保育士ママが抱える「子どもの可愛さ」問題：専門家が教える、長男との向き合い方と心のケア
保育士ママが抱える「子どもの可愛さ」問題：専門家が教える、長男との向き合い方と心のケア
この記事では、保育士として働きながらも、5歳と3歳のお子さんを育てる中で、長男を可愛いと思えないという深い悩みを抱えるお母さんに向けて、具体的な解決策と心のケアについて解説します。子育ての悩みは人それぞれですが、特に保育士という専門職でありながら、自分の子どもとの関係に葛藤を抱えるというのは、非常に複雑でデリケートな問題です。この記事では、専門家の視点から、長男との関係を改善し、より良い親子関係を築くための具体的なステップと、ご自身の心のケアの方法について掘り下げていきます。
5歳と3歳の男の子がいる保育士です。20代で結婚し、すぐに妊娠することが出来、子供たちを授かりました。しかし、産んだその日の夜から上の子を可愛いと思えませんでした。とても甲高い声でよく泣き、その声は病室中に響き、看護師さんにも入院中はしょっちゅう｢お母さん早く来て！｣と呼び出されました。でも授乳をしても感の強い子なのか、全く泣き止まず、お風呂に入っている時もしょっちゅう呼び出されました。初めての出産を都立病院でした為、子どもを預かってくれてカラダを休める…ようなそんな穏やかな時間は5日間全くもってありませんでした。
4人部屋で夜中に大泣きされ、明け方まで号泣しながらコミュニティールームで泣き止ませようと努力しましたが泣き止まず、私の姿を見た警備員のおじさんが｢これはキツイよな。シンドいよな｣と声を掛けてくれました。その時だけ本当にほんの少し救われましたが、それ以外は本当に産後の病院なのかと思うほど地獄の日々でした。
退院後は里帰りが出来ず(母が介護をしているため)、主人は私の退院の翌日から出張に出掛けました。もちろん仕事でですが、あの日の朝の誰もいない、2人だけで取り残された瞬間は本当に絶望的でした。入院中から丸3日間寝られていなかったので、そこから半年はノイローゼになりながら必死で周りに頼らずに育児をしました。
どれだけ成長しても夜泣きも酷く愚図りも酷く、全く寝ず、あまりのストレスと不眠におしゃぶりを思わずドアに投げつけたこともあります。でも親に相談しても誰も分かってくれませんでした。子どもは皆そんなものだと…私は一応保育士です。しかも0歳児の担任で生後57日の子から見ています。日中の様子を見ても絶対に違う、、同じ子どもの括りに入れないでくれと泣きました。
6ヶ月からは突然何かの拍子に吐く子になりました。外でも家でもお構い無し、都バスの中で大量に吐かれたこともあり、不必要の外出は全く出来ませんでした。周りに迷惑がかかるからです。週3回で吐くこともあり、唐突過ぎて間に合わないこともあり、毎日の掃除でクタクタになりました。その上、愚図りと寝付かないのは継続です、、
幼稚園に入ると、先生から”息子くんは、突然帽子をかぶって出ていってしまうこともあるんで慌てて追いかけるんですよ。””急に席を立って全然関係ないことを始めようとします””食に関心がないようですね。”等と言われ、年少が終わる頃にもう耐えられず並行して療育にも通い始めました。私から見ても何か他の子とは違うと思います。でも全部が変な訳じゃなくて、区の相談等では特に問題ないですけどねと首を傾げられるような子どもです。
私はいつか可愛く思えるだろう、良いところだってあるじゃないかと何度も思ってきましたが、もう正直育てることにもどうにかして可愛がろうと思うことにも疲れました。何を言ってものれんに腕押しで他の子の何百倍も悩む要素が多いと思います。小さい赤ちゃんの時でさえそう思っていたのにこれからいつになったら可愛がれるのでしょうか。ノイローゼは終わったとは思いますが、気持ちだけはあの頃の吐き気がするような日々の時のままです。
……不妊の人の事を考えろ、贅沢だ等はもうそれを考える余裕もないので、すみませんが今回なしでお願いします。私ももしこういう子と24時間365日常に関わるとしたらあなたは、では何日耐えれるんですか？と問いたくなってしまうので。その立場にならないとお互いに分からないようなことをこの場で突きつけあっても仕方ないので、申し訳ありませんがそういう気持ちになる方は今回は御遠慮願います。
質問ですが、私が長男と今後上手く関わるにはどうしたら良いと思いますか。誰かに預かって貰うことも出来ません。私の家は介護、主人の方の家族にも頼れません(姑は他界。義父は仕事人間で子育ては全く出来ません)いろいろな機関にもこれでもかというくらい相談に行きました。はっきりもう可愛く思えないことも伝えていますが、保育士であることを考慮されてしまい、積極的に解決策を頂けません。どなたか、今後の長男の成長の為にアドバイスを頂けないでしょうか。
1. 現状の理解：なぜ「可愛さ」を感じられないのか？
まず、ご自身の状況を客観的に理解することが重要です。出産後の精神的な負担、育児の孤立感、子どもの特性への戸惑いなど、さまざまな要因が複雑に絡み合い、結果として「可愛さ」を感じにくくなっていると考えられます。特に、保育士として子どもの発達に関する知識があるからこそ、自分の子どもとの間にギャップを感じ、悩みが深くなることもあります。
1-1. 出産と育児の過酷な経験：
産後の心身の疲労、里帰りができない状況、夫の不在など、育児をサポートする体制が整わない中で、初めての子育てを経験されたことは、非常に大きな負担だったでしょう。睡眠不足やノイローゼになるほどのストレスは、愛情を育む余裕を奪い、ネガティブな感情を増幅させる可能性があります。
1-2. お子さんの特性への戸惑い：
お子さんの「泣き止まない」「吐く」「落ち着きがない」といった特性は、育児をさらに困難にしたと考えられます。保育士としての経験から、他の子どもとの違いを認識し、その対応に苦慮することも、大きなストレスになったはずです。
1-3. 孤立感と周囲の無理解：
親や周囲の人々に悩みを理解してもらえないことは、孤独感を深め、問題を一人で抱え込む原因となります。「子どもは皆そんなもの」という言葉は、あなたの苦しみをさらに増幅させたことでしょう。
2. 具体的な対策：長男との関係を改善するために
現状を理解した上で、長男との関係を改善するための具体的な対策を講じましょう。焦らず、一つずつ実践していくことが大切です。
2-1. 専門家のサポートを受ける：
すでに相談に行かれているとのことですが、専門家のサポートは不可欠です。児童精神科医、臨床心理士、または発達障害に詳しい専門家を探し、定期的にカウンセリングを受けることを検討しましょう。専門家は、お子さんの特性を理解し、適切な対応方法をアドバイスしてくれます。また、あなたの心のケアも行ってくれます。
2-2. お子さんの特性を理解する：
お子さんの特性を理解するために、発達検査や専門家によるアセスメントを受けることを検討しましょう。お子さんの強みや弱みを把握することで、より適切な関わり方が見えてきます。例えば、多動性や注意欠陥の傾向がある場合は、環境を整えたり、集中力を高める工夫をしたりすることができます。
2-3. 療育の活用：
すでに療育に通われているとのことですが、療育は、お子さんの発達を促すだけでなく、親御さんの育児スキルを向上させる場でもあります。療育の専門家から、具体的な関わり方や対応方法についてアドバイスをもらい、家庭での実践に役立てましょう。
2-4. 自分の時間を作る：
育児から一時的に離れ、自分の時間を作ることは、心身の健康を保つために非常に重要です。たとえ短時間でも、自分の好きなことをしたり、リラックスできる時間を持つことで、ストレスを軽減し、心の余裕を取り戻すことができます。可能であれば、一時保育やファミリーサポートなどを利用して、休息時間を作りましょう。
2-5. 夫との協力体制を築く：
夫と協力して育児に取り組むことは、あなたの負担を軽減し、より良い親子関係を築くために不可欠です。夫と話し合い、家事や育児の分担を決め、協力して子育てに取り組みましょう。夫が子どもの特性を理解し、積極的に関わることで、あなたの負担はさらに軽減されます。
2-6. 完璧主義を手放す：
「良い母親でなければならない」という完璧主義は、あなたを苦しめる原因の一つです。完璧を求めず、できないことはできないと割り切り、周囲に頼ることも大切です。完璧主義を手放し、自分を許すことで、心の負担を軽減することができます。
3. 心のケア：自分自身を大切にするために
長男との関係を改善するためには、ご自身の心のケアも不可欠です。心身の健康を保ち、ストレスを軽減するための具体的な方法を実践しましょう。
3-1. 専門家によるカウンセリング：
カウンセリングは、あなたの心の負担を軽減し、感情を整理するのに役立ちます。専門家は、あなたの悩みを聞き、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。定期的にカウンセリングを受け、心の健康を保ちましょう。
3-2. 休息とリフレッシュ：
十分な休息とリフレッシュは、心身の健康を保つために不可欠です。睡眠時間を確保し、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたりするなど、リラックスできる時間を作りましょう。また、軽い運動やストレッチも、ストレス軽減に効果的です。
3-3. 趣味や興味を持つ：
自分の趣味や興味を持つことは、心のバランスを保ち、ストレスを軽減するのに役立ちます。好きなことに没頭する時間を持つことで、気分転換になり、心のエネルギーをチャージすることができます。読書、映画鑑賞、手芸など、自分が楽しめることを見つけましょう。
3-4. 信頼できる人に話す：
自分の気持ちを信頼できる人に話すことは、心の負担を軽減し、孤独感を解消するのに役立ちます。友人、家族、またはカウンセラーなど、話を聞いてくれる人を見つけ、自分の気持ちを打ち明けましょう。話すだけでも、心が軽くなることがあります。
3-5. ポジティブな思考を心がける：
ネガティブな感情にとらわれがちな場合は、ポジティブな思考を心がけるようにしましょう。良い出来事に目を向けたり、感謝の気持ちを持つことで、心の状態を改善することができます。日記を書いたり、感謝の言葉を書き出すことも効果的です。
4. 保育士としての視点：子どもの成長を支えるために
保育士としての経験は、お子さんの成長を支える上で大きな強みとなります。しかし、同時に、専門知識があるからこそ、悩みが深くなることもあります。保育士としての視点を活かしながら、お子さんの成長を支えるために、以下の点を意識しましょう。
4-1. 子どもの個性を受け入れる：
子どもの個性を受け入れ、ありのままの姿を尊重することが大切です。他の子どもと比較するのではなく、お子さん自身の成長を認め、褒めてあげましょう。子どもの良いところを見つけ、それを積極的に言葉にして伝えることで、自己肯定感を高めることができます。
4-2. 子どもの気持ちに寄り添う：
子どもの気持ちに寄り添い、共感することで、信頼関係を築くことができます。子どもの気持ちを理解しようと努め、言葉で表現できない感情を読み取ってあげましょう。子どもの話に耳を傾け、優しく受け止めることで、安心感を与えることができます。
4-3. 適切な距離感を保つ：
子どもとの適切な距離感を保つことも重要です。過干渉にならず、子どもの自立を促しましょう。子どもの自主性を尊重し、自分で考え、行動する機会を与えましょう。見守る姿勢も大切です。
4-4. 専門知識を活かす：
保育士としての専門知識を活かし、子どもの発達を促すための環境を整えましょう。遊びを通して、子どもの興味や関心を広げ、様々な経験をさせてあげましょう。子どもの発達段階に合わせた遊びや活動を取り入れることで、成長をサポートすることができます。
4-5. 困ったときは周囲に相談する：
一人で抱え込まず、周囲に相談することも大切です。同僚の保育士や、子育て経験のある人に相談し、アドバイスをもらいましょう。専門家や、地域の相談窓口を利用することもできます。一人で悩まず、周囲の力を借りることで、問題を解決しやすくなります。
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5. まとめ：未来への一歩を踏み出すために
長男を可愛く思えないという悩みは、非常に深く、解決には時間がかかるかもしれません。しかし、諦めずに、一つずつ対策を講じていくことで、必ず状況は改善していきます。専門家のサポートを受け、お子さんの特性を理解し、ご自身の心のケアを怠らないことが大切です。保育士としての経験を活かしながら、お子さんの成長を支え、より良い親子関係を築いていきましょう。そして、未来への希望を持ち、一歩ずつ前に進んでいくことが、あなたと長男にとって最良の道です。
最後に、あなたを応援しています。
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