保育士1年目の悩み：後追いが止まらない1歳児への対応と、周囲からの視線

この記事では、保育士1年目のあなたが直面している、1歳児クラスでの特定の男の子（A君）の後追いに関する悩みに焦点を当て、具体的な解決策を提案します。後追いが続くことへの不安、これまでの対応方法への疑問、そして周囲の先生方の視線に対する負担を軽減できるよう、実践的なアドバイスを提供します。この記事を読むことで、A君とのより良い関係を築き、保育士としての自信を高め、日々の業務をよりスムーズに進めるためのヒントを得られるでしょう。

こんにちは、保育士１年目の者です。

今私は１歳児を担当してるのですが、とても悩んでる事が一人の男の子（Ａ君とします）の後追いです。

Ａ君は４月から私への後追いが激しく、少しでもＡ君の側を離れると、それまで機嫌よく遊んでいても大泣きして追ってきます。保育士１年目の私は最初はとりあえずＡ君が落ち着くまで抱っこをしていましたが、徐々にこのままで良いのか悩み、クラスの先生達に相談しました。その結果「自由に遊んでいる時間は甘えを受け入れてあげて良いが、皆と一緒にするべきの時（おやつやご飯の時間、片付けなど）はちゃんと『今は抱っこできないよ』と声をかけてメリハリをつけたら良いと思うよ」となり、私自身それを意識してきました。

Ａ君は大泣きはしますが、目を見てちゃんと話せば理解してくれる子なので「今は片付けしようね」と声をかければ泣きながらではありますが、ちゃんと片付けをします。終わったあとはやはり甘えてきますがその時は「頑張ったね！」と抱きしめてあげたりはしました。また、自由に遊んでいる時間に抱っこを求める時は、抱っこはしますが、ずっと抱っこはせず少し経つと一緒に座って遊ぶようにもしました。

そして半年経った今なのですが、Ａ君の後追いが未だに無くならず私は今までのやり方は間違っていたのか？と不安になってきました。Ａ君はＡ君なりにとてもゆっくりではありますが成長はしてます。例えば前は立って抱っこじゃないと泣いていたけど、今は一緒に座っていれば泣かなくなりました。他にも友達との交友関係が凄く広がり、仲良く遊ぶことも増えてきました。更に、「Ａ君、抱っこじゃなくて手を繋ごう」と話せば「うん」と手を繋ぐことで泣き止むこともあります（その日の機嫌によっては抱っこじゃないと嫌だと駄々をこねる時もありますが）。でもやはり、一番問題な後追いだけは無くなりません。家庭に問題ありか？とも思いましたが保護者の様子を見ている限りその様子は無いので、Ａ君は低月齢だし多分元々甘えん坊な子なのかと思います。

そして、一番辛いのが他の先生達の視線です。他の先生達はとても協力的で、アドバイスもしてくれる優しい先生達なのですが、流石に何度もＡ君が私がいなくなる度に泣いてると「またか、、、」と言うような顔をしてます。たまにＡ君が私を追ってる時には「すぐ（私）先生の所行かない！」と引き離す時もあります。

私は私なりにＡ君をすぐに抱っこせず、一緒に座ったり手を繋いだりと他の安心できるような対応をしてるつもりなのですが、半年経っても後追いが無くならない今の状況に凄い悩んでいます。ちなみに私が休みの日は泣くことなんて全然無く、寧ろケロッとしているようなので、それが逆に「私がいるせいで……」と申し訳なくなります。

今は「甘えを受け入れる時」と「Ａ君に頑張ってもらうべき時」の区別をつけてますが、ここまでくるともう完全に抱っこせず引き離した方が良いんでしょうか……。個人的には約１歳半の子が泣いてまで甘えたがっているのを完全に引き離すのは心苦しいですが、やはり心を鬼にするべき時が必要なのかなとも思います。

長々となってしまい申し訳ありませんが、このような事に経験がある保育士の方や、そういうでない方でも良ければ何かアドバイスを頂きたいです(TT)

1. 後追いの原因を理解する

まず、A君の後追いがなぜ起きるのか、その原因を多角的に理解することが重要です。後追いは、子どもが特定の人物に対して強い愛着を持ち、その人物から離れることに不安を感じることから生じます。この不安は、子どもの発達段階、性格、環境など、さまざまな要因によって影響されます。

愛着形成: A君があなたに対して強い愛着を持っていることは、良い関係が築けている証拠です。この愛着は、安心感や信頼感を生み出し、子どもの成長にとって非常に重要です。
分離不安: 1歳児は、分離不安を経験しやすい時期です。これは、特定の人物から離れることに対する不安であり、後追いの主な原因となります。
性格: 子どもの性格も、後追いの程度に影響します。慎重な性格の子どもは、新しい環境や状況に対して不安を感じやすく、後追いも激しくなる傾向があります。
環境: 保育園での日々の活動や、他の子どもたちとの関係性も、後追いに影響を与える可能性があります。

2. 現状の対応を評価する

これまでのあなたの対応は、A君の成長を促す上で非常に有効なアプローチです。甘えを受け入れる時間と、自立を促す時間のメリハリをつけることは、子どもの情緒的な発達をサポートする上で重要です。

肯定的な側面: 抱っこや一緒に座って遊ぶなど、A君の気持ちに寄り添う姿勢は、安心感を与え、信頼関係を深める上で効果的です。
改善の余地: 後追いが半年経っても続いていることから、対応方法を微調整する必要があるかもしれません。例えば、A君が泣いているときに、抱っこする以外の方法で安心感を与える工夫を取り入れることも検討できます。

3. 具体的な対応策

A君の後追いを軽減し、自立を促すための具体的な対応策を提案します。

3.1. 安心感を与える工夫

A君があなたから離れることに不安を感じているため、安心感を与える工夫が重要です。

視覚的な安心感: あなたの姿が見える場所にいること、または、あなたの写真や持ち物を身近に置くことで、安心感を与えることができます。
言葉による安心感: 「すぐ戻ってくるよ」など、具体的な言葉で安心させることが重要です。
移行のサポート: 他の活動へ移行する際に、A君が不安を感じないように、事前に声をかけたり、一緒に移動したりするなど、スムーズな移行をサポートします。

3.2. 自立を促す工夫

A君の自立を促すために、段階的に挑戦できる工夫を取り入れましょう。

短時間の離れる練習: 最初は短時間、例えば、おもちゃを取りに行く間だけ離れるなど、徐々に離れる時間を長くしていきます。
他の先生との連携: 他の先生に、A君と遊んでもらったり、一緒に活動してもらうことで、あなた以外の大人との関係性を築き、安心感を広げます。
成功体験の積み重ね: 自分でできること、例えば、おもちゃを片付ける、順番を守るなど、小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、自立心を育みます。

3.3. 周囲の先生との連携

周囲の先生方の理解と協力を得ることは、あなたの負担を軽減し、A君の成長をサポートする上で非常に重要です。

情報共有: A君の状況や、あなたが試している対応策について、定期的に先生方と情報共有し、連携を深めます。
役割分担: 他の先生に、A君との関わりをお願いすることで、あなたの負担を軽減し、A君があなた以外の大人にも慣れる機会を作ります。
ポジティブな声かけ: A君があなたから離れて遊んでいるときや、他の先生と楽しそうにしているときに、積極的に褒めるなど、ポジティブな声かけをすることで、A君の成長を応援する雰囲気を醸成します。

4. 周囲の視線に対する対処法

他の先生方の視線が気になることは、保育士として当然の感情です。しかし、その視線に過度に気を遣うと、あなたの行動が制限され、A君への適切な対応が難しくなる可能性があります。以下の方法で、周囲の視線に対する負担を軽減しましょう。

コミュニケーション: 先生方とのコミュニケーションを密にし、A君の状況や、あなたの対応について説明することで、理解を深めます。
自信を持つ: あなたの対応が、A君の成長をサポートする上で有効であることを理解し、自信を持って対応しましょう。
専門家への相談: 必要に応じて、保育に関する専門家（保育コンサルタントや、経験豊富な保育士など）に相談し、アドバイスを求めることも有効です。

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5. 長期的な視点

A君の後追いは、成長の過程で自然に軽減していくものです。焦らず、長期的な視点で、A君の成長を温かく見守りましょう。A君の成長を信じ、愛情を持って接することで、A君との信頼関係はさらに深まり、後追いは徐々に解消されていくはずです。

記録: A君の成長の記録をつけ、定期的に振り返ることで、A君の成長を実感し、自信を持つことができます。
自己肯定感を高める: あなた自身が、保育士としての自分の能力を認め、自己肯定感を高めることが重要です。
休息: 疲れたときは、しっかりと休息を取り、心身ともにリフレッシュしましょう。

6. まとめ

保育士1年目として、A君の後追い問題に悩むあなたの気持ちはよく分かります。しかし、あなたのこれまでの対応は、A君の成長をサポートする上で非常に有効であり、自信を持ってください。今回の記事で提案した具体的な対応策を実践し、A君とのより良い関係を築き、保育士としての自信を高め、日々の業務をよりスムーズに進めてください。周囲の先生方との連携を深め、長期的な視点でA君の成長を見守ることで、必ず状況は改善していくはずです。応援しています！

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