「私の保育は間違っている？」3歳児担任2年目の保育士が抱える葛藤と、”のびのび保育”を貫くためのキャリア戦略
「私の保育は間違っている？」3歳児担任2年目の保育士が抱える葛藤と、”のびのび保育”を貫くためのキャリア戦略
あなたは、3歳児クラスの担任として、子どもたちの個性を尊重し、”のびのび保育”を実践したいと考えている2年目の保育士さんですね。しかし、同僚からの厳しい指摘や、自身の保育方法への疑問から、悩みを抱えている状況なのですね。この記事では、あなたの悩みに寄り添いながら、保育士としてのキャリアを築き、子どもたちとの信頼関係を深め、自身の保育理念を貫くための具体的な方法を提案します。
私の保育は間違っているのでしょうか？
3歳児を担任している2年目の保育士です。私は子どもたち1人1人の思いをできるだけ受け止められる保育士になりたいとずっと思って保育をしてきました。そして今のクラスの子どもたちには、他者を思いやれる気持ちが身についてほしいとずっと思いながら毎日を過ごしてきました。
ですが今日同じ3歳児の隣クラスの先輩から「子どもを甘やかしている、子どもから好かれるのがいい先生ってわけじゃない。あなたのクラスだけ集まるのが遅い。もう少し厳しくしてくれないとみんな迷惑する。」と言われてしまいました。
私のクラスの帰りの会が終わるのは少し遅いですし、活動も時間いっぱいいっぱいになってしまいます。それは子どもたちが早く集まれない子を待っているからです。わざと気を引こうと隠れたり拗ねたりする子がいるので、私はその子が興味を引く話をしたり、時には甘えたそうにしているので「じゃあ先生の隣でやろっか」と言ったりして、全員が活動に気持ちが向くまで待ちます。子どもたちは、四月は暴れ出したりしてまとまりがなかったのですが今ではきちんと遅い子どもを待てるようになりました。
私は子どもたちに「はやくして」と言ったことがありません。私自信マイペースな子どもで、先生に急かされるのがとても嫌だった記憶があるからです。
そのおかげで行動が遅い子どももみんなが待ってくれてるから一生懸命早くしようとしている気持ちも見られるようになって来ました。
最近主任にも、「○○さん(クラス名)はすごく思いやりがあるよね。子どもたちは担任に似るからね。△△先生(私)の頑張りの証拠だね。この調子で頑張って」と言ってもらえて、自分に少し自信が持てるようになってきたところでした。
言う事を聞かなかった子どもも、最近ではしっかり私の隣でくっついてですが話を聞いてくれるようになりました。
ですが隣のクラスの先生と私はタイプがま逆で、とてもきっちりした方です。厳しく叱る声がいつも隣のクラスから聞こえてきます。こんな事言える立場ではないのですが、子どもたちは萎縮してしまっています。帽子など忘れ物をした隣のクラスの子どもが、その先生に言いたくないと私に忘れ物の事を言いに来ることもしばしばあります。本当にこんなこと言える立場ではないのですが、隣のクラスの先生は厳しすぎて、子どもたちは行動が早いですし集まるのも早いですが、力で押さえつけていると感じます。先生と子どもの信頼関係もできていないです。本当にそれでいいのか疑問です。
自分のやり方が正しいとは全く思ってませんが、全てを否定された感じがしてやる気がなくなりそうです。行動が遅くて迷惑になるほどではないと思うのですが…わたしは優しすぎるのでしょうか？ですがのびのび保育をするという自分のポリシーは曲げたくありません。子どもたちを押さえつけたところで私は楽ですがそれ以外何にもないと思います。新人の分際で本当厚かましいのですが…
私がこれからどうすればいいのか誰か教えてください。
1. 悩みの本質を理解する
まず、あなたが抱える悩みの本質を整理しましょう。あなたは、子どもたちの個性を尊重し、一人ひとりの思いを受け止める”のびのび保育”を実践したいと考えています。しかし、同僚からの厳しい評価や、自身の保育方法への疑問から、自信を失いかけている状況です。具体的には、以下の点が主な悩みと言えるでしょう。
- 周囲からの評価とのギャップ: 厳しさを求める同僚との間で、保育観の違いを感じている。
- 保育方法への不安: 自分の保育が本当に子どもたちの成長にとって良いのか、疑問を抱いている。
- 自信の喪失: 周囲からの否定的な言葉によって、自分の保育に対する自信を失いかけている。
これらの悩みを解決するためには、まずあなたの保育に対する考え方を明確にし、周囲とのコミュニケーションを通じて理解を深める必要があります。そして、自身の保育スキルを向上させ、自信を持って子どもたちと向き合えるようにすることが重要です。
2. あなたの保育理念を再確認する
あなたの保育に対する考え方を明確にしましょう。あなたは、子どもたちの個性を尊重し、一人ひとりの思いを受け止める”のびのび保育”を実践したいと考えています。これは、子どもたちが安心して自己表現できる環境を作り、自己肯定感を育む上で非常に重要な理念です。あなたの保育理念を具体的に言語化し、日々の保育の中でどのように実践しているのかを整理してみましょう。
例えば、以下のような点があなたの保育理念として挙げられるでしょう。
- 子どもの主体性を尊重する: 子どもたちが自ら考え、行動し、選択できる機会を提供する。
- 個性を認め、伸ばす: 子どもたちの多様な個性を受け入れ、それぞれの得意なことや興味関心を伸ばす。
- 安心できる環境を作る: 子どもたちが安心して自己表現できるような、温かく安全な環境を提供する。
- 思いやりの心を育む: 他者を思いやり、助け合う心を育む。
これらの理念を明確にすることで、あなたの保育の軸が定まり、周囲からの評価に左右されずに、自信を持って保育に取り組むことができるようになります。
3. 周囲とのコミュニケーションを深める
同僚や主任とのコミュニケーションを通じて、あなたの保育に対する理解を深めましょう。まずは、あなたの保育理念や、日々の保育の中で大切にしていることを具体的に伝えましょう。その上で、同僚からの意見やアドバイスを真摯に受け止め、自身の保育に活かせる点がないか検討しましょう。
具体的には、以下のような行動が有効です。
- 定期的な面談: 主任や信頼できる同僚と定期的に面談を行い、あなたの考えや悩みを共有する。
- 保育の記録: 日々の保育の様子を記録し、客観的なデータに基づいて、あなたの保育の成果を説明する。
- 情報交換: 他の保育士の保育方法について学び、良い点を取り入れる。
- 合同での保育実践: 互いの保育を見学し合い、意見交換を行う。
コミュニケーションを通じて、周囲との相互理解を深めることで、あなたの保育に対する理解を深め、より良い保育環境を築くことができます。
4. 保育スキルを向上させる
あなたの保育スキルを向上させるために、積極的に学び、実践しましょう。保育に関する知識や技術を習得することで、自信を持って子どもたちと向き合い、より質の高い保育を提供することができます。
具体的には、以下のような方法があります。
- 研修への参加: 保育に関する研修やセミナーに参加し、最新の知識や技術を学ぶ。
- 書籍や論文の購読: 保育に関する書籍や論文を読み、理論的な知識を深める。
- 先輩保育士からのアドバイス: 経験豊富な先輩保育士から、実践的なアドバイスをもらう。
- 自己分析: 自分の保育を客観的に分析し、改善点を見つける。
- 保育実践の記録: 日々の保育の様子を記録し、振り返りを行う。
保育スキルを向上させることで、あなたの保育に対する自信が高まり、子どもたちとの信頼関係をより深めることができます。
5. 子どもたちの成長を記録する
子どもたちの成長を記録し、あなたの保育の成果を客観的に把握しましょう。子どもたちの成長の記録は、あなたの保育が子どもたちにとって良い影響を与えていることを示す証拠となります。また、記録を振り返ることで、自身の保育の改善点を見つけることもできます。
具体的には、以下のような方法があります。
- 観察記録: 子どもたちの行動や言動を詳細に記録し、個々の成長過程を把握する。
- ポートフォリオ: 子どもたちの作品や、成長の様子を写真や動画で記録する。
- 保護者との連携: 保護者との情報交換を通じて、子どもの家庭での様子や成長を把握する。
- 定期的な評価: 定期的に子どもの成長を評価し、保育計画に反映させる。
子どもたちの成長を記録することで、あなたの保育の成果を客観的に把握し、自信を持って保育に取り組むことができます。
6. 専門家への相談を検討する
もし、一人で悩みを抱えきれない場合は、専門家への相談を検討しましょう。保育に関する専門家や、キャリアコンサルタントに相談することで、客観的なアドバイスや、具体的な解決策を得ることができます。
専門家への相談は、以下のようなメリットがあります。
- 客観的なアドバイス: 専門家の視点から、あなたの悩みに対する客観的なアドバイスを得ることができる。
- 具体的な解決策: あなたの状況に合わせた、具体的な解決策を提案してもらえる。
- 心のサポート: 悩みを共有し、心の負担を軽減することができる。
専門家への相談は、あなたの悩みを解決し、保育士としてのキャリアを築く上で、大きな助けとなるでしょう。
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7. キャリアプランを考える
保育士としてのキャリアプランを考え、将来の目標を設定しましょう。あなたのキャリアプランを明確にすることで、日々の保育に対するモチベーションを高め、目標達成に向けて努力することができます。
キャリアプランを考える際には、以下の点を考慮しましょう。
- 将来の目標: あなたが将来どのような保育士になりたいのか、具体的な目標を設定する。
- スキルアップ: 目標達成のために、どのようなスキルを習得する必要があるのかを考える。
- 経験の積み重ね: 目標達成のために、どのような経験を積む必要があるのかを考える。
- 資格取得: 目標達成のために、どのような資格を取得する必要があるのかを考える。
- キャリアパス: 将来的にどのようなキャリアパスを歩みたいのかを考える。
キャリアプランを明確にすることで、あなたの保育士としてのキャリアを計画的に築き、目標達成に向けて努力することができます。
8. ストレスを管理する
日々の保育の中で、ストレスを管理し、心身ともに健康な状態を保ちましょう。ストレスを放置すると、心身の健康を害し、保育の質にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ストレスを管理するためには、以下のような方法があります。
- 休息: 十分な睡眠を取り、心身を休ませる。
- 気分転換: 趣味や好きなことに時間を使い、気分転換をする。
- 運動: 適度な運動を行い、心身の健康を保つ。
- 相談: 信頼できる人に悩みを相談し、心の負担を軽減する。
- リラックス: 瞑想や深呼吸など、リラックスできる方法を試す。
ストレスを管理することで、心身ともに健康な状態を保ち、質の高い保育を提供することができます。
9. ポジティブな思考を心がける
ポジティブな思考を心がけ、困難な状況にも前向きに取り組むようにしましょう。ポジティブな思考は、あなたのモチベーションを高め、困難を乗り越える力となります。
ポジティブな思考を心がけるためには、以下のような方法があります。
- 感謝の気持ちを持つ: 日々の生活の中で、感謝できることを見つけ、感謝の気持ちを持つ。
- 目標を明確にする: 自分の目標を明確にし、目標達成に向けて努力する。
- 成功体験を振り返る: 過去の成功体験を振り返り、自信を高める。
- 自己肯定的な言葉を使う: 自分自身を励ます言葉を使い、自己肯定感を高める。
- 周囲のサポートを活用する: 周囲の人々のサポートを受け、困難を乗り越える。
ポジティブな思考を心がけることで、困難な状況にも前向きに取り組み、保育士としての成長を加速させることができます。
10. まとめ：あなたの”のびのび保育”を応援します
あなたの「私の保育は間違っているのでしょうか？」という問いに対する答えは、”いいえ”です。あなたの「のびのび保育」は、子どもたちの個性を尊重し、自己肯定感を育む上で非常に重要なものです。周囲の意見に惑わされず、あなたの保育理念を信じ、子どもたちとの信頼関係を深めながら、自信を持って保育に取り組んでください。
この記事で紹介した方法を参考に、あなたの保育スキルを向上させ、周囲とのコミュニケーションを深め、子どもたちの成長を記録し、必要に応じて専門家への相談も検討しながら、あなたの”のびのび保育”をさらに発展させていくことを願っています。あなたの保育士としてのキャリアを応援しています。
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