ソウル在住、元日系企業社員が直面する、退職後の誹謗中傷とキャリアへの影響：法的手段とメンタルヘルスを徹底解説

この記事では、ソウル在住の元日系企業社員であるあなたが直面している、退職後の誹謗中傷という深刻な問題について、具体的な解決策とキャリアへの影響を考慮しながら解説します。過去の性的被害、会社との対立、そして現在の誹謗中傷という複合的な問題に対し、法的手段、メンタルヘルスケア、そして今後のキャリア戦略という三つの側面からアプローチしていきます。あなたの置かれている状況を理解し、具体的な行動計画を立てるための情報を提供します。

現在韓国、ソウル在住です。2016年7月中旬に、私はソウルに位置する日系の不動産会社に就職しました。入社してすぐ、引き継ぎの挨拶を兼ねた接待の帰り（こちらは前任者と私、先方は2名来るところが1名の参加）取引先の担当者から強姦被害を受けました。当時は、ほぼ休みのない日本語教師の生活からやっと念願の日系企業に転職できて、これからまた心機一転頑張っていこうと思っていた矢先の出来事で、また、会社にビザも発給してもらっていたので（後になって不法をいうことがわかりましたが）何かトラブルを起こしてビザが無くなる不安から、会社には軽いわいせつ行為を受けたとの報告のみをしました。

強姦被害を受けたと恥ずかしくて言えなかったことももちろんありますし、また、加害者の奥さんや子供のことも考え、私一人が我慢すればいいのだとその時は我慢しようと考えたことも直ぐに訴えなかった理由にあります。

しかし、2016年9月末、次は同じ相手に強姦未遂の被害を受けました。流石に2回目が起こったこと、立場を利用してそのような行為を私にしてくるのであれば同じような被害を受けたことがある人がいるかもしれない、もしくはこれから被害に合う人が出てくるかもしれないと思い、この時初めて会社に正式的に被害を受けたこと（2回目のことについて）を報告しました。

会社側は、加害者にすぐ連絡してくれ、担当者を私から男性社員に変更、そして、裁判等起こすなら日本本社が手伝ってくれる、日本本社の担当者は女性で、韓国側の窓口にも女性をつける、安心しろと言われ、報告書の作成を指示されました。（報告書は韓国人男性である代表は見ないとの話しでした。）そこで初めて強姦被害にあったことも書いて報告したのですが、内容があまりにも酷すぎて、これを会社ぐるみで対応するには私にとって辛いだろうから裁判をするなら個人でしろと言われました。会社として協力しない代わりに、韓国側で女性社員をサポートとしてつけてくれました。その後は相談窓口に行き、警察に行き、裁判も一審、二審と進め、2019年1月29日、加害者には実刑の判決が下され、現在相手は実刑中です。

その過程で私は転職をし、今に至っているわけですが、退職後、その会社の代表が私の事をあることないこと周りに言いふらしていることがわかりました。私が前の会社を辞めたのは、この事件のことと、当時1日4時間程度の睡眠という過酷な状態で精神的にも体力的にも辛かったことから、契約期間が切れる前に延長意思がないことを会社側に伝えて退職しています。それにも関わらず、周りにはクビにしたと言いふらされ、上記事件のことも、私が友達同士で飲みに行き、お互い合意の下でそのような行為をしたのにも関わらず私が裁判を起こし、相手の家庭が崩壊した（実際離婚したのは実刑判決後暫くしてから）等まで言われていました。

ここまでは我慢していたのですが、ある日突然加害者の親戚という人から連絡が来て、加害者を許してくれ、家族を助けてくれと何度も何度も言われました。確かな証拠はないですが、韓国の警察に確認してもらったところ、前の会社の代表が私の個人情報を勝手にその加害者の親戚に流していたようです。その親戚の対応をしているうちに、前の会社が日本本社に事件の内容を報告したということも嘘なのではないかと考えるようになりました。

事実を確認しようと日本本社にいる方に連絡を取ったら、その人が韓国の代表に連絡し、それを知った前の会社の代表は今の会社の私の上司を呼び出し、これ以上私が何かするのであれば、今の会社の代表も呼び出して営業妨害としてクレームを入れる、それでも聞かないのであれば日本本社にも連絡をすると脅してきました。

上司が呼び出された際、前の会社の代表に事件の報告書について確認してくれたのですが、日本本社に報告するには自分も報告書を作成する必要があり、それが面倒くさいから提出しなかったと証言したとのことでした。今までずっと報告してきたとばかり信じていたのに、しかも裁判でも私の当時書いた報告書を提出し、証言台にまで立っていたのに、それが全て嘘だとわかり、私は今怒りでどうしようもない状態です。

私はこれらのことを黙認するのが今後の私にとっても得策なのでしょうか。大体この件は前の会社と私個人の問題であり、今の会社にクレームを入れられる意味もわかりません。やっと長い長い、異国の地での裁判が終わり、ひと段落したと思ったらこのような状態です。前の会社の代表から、あることないこと言われているのであれば、私の口から事実を伝えたく、取り留めのない内容をここに書きました。幸い、今の会社はそのような面では理解があり、色々とサポートしてくれています。

もし良い対処法があれば皆様のお知恵を拝借いたしたく、何卒宜しくお願いいたします。

1. 現状の整理と問題の本質

まず、あなたの置かれている状況を整理しましょう。あなたは、過去の性的被害、会社との対応の不備、そして退職後の誹謗中傷という、非常に複雑な問題を抱えています。これらの問題は、あなたの精神的な健康、キャリア、そして生活全体に深刻な影響を与えています。特に、過去の性的被害に関する情報は、デリケートであり、慎重な対応が求められます。また、現在の会社に不当な圧力がかかっている状況も、早急に対処する必要があります。

問題の本質は、以下の3点に集約されます。

過去の性的被害と、それに対する会社側の不適切な対応。 この問題は、あなたの精神的なトラウマを悪化させ、社会的な信頼を損なう可能性があります。
退職後の誹謗中傷と、それによるキャリアへの影響。 根拠のない噂が広まることで、あなたの評判が傷つき、今後の転職活動やキャリアアップに悪影響を及ぼす可能性があります。
現在の会社への圧力と、それに対する対応。 前の会社の代表からの圧力は、あなたの現在の職場環境を悪化させ、精神的な負担を増大させる可能性があります。

これらの問題を解決するためには、法的手段、メンタルヘルスケア、そしてキャリア戦略という三つの側面からアプローチする必要があります。

2. 法的手段の検討

まず、法的手段について検討しましょう。あなたの状況は、法的観点からも複数の問題を含んでいます。具体的には、以下の点が考えられます。

名誉毀損・侮辱： 前の会社の代表による誹謗中傷は、あなたの名誉を毀損し、侮辱行為に当たる可能性があります。
個人情報保護法違反： 前の会社の代表が、加害者の親戚にあなたの個人情報を漏洩した事実は、個人情報保護法に違反する可能性があります。
業務妨害： 前の会社の代表が、現在の会社に圧力をかけている行為は、業務妨害に当たる可能性があります。

これらの法的問題を解決するために、以下のステップを踏むことをお勧めします。

2-1. 弁護士への相談

まずは、韓国の弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることが重要です。弁護士は、あなたの状況を詳細に分析し、法的手段の可能性を検討します。具体的には、名誉毀損訴訟、個人情報保護法違反に基づく訴訟、業務妨害に対する訴訟などを検討することができます。弁護士は、証拠の収集、訴状の作成、裁判手続きの代行など、必要なサポートを提供します。

弁護士を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

専門分野： 性的被害、名誉毀損、個人情報保護に関する専門知識を持つ弁護士を選ぶことが望ましいです。
経験： 同様の案件を扱った経験が豊富な弁護士を選ぶことで、より適切なアドバイスとサポートを受けることができます。
コミュニケーション能力： あなたの状況を理解し、親身になって相談に乗ってくれる弁護士を選ぶことが重要です。

2-2. 証拠の収集

法的手段を講じるためには、証拠の収集が不可欠です。証拠は、あなたの主張を裏付けるために必要であり、裁判の行方を左右する重要な要素となります。具体的に収集すべき証拠としては、以下のようなものが挙げられます。

誹謗中傷の内容： どのような内容の誹謗中傷が、誰によって、どのように行われたのかを記録します。具体的には、SNSの投稿、メール、メッセージのやり取り、口頭での発言などを記録します。可能であれば、録音や録画を行い、証拠として保存します。
個人情報の漏洩に関する証拠： 前の会社の代表が、加害者の親戚にあなたの個人情報を漏洩した事実を証明するための証拠を収集します。具体的には、加害者の親戚とのやり取り、前の会社の代表とのやり取り、警察の捜査記録などを収集します。
会社への圧力に関する証拠： 前の会社の代表が、現在の会社に圧力をかけている事実を証明するための証拠を収集します。具体的には、上司との会話記録、メールのやり取り、その他の関連資料を収集します。
退職理由に関する証拠： 会社を退職した理由が、性的被害や過重労働によるものであったことを証明するための証拠を収集します。具体的には、診断書、退職時の合意書、同僚の証言などを収集します。

2-3. 告訴・訴訟の提起

弁護士と相談し、証拠を収集した上で、告訴または訴訟を提起します。告訴は、刑事事件として捜査を求める手続きであり、訴訟は、民事上の損害賠償を求める手続きです。あなたの状況に応じて、告訴と訴訟の両方を提起することも可能です。告訴が受理されれば、警察が捜査を行い、加害者が起訴される可能性があります。訴訟が認められれば、あなたは損害賠償を請求することができます。

3. メンタルヘルスケアの重要性

次に、メンタルヘルスケアについて考えましょう。過去の性的被害、会社との対立、そして現在の誹謗中傷は、あなたの精神的な健康に深刻な影響を与えています。これらの問題を乗り越えるためには、適切なメンタルヘルスケアが不可欠です。

3-1. 専門家への相談

まずは、精神科医、カウンセラー、または心理療法士などの専門家に相談しましょう。専門家は、あなたの心の状態を評価し、適切な治療やカウンセリングを提供します。具体的には、トラウマ治療、認知行動療法、支持療法などを受けることができます。専門家との面談を通して、あなたの感情を整理し、問題解決のための具体的な方法を学ぶことができます。

専門家を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

専門分野： トラウマ、性的被害、ハラスメントに関する専門知識を持つ専門家を選ぶことが望ましいです。
経験： 同様のケースを扱った経験が豊富な専門家を選ぶことで、より適切なアドバイスとサポートを受けることができます。
相性： あなたの気持ちを理解し、安心して話せる専門家を選ぶことが重要です。

3-2. サポートグループの活用

同じような経験を持つ人々のサポートグループに参加することも、有効な手段です。サポートグループでは、あなたの悩みや苦しみを共有し、他の参加者から共感やアドバイスを得ることができます。また、情報交換を通じて、問題解決のためのヒントを得ることもできます。サポートグループは、あなたの孤独感を軽減し、心の支えとなるでしょう。

3-3. ストレス管理とセルフケア

日常生活において、ストレスを管理し、セルフケアを行うことも重要です。ストレスを軽減するための具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

リラックス法： 深呼吸、瞑想、ヨガなど、リラックスできる方法を実践します。
適度な運動： 軽い運動をすることで、心身のリフレッシュを図ります。
バランスの取れた食事： 健康的な食事を心がけ、栄養バランスを整えます。
十分な睡眠： 質の高い睡眠を確保し、心身の疲労を回復させます。
趣味や興味のある活動： 自分の好きなことに時間を使い、ストレスを解消します。
友人や家族との交流： 信頼できる人々と交流し、心の支えを得ます。

4. キャリア戦略と今後の対応

最後に、キャリア戦略と今後の対応について考えましょう。退職後の誹謗中傷は、あなたのキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、適切な対応と戦略によって、その影響を最小限に抑え、キャリアを再構築することができます。

4-1. 情報開示の戦略

誹謗中傷の内容によっては、情報開示の戦略を検討する必要があります。ただし、情報開示は、あなたの状況をさらに悪化させるリスクも伴います。情報開示を行う際には、以下の点を考慮しましょう。

開示範囲： 誰に、どのような情報を開示するのかを慎重に検討します。
開示方法： どのように情報を開示するのかを検討します。具体的には、口頭での説明、書面での説明、弁護士を通じた説明などがあります。
タイミング： いつ情報を開示するのかを検討します。
目的： 何のために情報を開示するのかを明確にします。

情報開示を行う前に、弁護士や信頼できる人に相談し、アドバイスを受けることが重要です。

4-2. 転職活動への影響と対策

誹謗中傷は、転職活動に悪影響を及ぼす可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、その影響を最小限に抑えることができます。具体的には、以下の対策が考えられます。

自己分析： 自分の強み、弱み、経験、スキルを客観的に分析し、自己PRに活かします。
職務経歴書の作成： 過去の職務経験を具体的に記述し、あなたの能力をアピールします。
面接対策： 面接で、あなたの経験やスキルを効果的に伝えられるように練習します。誹謗中傷に関する質問があった場合は、正直に、かつ冷静に対応します。
情報収集： 転職先の企業に関する情報を収集し、企業文化や仕事内容を理解します。
ネットワークの活用： 知人や友人、転職エージェントなどを通じて、求人情報を収集します。

4-3. 現在の会社との関係

現在の会社との関係を良好に保つことも重要です。現在の会社は、あなたの状況を理解し、サポートしてくれています。この関係を大切にし、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。また、上司や同僚に、あなたの状況を説明し、理解を求めることも有効です。ただし、個人情報やプライベートな内容をすべて開示する必要はありません。あなたの状況に応じて、適切な範囲で情報を共有しましょう。

4-4. 今後のキャリアプラン

今後のキャリアプランを立て、目標に向かって努力することも重要です。あなたの経験やスキルを活かせる仕事を探し、キャリアアップを目指しましょう。具体的には、以下のステップを踏むことをお勧めします。

目標設定： あなたがどのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定します。
スキルアップ： 目標達成に必要なスキルを習得するために、自己啓発や研修に参加します。
情報収集： 業界の動向や求人情報を収集し、転職活動の準備をします。
行動計画： 具体的な行動計画を立て、目標達成に向けて努力します。

あなたのキャリアプランをサポートしてくれる、転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談することも有効です。

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5. まとめと今後の展望

あなたの置かれている状況は、非常に困難であり、多くの課題を抱えています。しかし、法的手段、メンタルヘルスケア、そしてキャリア戦略という三つの側面からアプローチすることで、これらの問題を解決し、より良い未来を切り開くことができます。

まず、弁護士に相談し、法的手段の可能性を検討しましょう。名誉毀損訴訟、個人情報保護法違反に基づく訴訟、業務妨害に対する訴訟などを検討し、証拠を収集し、告訴または訴訟を提起します。

次に、精神科医、カウンセラー、または心理療法士などの専門家に相談し、適切なメンタルヘルスケアを受けましょう。トラウマ治療、認知行動療法、支持療法などを受け、サポートグループに参加し、ストレス管理とセルフケアを実践します。

最後に、キャリア戦略を立て、今後のキャリアプランを明確にしましょう。情報開示の戦略を検討し、転職活動への対策を講じ、現在の会社との関係を良好に保ち、目標達成に向けて努力します。

あなたの未来は、あなたの行動によって変わります。困難な状況に立ち向かい、積極的に行動することで、必ず明るい未来を切り開くことができます。諦めずに、前向きに進んでいきましょう。

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