ADHDの弟との関係でモヤモヤ…気持ちを楽にするためのキャリア的視点

この記事では、ADHDの弟との関係で生じる様々な感情、特に「なぜ自分だけ…」というモヤモヤ感に焦点を当て、キャリア支援の専門家としての視点から、その感情を理解し、より楽になるための具体的な方法を提案します。不登校、ゲームへの過度な依存、兄弟間の対立といった問題を通して、自己肯定感を高め、前向きな気持ちで日々を過ごせるようにサポートします。

突然ですが、私(17歳長子/女)の小学4年の末弟はADHDです。年齢に釣り合わない幼稚な部分が多々あるためいまは学校にも行っていません(給食だけでも食べに行ってみよう？と声をかけると不機嫌になり癇癪を起こします)。不登校については理由は違いますが私も不登校だったので特に何も言っていないのですが、末弟のゲームへの異様な執着に困り果てています。

「ゲームは1時間まで」とか「勉強をしてからゲームをする」とか「もう終わりにしようと声をかけたらゲームをやめる」など簡単なルールを私含めた姉弟全員に課しているのですが末弟だけが全然守ってくれません。守ってくれないだけなら百歩譲ってまだ良いのですがそれに対して上の弟(中1)がキレはじめるのです。「なんでお前だけずっとやってるんだ！」「お前だけずるい」などめっちゃキレます。それで渋々やめても今度はスマホでゲームをしだして平気で2、3時間は没頭してしまいます。

中1の弟はその末弟が家にいてずっとゲームをやっている事が不満、妬ましくて中学校に行っていません。

話が逸れましたが、末弟は自分の都合が悪くなったり、機嫌が悪くなると癇癪を起こして暴れます。それはもう、誰かが命を落としかねないレベルで大暴れするので末弟に強く言うことも出来ずにモヤモヤしています。止めに入った母が胸に大あざを作るほど人を蹴ったり、マグカップを人に向かって投げたり、気に入ったのが無かったからと店の商品を棚から落としたり、外へ飛び出して側溝に隠れたりします。薬を飲んでるおかげでいまはこれらがだいぶ減りましたが、姉の私としては末弟のご機嫌取りをしてばっかなのが何となく、嫌だなと思ってしまいます。

両親から末弟の状態についてはかなり詳しく伝えられていて頭では理解していますが、どうしてもただのわがままにしか見えません…

私が先輩からのいじめで不登校だったとき、当時まだ理解のなかった両親から「学校に行け」と引きずってでも連れていかれたり、いじめてきた先輩と半ば強引に無理やり和解させられたりしてすごく気を病んで、自殺未遂までしていました。両親の状況や環境、考え方が変わったとはいえ、私からしたらほんとしょうもない理由で学校行ってない末弟が両親に優しくされている(仕方の無いことだけど)のを見て一番両親に優しくされたかった時に冷たくあたられた自分と比較して勝手に羨んでいるから末弟の態度が気に入らないのかなとも思っています。

末弟のゲームの態度に限った話ではないんですがこういう時、どのように考えたら気が楽になるでしょうか？最近は末弟の幼稚な態度や両親の末弟への甘やかしにも見える接し方に常に腹が立っている状態です。もう親に甘えるような年齢でもないですがなんかこう、なんでお前だけ！みたいな感じがあります。でも、末弟は本当はとても優しい子なんです。こんなどうしようもない理由で末弟に冷たくしてしまう自分が情けないです。ADHDのことはある程度理解しているつもりです。皆様のご意見をおきかせ下さい。

長文、乱文ではありますがよろしくお願いします

ご相談ありがとうございます。ADHDの弟さんとの関係、そしてご自身の過去の経験からくる複雑な感情について、深く理解し、寄り添いたいと思います。この問題は、単に家族間の問題として片付けるのではなく、自己肯定感や自己理解、そして将来のキャリア形成にも影響を与える可能性があります。この記事では、あなたのモヤモヤを解消し、より楽な気持ちで毎日を過ごせるよう、具体的なアドバイスを提供します。

1. 感情の整理：なぜ「モヤモヤ」するのか？

まず、あなたの「モヤモヤ」の根本原因を理解することから始めましょう。それは、以下の3つの要素が複雑に絡み合っていると考えられます。

過去の経験との比較：ご自身が不登校だった際の親御さんの対応と、現在の弟さんへの対応の違いに対する「不公平感」。「なぜ私だけ…」という感情は、過去の傷つき体験が影響し、より強く感じられることがあります。
ADHDに対する理解と葛藤：ADHDの特性を理解している一方で、弟さんの行動が「わがまま」に見えてしまうという葛藤。理解しようと努力するほど、そのギャップに苦しむことがあります。
将来への不安：弟さんの問題が解決しないことへの不安、そしてそれが将来のあなたの生活にどう影響するのかという漠然とした不安。これは、キャリア形成や人間関係にも影響を与える可能性があります。

これらの感情を整理し、客観的に見つめることが、第一歩です。感情を否定せず、「そういう感情になるのは当然だ」と受け入れることから始めましょう。

2. 自己肯定感を高める：過去の傷を癒す

過去の経験が現在の感情に大きな影響を与えている場合、過去の傷を癒すことが重要です。以下の方法を試してみてください。

自己肯定的な言葉をかける：「あの時は辛かったけど、私はよく頑張った」など、自分自身を認め、褒める言葉を意識的に使いましょう。鏡の前で自分に話しかけるのも効果的です。
過去の自分を理解する：なぜあの時、つらい思いをしたのか、どんな感情を抱いていたのかを具体的に言語化してみましょう。ノートに書き出す、信頼できる人に話すなど、アウトプットすることが大切です。
専門家のサポートを受ける：カウンセリングやセラピーは、過去の傷を癒し、自己肯定感を高めるための有効な手段です。専門家のサポートを受けながら、感情を整理し、新たな視点を得ることができます。

過去の経験を乗り越えることは、自己理解を深め、自己肯定感を高めることにつながります。これは、将来のキャリア形成においても、大きな強みとなります。

3. ADHDの理解を深める：弟さんとの関係を改善する

ADHDの理解を深めることは、弟さんとの関係を改善し、あなたのストレスを軽減するために不可欠です。以下の情報を参考に、ADHDの特性をより深く理解しましょう。

ADHDの特性：ADHDの人は、衝動性、多動性、不注意などの特性を持っています。例えば、ゲームへの過度な執着は、衝動性や集中力の問題と関連している可能性があります。
具体的な対応策：
- ルールを明確にする：「ゲームは1時間まで」というルールだけでなく、「ゲームをする前に宿題を終わらせる」など、具体的な行動を促すルールも設定しましょう。
- 視覚的なサポート：タイマーを使ってゲーム時間を可視化したり、タスクをリスト化して整理するなど、視覚的なサポートを取り入れましょう。
- 褒める：ルールを守れたときには、具体的に褒めることで、モチベーションを高めましょう。「今日はちゃんと宿題してからゲームしたね！すごいね！」など、行動を具体的に褒めることが大切です。
- 専門家との連携：必要に応じて、医師や専門家（臨床心理士など）に相談し、適切なアドバイスやサポートを受けましょう。
親御さんとの連携：親御さんと協力し、一貫した対応をすることが重要です。定期的に話し合い、情報共有を行い、同じ方向を向いて弟さんをサポートしましょう。

ADHDの特性を理解し、適切な対応をすることで、弟さんの行動を理解しやすくなり、あなたのストレスも軽減されます。また、弟さんの成長をサポートすることで、あなた自身の自己肯定感も高まるでしょう。

4. 兄弟間の問題への対処：中1の弟さんへの対応

中1の弟さんの不満や妬みに対処することも重要です。以下の方法を試してみてください。

感情を理解する：「お兄ちゃんも、弟がゲームばかりしているのを見て、イライラする気持ち、よくわかるよ」など、弟さんの感情を理解する姿勢を示しましょう。
対話の機会を作る：兄弟間で話し合う機会を作り、それぞれの気持ちを伝え合う場を設けましょう。第三者（親御さんなど）が仲介することも有効です。
公平性を意識する：兄弟間で公平性を意識し、不満が出ないように配慮しましょう。例えば、ゲーム時間や宿題のルールを明確にし、平等に適用するなど。
個別の時間を作る：それぞれと個別に時間を過ごし、それぞれの興味や関心事を共有する時間を作りましょう。

兄弟間の問題を解決することは、家族全体の調和を保ち、あなた自身の精神的な安定にもつながります。

5. キャリア形成への影響：自己理解を深め、強みに変える

今回の経験は、あなたの将来のキャリア形成にも大きな影響を与える可能性があります。この経験を通して得た学びを、強みに変えるために、以下の点を意識しましょう。

コミュニケーション能力：家族とのコミュニケーションを通して、相手の気持ちを理解し、伝える能力が向上します。これは、仕事においても非常に重要なスキルです。
問題解決能力：家族の問題を解決するために、様々な方法を試行錯誤することで、問題解決能力が磨かれます。
共感力：ADHDの弟さんの気持ちや、過去の自分の経験を通して、他者の気持ちに寄り添う共感力が養われます。
自己管理能力：ストレスを管理し、感情をコントロールする能力が向上します。

これらのスキルは、どのような職種においても役立ちます。自己理解を深め、これらのスキルを意識的に磨くことで、あなたのキャリアはさらに発展するでしょう。

6. 具体的なキャリアプランの検討：あなたの強みを活かす

あなたの強みを活かせるキャリアプランを検討しましょう。以下は、その一例です。

福祉・医療分野：ADHDや発達障害を持つ人々を支援する仕事。
- ソーシャルワーカー：相談業務や、関係機関との連携を行います。
- 精神保健福祉士：精神疾患を持つ人々の社会復帰を支援します。
- 保育士・教師：発達障害を持つ子どもたちの成長をサポートします。
カウンセリング・心理学分野：
- 臨床心理士：心の悩みを持つ人々のカウンセリングを行います。
- キャリアコンサルタント：個人のキャリアに関する相談を行います。
教育分野：
- 特別支援教育の教師：特別なニーズを持つ子どもたちの教育を行います。

これらの職種は、あなたの経験や強みを活かせる可能性が高いです。自己分析を行い、興味のある分野について調べてみましょう。

7. 周囲への相談：頼れる人に話す

一人で抱え込まず、周囲の人に相談することも重要です。信頼できる友人、家族、専門家などに話を聞いてもらいましょう。

家族：親御さんや他の兄弟姉妹に、あなたの気持ちを伝えてみましょう。
友人：信頼できる友人に、悩みを打ち明けてみましょう。
専門家：カウンセラーやキャリアコンサルタントに相談し、客観的なアドバイスを受けましょう。

誰かに話すだけでも、気持ちが楽になることがあります。また、客観的な視点からのアドバイスを得ることで、新たな解決策が見つかることもあります。

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8. まとめ：前向きな一歩を踏み出すために

ADHDの弟さんとの関係、過去の経験、そして将来への不安。これらの複雑な感情を抱えながら、あなたは懸命に生きています。今回の記事で提案した方法を参考に、自己理解を深め、自己肯定感を高め、そして前向きな一歩を踏み出してください。あなたの努力は、必ず報われます。

感情の整理：自分の感情を客観的に見つめ、理解することから始めましょう。
自己肯定：過去の傷を癒し、自己肯定感を高めましょう。
ADHDの理解：ADHDの特性を理解し、弟さんとの関係を改善しましょう。
兄弟間の問題：兄弟間の問題を解決し、家族全体の調和を保ちましょう。
キャリア形成：自己理解を深め、強みを活かせるキャリアプランを検討しましょう。
周囲への相談：一人で抱え込まず、頼れる人に相談しましょう。

このプロセスを通して、あなたは自己成長を遂げ、より豊かな人生を送ることができるはずです。応援しています。

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