「もう無理…」無気力な発達障害の子供を支えたい親御さんへ：絶望からの脱却と、子供の未来を切り開くための具体的な方法

この記事は、発達障害を持つお子さんの将来に不安を感じ、出口の見えない状況で苦しんでいる親御さんに向けて書かれています。お子さんの無気力、ネグレクト状態、そして行政の対応に絶望し、精神的に追い詰められているあなたへ。これまでの努力を否定するのではなく、これからの具体的な行動と、希望を見出すためのヒントをお伝えします。

子供を誰かに保護してもらうには、どうしたらいいですか。

私には、中学の子供がいます。この子は発達障害があるのですが、何をやるにも無気力です。どんなに手をかけても、色んな機関からアドバイスをうけ、実践しても無気力で、楽しくないからしないといいます。

今はネグレクト状態です。ご飯も与えてません。部屋から出てくるなと強要してます。

あの子を見ると、将来への不安が強くて、親がいなくなったら生きていけないから、どうしたら自立して生きていけるだろうかとか、毎日毎日、禿げ上がるほど考えてしまって、きつく当たることもありました。

反抗期も混ざり、態度も悪く、あの子を見るだけでイライラが止まらなくなり、私自身もあの子に手の施し用がなく、他人の言うことは聞くのに、本当は素直なのに、無気力な我が子に無関心になってきました。

棒を振り回して殴ったこともあったので、このままじゃいつかは、あの子を殺してしまうかもしれない恐怖と少しあの子から距離を置きたくて、児童相談所に電話をして、ここに至るまでの理由を全て話した上で預かってほしいと言いましたが、｢お宅のように両親もいて、お金もあって、恵まれているお子さんを預かることは出来ない。｣と断られました。虐待してるんですよ？と言っても、無理の一点張りでした。

将来、日本のゴミとなる事が目に見えているからそのまま虐待死させろってことなのかなって思いました。

でも、私の子供はこの子だけじゃないので、それは何としても避けたい。

だから、預かってくれる施設がないか、教えて欲しいです。

普通に健常者として生活させたいという思いで、当時は療育手帳を作ってませんので、現在もまだ療育手帳はまだありません。

施設を教えてくれればいいです。あのねお母さん！と、説教とかアドバイスとか、もう聞き飽きました。何をしても無理なんです。子供が可哀想とか、何も知らないくせに偽善者ぶった能書きもいりません。やる事は全てやりました。これ以上出来ることは無いです。精神的に参ってます。だからこそこんな質問してるので、答えだけください。

はじめに：あなたを責める言葉はもういらない

まず最初に、あなたを責める言葉は一切ありません。あなたは、お子さんの将来を真剣に考え、悩み、苦しみ、そして必死に行動してきたのです。その事実は、誰にも否定できません。これまでの苦労を理解し、その上で、これからの具体的な行動を一緒に考えていきましょう。

1. 現状の整理：何が問題なのか？

まず、現状を客観的に整理することから始めましょう。抱えている問題は多岐にわたりますが、大きく分けると以下の3つに集約できます。

お子さんの問題：発達障害による無気力、自己肯定感の低さ、将来への不安など。
親御さんの問題：精神的な疲労、子育てへの絶望感、虐待の可能性、行政への不信感など。
環境の問題：適切な支援が得られない、経済的な不安、社会的な孤立など。

これらの問題を一つずつ紐解き、具体的な解決策を探っていくことが重要です。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

2. 専門家との連携：一人で抱え込まない

「もう何もかも試した」と感じているかもしれませんが、まだ試せることはたくさんあります。そして、あなた一人で抱え込む必要はありません。専門家の力を借り、多角的な視点から問題解決に取り組むことが重要です。

2-1. 医師（精神科医、発達障害専門医）

まず、お子さんの状態を正確に把握するために、精神科医または発達障害専門医の診察を受けましょう。診断に基づいた適切な治療（薬物療法、カウンセリングなど）を受けることで、お子さんの無気力や不安を軽減できる可能性があります。

ポイント：セカンドオピニオンも検討し、信頼できる医師を見つけましょう。
探し方：地域の精神科医を検索し、発達障害に関する専門知識を持つ医師を探しましょう。

2-2. 心理カウンセラー

お子さんの心のケアも重要です。心理カウンセラーとの面談を通して、自己肯定感を高め、将来への希望を見出すサポートを受けましょう。また、カウンセリングは、お子さんだけでなく、親御さん自身の心のケアにも役立ちます。

ポイント：お子さんと相性の良いカウンセラーを見つけることが大切です。
探し方：地域のカウンセリングルームを検索し、発達障害に関する専門知識を持つカウンセラーを探しましょう。

2-3. 児童精神科医

児童精神科医は、子供の心の健康問題に特化した専門家です。発達障害、行動の問題、情緒的な困難など、幅広い問題に対応できます。児童精神科医の診察を受けることで、お子さんの状態を総合的に評価し、適切な治療計画を立てることができます。

ポイント：児童精神科医は、子供と親の両方をサポートする役割も担います。
探し方：地域の児童精神科医を検索し、口コミなどを参考にしながら、信頼できる医師を探しましょう。

3. 行政との連携：利用できる支援を探す

児童相談所との関係が悪化しているかもしれませんが、諦めずに、利用できる支援を探しましょう。虐待の事実があったとしても、それは、あなたが追い詰められた結果であり、決してあなたの人格を否定するものではありません。冷静に、利用できる制度やサービスを調べていきましょう。

3-1. 児童相談所

児童相談所は、虐待や養護を必要とする子供たちを支援する機関です。今回のケースでは、一度は門前払いされたかもしれませんが、状況が変わることもあります。改めて相談し、状況を説明し、支援を求めてみましょう。児童相談所は、一時保護や施設入所などの支援を提供することができます。

ポイント：担当者とのコミュニケーションを密にし、協力関係を築くことが重要です。
相談のポイント：
- 現在の状況を具体的に説明する。
- お子さんの困りごとを明確にする。
- どのような支援を求めているのかを伝える。

3-2. 障害福祉サービス

お子さんが療育手帳を持っていなくても、障害福祉サービスを利用できる場合があります。まずは、お住まいの市区町村の障害福祉窓口に相談し、利用できるサービスについて詳しく聞いてみましょう。具体的には、以下のサービスが考えられます。

児童発達支援：未就学児を対象とした療育サービス。
放課後等デイサービス：就学中の子供を対象とした、放課後や長期休暇中の支援サービス。
自立支援医療（精神通院医療）：精神疾患の治療にかかる医療費の自己負担を軽減する制度。

ポイント：積極的に情報収集し、利用できるサービスを最大限に活用しましょう。
探し方：お住まいの市区町村の障害福祉窓口に問い合わせ、利用できるサービスについて相談しましょう。

3-3. 地域の相談支援事業所

地域の相談支援事業所は、障害のある方やその家族の相談に応じ、必要なサービスにつなげる役割を担っています。専門の相談員が、あなたの状況に合わせて、適切なアドバイスや情報提供をしてくれます。

ポイント：一人で悩まず、気軽に相談してみましょう。
探し方：お住まいの地域の相談支援事業所を検索し、利用してみましょう。

4. 療育手帳の取得：将来への備え

療育手帳は、知的障害のある子供たちを支援するための手帳ですが、発達障害のお子さんでも取得できる場合があります。療育手帳を取得することで、様々な福祉サービスや支援を受けやすくなります。また、将来的に、お子さんが自立した生活を送るためのサポートにもつながります。

ポイント：療育手帳の取得は、お子さんの将来の選択肢を広げることにもつながります。
取得方法：お住まいの市区町村の障害福祉窓口に相談し、療育手帳の申請手続きについて確認しましょう。

5. 家族のサポート：孤立しない

一人で抱え込まず、家族や親しい人に頼りましょう。あなたの悩みや苦しみを理解してくれる人がいるだけでも、心の支えになります。また、家族の協力を得ることで、子育ての負担を軽減し、より良い環境を整えることができます。

ポイント：遠慮なく、困っていることを伝え、助けを求めましょう。
具体的な方法：
- 家族に、お子さんの状況やあなたの気持ちを伝える。
- 家事や育児を手伝ってもらう。
- 定期的に、悩みや不安を共有する。

6. 子供とのコミュニケーション：心の距離を縮める

お子さんとのコミュニケーションは、非常に難しいかもしれませんが、諦めずに、少しずつ関係を築いていく努力をしましょう。無気力な状態のお子さんとのコミュニケーションは、特に困難を伴いますが、以下の点を意識することで、少しずつ関係を改善できる可能性があります。

傾聴：お子さんの話に耳を傾け、共感する姿勢を示しましょう。
肯定的な言葉：お子さんの良いところを見つけ、褒める言葉をかけましょう。
共通の興味：お子さんの興味のあることについて、一緒に話したり、活動したりしましょう。
無理強いしない：お子さんのペースに合わせて、焦らずに接しましょう。
感情のコントロール：イライラした気持ちを抑え、冷静に接しましょう。

これらのコミュニケーションを通して、お子さんの自己肯定感を高め、信頼関係を築くことができれば、無気力な状態を改善し、将来への希望を見出すことができるかもしれません。

7. 休息と自己ケア：あなた自身を大切に

あなたは、心身ともに疲労困憊しているはずです。まずは、あなた自身を大切にしてください。十分な休息を取り、心と体を休ませる時間を作りましょう。そして、自分の好きなことや、リラックスできる時間を持つようにしましょう。

休息：睡眠をしっかりとる。
リフレッシュ：趣味や好きなことに時間を使う。
ストレス解消：運動や入浴などで心身をリラックスさせる。
専門家への相談：カウンセリングやセラピーを受ける。

あなたが元気でなければ、お子さんを支えることはできません。まずは、あなた自身が健康でいることが、最も重要なのです。

8. 視野を広げる：未来への希望を持つ

現状に絶望し、未来が見えないと感じているかもしれませんが、諦めずに、視野を広げ、未来への希望を持ちましょう。そのためには、以下の3つのステップが重要です。

8-1. 情報収集

発達障害に関する最新の情報や、支援制度に関する情報を積極的に収集しましょう。インターネット、書籍、専門家からの情報など、様々な情報源を活用し、知識を深めることが重要です。

8-2. 成功事例の学習

同じような状況から、子供を自立させ、幸せな未来を切り開いた親御さんの成功事例を学びましょう。他の親御さんの経験から、ヒントを得たり、勇気づけられたりすることができます。

8-3. ポジティブな思考

困難な状況でも、ポジティブな思考を心がけましょう。悲観的な考えにとらわれるのではなく、希望を持ち、未来を信じることで、困難を乗り越える力となります。

9. 具体的な行動計画：今日からできること

ここまで、様々なアドバイスをしてきましたが、最も重要なのは、具体的な行動を起こすことです。今日からできることを、リストアップしてみましょう。

ステップ1：精神科医または発達障害専門医に相談する予約を取る。
ステップ2：地域の相談支援事業所に問い合わせ、相談する。
ステップ3：家族や親しい人に、悩みを打ち明ける。
ステップ4：療育手帳の申請について、市区町村の障害福祉窓口に問い合わせる。
ステップ5：自分自身がリラックスできる時間を作る。

これらの行動を一つずつ実行していくことで、少しずつ状況が改善し、未来への希望が見えてくるはずです。焦らず、一歩ずつ進んでいきましょう。

10. 最後に：あなたは一人じゃない

この記事を読んで、少しでも心が軽くなったでしょうか？あなたは一人ではありません。同じように悩み、苦しんでいる親御さんはたくさんいます。そして、あなたを支えようと、手を差し伸べてくれる人もいます。どうか、諦めないでください。あなたの子供の未来は、あなた自身の手で切り開くことができます。そして、その過程で、あなた自身も成長し、より豊かな人生を送ることができるはずです。

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