「虐待だったのか？」保育士志望者が抱える心の葛藤と、過去の経験を活かすための自己分析
「虐待だったのか？」保育士志望者が抱える心の葛藤と、過去の経験を活かすための自己分析
この記事では、過去の家庭環境から「虐待」の定義に疑問を持ち、保育士を目指す中で自身の経験と向き合おうとしているあなたに向けて、具体的な自己分析の方法と、過去の経験を活かして保育の現場で活躍するためのヒントを提供します。あなたの抱える不安を理解し、一歩踏み出すためのサポートをさせていただきます。
わたしは被虐待児なのでしょうか。
わたしは両親と兄と弟の五人家族の真ん中っ子に生まれました。父は温厚で優しく、母も前向きで保育士経験もあり子ども好きでした。あまり記憶はないのですが、小学生になる前はよく家族旅行に行きましたし、遊びにも連れて行ってもらいました。
変わり始めたのは小学校に上がってからです。父と母の喧嘩が増えました。喧嘩が始まると手が出てものが飛び交い、暫くして母が出ていき、数日帰らない…という流れが決まってきました。兄や弟は関わりたくないようで、わたしは「わたしが止めないと家族がバラバラになっちゃう」と仲裁に入ったり、家事をこなしたりにこにこ必死でした。
その頃から躾が痛くなりました。両親の機嫌を損ねると殴られるし蹴られるし、真冬に締め出しやご飯抜きは当たり前です。門限を破ったりご飯の支度を忘れると押し入れに入れられました。買い物についていく時に機嫌が悪いと「あんた、あの山にこのまま捨ててきたろうか」と言われます。わたしはこの言葉がトラウマで、昔から近くのスーパーに親といっても置いていかれるのではないかと不安ですし、サービスエリアなどの遠いところではトイレに行くだけでもお金を握りしめ、どうか捨てられませんようにと祈りながら走ってました。口ごたえした日には口を石鹸で無理やり洗われたり水の張ってある浴槽に頭を押し付けられたり、首を絞められたり包丁を向けられたこともあります。
両親ともに言葉がきつく、よく互いの悪口を言っていました。父は家を歩きながら「あの糞女が」「雌豚め」「とろい」「金食い虫」などと吐き捨てます。次第にそれが自分にも向きました。
ですがきちんと育ててもらいました。今も私立大学に通わせてもらっていますし、習い事もさせてもらいました。誕生日などにはプレゼントももらいましたし、機嫌さえ損ねなければ殴られることはありません。
これは虐待なのでしょうか。
わたしは大学で児童教育学を専攻するまで、躾には殴ることは入らないし、親は死ねや糞ガキなどと言ってこないとしりませんでした。小学生の時、暴力はいけないと知らなくてクラスメイトを蹴り殴り、一時期暴力女と呼ばれていました。注意されたから辞めましたが、何故駄目なのか何故暴力女と呼ばれたのか分からないままでした。これに気付いたのも大学に入ってからです。
確かにひとにあまり期待しないことやいつもにこにこしていなければならないという義務感など今に影響を与えていることはあると思います。今でも父が帰宅したらベットに入り布団の中でそっと息を殺して耳をすませます。不安感が酷く、心臓がうるさく、時折涙が出たり過呼吸になったこともありました。わたしは被虐待児なのでしょうか。
お願いします。わたしは保育士を目指していて、職に就く前に自分の認識と世の中の認識のズレをなくしておきたいんです。無意識のうちに虐待してしまうことのないようにしたいのです。
文もめちゃくちゃでとても長くなってしまい、とても読むのがしんどかったと思います。本当にすみません。それでもここまで読んでくださってありがとうございます。優しいあなたに幸がありますように。
ご自身の過去の経験について、深く悩んでいらっしゃるのですね。保育士を目指す中で、過去の経験が「虐待」だったのかどうかという問いに向き合い、その経験が将来の仕事にどう影響するのかを真剣に考えている姿は、とても素晴らしいと思います。この文章を読んでいるあなたには、子どもの心に寄り添い、温かい保育を提供できる可能性が十分にあります。
1. 虐待の定義と、あなたの経験
まず、虐待の定義について確認しましょう。児童虐待は、身体的虐待、性的虐待、ネグレクト（育児放棄）、心理的虐待の4つに分類されます。あなたの経験は、これらの複数の要素に当てはまる可能性があります。
- 身体的虐待: 殴る、蹴る、叩くなどの行為。あなたの経験では、真冬の締め出しや、口答えをした際の行為などが該当します。
- 心理的虐待: 暴言、脅迫、拒否的な態度など、子どもの心を傷つける行為。「あの山に捨ててくる」といった言葉や、日常的な暴言などが該当します。
- ネグレクト: 食事を与えない、適切な養育をしないなど。食事抜きや、必要な時に助けを得られない状況などが当てはまる可能性があります。
あなたの経験を振り返ると、これらの虐待の定義に合致する部分があると考えられます。しかし、虐待の判断は、専門家の視点や詳細な情報に基づいて行われるべきです。大切なのは、過去の経験を客観的に見つめ、それが今のあなたにどのような影響を与えているのかを理解することです。
2. 自己分析のためのチェックリスト
自分の経験を客観的に見つめるために、以下のチェックリストを活用してみましょう。このチェックリストは、あなたの過去の経験が、現在のあなたにどのような影響を与えているのかを把握するためのものです。それぞれの項目について、あなたの状況を振り返り、当てはまるものにチェックを入れてください。
自己分析チェックリスト
チェックの数が多いほど、過去の経験が現在のあなたに大きな影響を与えている可能性があります。このチェックリストは、あくまで自己分析のツールであり、専門的な診断に代わるものではありません。
このチェックリストの結果を参考に、あなたの心の状態をより深く理解しましょう。もし多くの項目にチェックが入った場合は、専門家への相談を検討することも重要です。
3. 過去の経験を保育の現場で活かすために
過去の経験は、必ずしもネガティブなものだけではありません。むしろ、保育士として働く上で、大きな強みとなる可能性があります。あなたの経験を活かすために、以下の点を意識してみましょう。
- 子どもの気持ちに寄り添う力: 虐待経験があるあなたは、子どもの心の痛みに敏感に気づき、寄り添うことができます。子どもの些細な変化にも気づき、適切なサポートを提供できるでしょう。
- 共感力: 子どもたちの様々な感情を理解し、共感することができます。子どもたちが抱える不安や困難を理解し、安心感を与えられるでしょう。
- 問題解決能力: 困難な状況を乗り越えてきた経験は、問題解決能力を高めます。子どもたちが直面する問題に対して、冷静に、そして柔軟に対応できるでしょう。
- 自己肯定感を高める努力: 過去の経験から、自己肯定感が低くなっている可能性があります。しかし、自己肯定感を高める努力をすることで、子どもたちにも良い影響を与えることができます。自分の強みを見つけ、それを活かすことで、自信を持って保育に取り組むことができます。
過去の経験を活かすためには、自己理解を深め、自分の感情と向き合うことが不可欠です。辛い経験を乗り越え、保育士として子どもたちのために貢献したいというあなたの強い思いは、必ず実現できます。
4. 専門家への相談と、さらなる学び
自己分析を進める中で、一人で抱えきれないと感じることがあるかもしれません。そんな時は、専門家の力を借りることも大切です。以下の方法で、専門家への相談を検討しましょう。
- カウンセリング: 臨床心理士や公認心理師などの専門家によるカウンセリングを受けることで、心の整理をし、過去の経験が今のあなたに与える影響を理解することができます。
- 児童相談所: 児童相談所は、虐待に関する相談を受け付けています。専門家のアドバイスを受け、必要なサポートを受けることができます。
- 地域の相談窓口: 各自治体には、子育てに関する相談窓口があります。保育士を目指す上での悩みや不安を相談することもできます。
また、児童虐待に関する知識を深めることも重要です。児童虐待防止に関する研修やセミナーに参加し、専門的な知識を身につけましょう。児童虐待に関する書籍や論文を読むことも、理解を深める上で役立ちます。
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5. 保育士としてのキャリアを成功させるために
保育士として成功するためには、自己理解を深め、専門知識を習得するだけでなく、実践的な経験を積むことも重要です。以下に、キャリアを成功させるためのヒントを紹介します。
- 実習: 保育園での実習を通して、子どもの発達段階や、保育の現場での実践的なスキルを学びましょう。実習先で、自分の強みや課題を見つけ、今後のキャリアに活かしましょう。
- ボランティア: 地域の子育て支援活動や、保育園でのボランティアに参加することで、子どもたちとの関わり方を学び、実践的な経験を積むことができます。
- 資格取得: 保育士資格だけでなく、子どもの発達に関する専門資格や、保育に関する様々な資格を取得することで、専門性を高め、キャリアアップに繋げることができます。
- 情報収集: 保育に関する最新の情報や、求人情報を収集し、自分のキャリアプランに合った職場を探しましょう。
- 自己研鑽: 常に学び続ける姿勢を持ち、研修やセミナーに参加したり、先輩保育士からアドバイスをもらったりすることで、スキルアップを図りましょう。
保育士としてのキャリアは、子どもたちの成長を間近で見守り、その成長をサポートできる、やりがいのある仕事です。あなたの過去の経験は、必ず保育の現場で活かされ、子どもたちの心に寄り添う力となります。自信を持って、保育士としての道を歩んでください。
6. 虐待経験を乗り越え、保育士として輝くために
最後に、あなたが保育士として輝くために、心に留めておいてほしいことがあります。それは、「あなたは一人ではない」ということです。あなたの経験を理解し、支えてくれる人は必ずいます。そして、あなたの優しさ、強さ、そして子どもの心に寄り添う力は、必ず子どもたちの未来を照らす光となります。
過去の経験と向き合い、それを乗り越えようとするあなたの姿は、多くの人に勇気を与えます。あなたの努力は、必ず報われます。自信を持って、保育士としての道を歩み、子どもたちの笑顔のために、そしてあなた自身の幸せのために、輝いてください。
応援しています。
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