家さんとの交渉をサポートしてもらうことができます。また、賃貸トラブルに詳しい専門業者に相談することも有効です。専門業者は、修繕の見積もりや費用交渉、さらには修繕工事の実施までサポートしてくれます。
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6. 退去費用の見積もりと業者選びのポイント
修繕費用を見積もる際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。以下のポイントを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
- 見積もりの詳細さ： 修繕箇所、材料、工法、費用が具体的に記載されているかを確認しましょう。
- 業者の実績： 賃貸物件の修繕経験が豊富で、実績のある業者を選びましょう。
- 口コミや評判： 業者の評判をインターネットや知人から確認しましょう。
- 保証の有無： 修繕後の保証がある業者を選びましょう。
見積もりを比較する際には、費用だけでなく、修繕内容や保証内容も考慮しましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、適正な費用相場を把握し、費用交渉の材料にすることができます。
7. 弟さんの就職と今後の生活
弟さんが就職されたことは、ご家族にとって大きな喜びです。しかし、今回の破損状況を見ると、弟さんの精神的なケアも重要です。専門家のサポートを受けながら、弟さんの心のケアも行いましょう。また、弟さんが経済的に自立することで、修繕費用の一部を負担してもらうことも検討できます。
8. まとめ：賢く退去費用を抑え、新たな生活へ
今回のケースでは、高額な修繕費用が発生する可能性がありますが、適切な対応と交渉によって、費用負担を軽減することができます。まずは、現状を正確に把握し、専門家のアドバイスを受けながら、大家さんとの交渉を進めましょう。そして、弟さんの就職を機に、新たな生活をスタートさせてください。
今回の問題は、退去費用だけでなく、家族の絆や今後の生活設計にも影響を与える可能性があります。焦らず、冷静に、そして積極的に行動することで、必ず解決の道が開けます。応援しています。
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