幼稚園での対応に悩む母親へ：発達障害児の特性理解と、より良いコミュニケーションを築くために
幼稚園での対応に悩む母親へ：発達障害児の特性理解と、より良いコミュニケーションを築くために
この記事では、発達障害のあるお子さんを持つお母様が、幼稚園での対応に悩み、落ち込んでいるという状況に対し、具体的なアドバイスと心の支えとなる情報を提供します。お子さんの特性を理解し、幼稚園とのより良いコミュニケーションを築くためのヒント、そして、ご自身が抱える不安や葛藤を乗り越えるためのサポートについて掘り下げていきます。
発達障害で心理の個別療育を受けている息子(年少)を幼稚園に通わせている母親です。
幼稚園の先生の息子への対応や、私に対する言動で腑に落ちないことがあり、投稿させていただきます。
とても落ち込んでいるので共感やアドバイスなどいただけたら幸いです。
息子はこだわりが強く、決まった数種類の服しか着れません。また、トイレに母親に着いてきてもらわなければ行けません。ついていけば家でも幼稚園でも用を足すことはできます。が、常に私が園にいるわけではないので我慢できず漏らしてしまうこともあります。
普段はお漏らししても沢山お着替えを持ってきてもらえれば大丈夫と担任の先生に言ってもらっていて、申し訳ないと思いながらもそうさせてもらっています。今日は偶々別のクラスの先生が対応してくださったのですが、その先生がスパルタ系の教育方針の先生らしく厳しいと有名で(若いですが)、我が子が漏らして着替えもせず裸で泣いているのを見かねて、無理矢理服を着せ(「すみません、こだわりが強くて二種類しか着れる服がないんです」と私が言っても「でも何も着ずに制服のジャケットだけ着るのはおかしい」と言って無理矢理着せていましたが、嫌で泣きながら脱いでしまいました)、またトイレに行きたくなったのでその先生が息子を引っ張って大声で「幼稚園ではお母さんとは行かないの！」と叱ってトイレに連れていきました。息子は「先生いやだ！先生嫌い！お母さんがいい！」とパニック状態で泣き叫びながら抵抗していたのですが、無理矢理個室に入れられてズボンとパンツを下ろされていたのでまた漏らしてしまいました。先生も感情的になり「お母さんが全てになっちゃってますから、お母さんが家で先生のことを悪く言ったりしてるから子供もこういうことを言うんです」とまで言われました。もちろん悪口など全く言っていないので唖然としてしまい、「いや、言ってないです」と反論することで精一杯でした。園の中だから先生にお任せするべきなのかなと思い、その一部始終を横で見守るしかできなくて…今となってはどうして泣き叫ぶ息子を助けてあげなかったのかと後悔しています。隣に担任の先生も途中から来たのですが、新任なので先輩の先生がやってることに口出しできず、ずっと見ていました。最後に「何も言えなくてごめんなさい」と謝られました。今回のことがトラウマになってますます幼稚園でトイレに行くのを嫌がるのではないかと心配です。
また、幼稚園の先生は全員、息子がトイレに一人で行けなくて療育に通っていることは知っています。知っていてこの対応は、どうなんだろうと思ってしまいました。私が先生の悪口を言っていると決めつけられたのも心外でした。障害のことを知ってはいても理解はしていないので、こだわりや出来ないことが我が儘や甘えに見えていたり、私が子供を甘やかしているように見えているのかもしれません。担任の先生も新任なので、母親と新任の先生の前で「私のスパルタ教育で出来るところを見せよう」と思ったのかもしれません。私も過去に怒鳴って恐怖を与えて従わせようとした時期もあったので気持ちはわかります。でも、やはりそれでは何も解決しないんですよね。今日の一見では結局服を着ることもトイレも何も出来ずに先生に対する恐怖心だけが残ったと思います。今息子に必要なのは、出来ることを認めて少しでも出来たことは褒めて自信をつけてもらうことだと思っているし、療育の先生にも言われています。それが甘やかしていると言われたら何も言えないのですが。
このことを発達センターの担当の先生に相談したところ、一度幼稚園の担任の先生に電話して普段の様子など聞くのと併せて対応の仕方についても話してみます。とおっしゃってくださいました。でも、今回の件は担任の先生ではなく、別の先生なので、幼稚園の先生全員に対応の仕方を理解してもらいたいという気持ちがあります。こんなことを思うのはモンスターペアレントでしょうか。特別扱いしてほしい訳ではないんです、障害の特性を知ってもらい、パニックになっている時に怒鳴ったり、出来ないことを無理強いしたりするのを止めてほしいだけなのです。それは普通の子でもそうなのではないのかな？とも思います。どうしていいかわからず、私も幼稚園に行きたくない気持ちでいっぱいです。そのスパルタ先生が担任では無かったことは良かったと思います。。今後そのようなタイプの先生と付き合うことになる機会もあるかもしれないと思うと不安です。
我が子、裸のまま泣いていたせいか、熱が出てうなされています。家に帰ってきてから五時間の間に五回もトイレに行って頻尿になっている気もします。
どうしていいかわからず、私も涙が止まりません。
ダメな母親なのはわかっています。その点についてはアドバイス程度にとどめて、ご意見いただけたら幸いです。
1. お子さんの状況を理解し、幼稚園との連携を深める
まず、お子さんの置かれている状況を具体的に理解することから始めましょう。発達障害のあるお子さんは、感覚過敏やこだわり、コミュニケーションの困難さなど、様々な特性を持っています。今回のケースでは、
- 特定の服しか着られない
- トイレに一人で行けない
- パニックを起こしやすい
といった点が、幼稚園での生活を難しくしている要因として挙げられます。これらの特性を理解した上で、幼稚園の先生方と情報を共有し、連携を深めることが重要です。
1-1. お子さんの特性を整理する
お子さんの特性を具体的に整理し、幼稚園の先生に伝えやすいように準備しましょう。例えば、
- こだわり：「特定の服しか着られない」というこだわりについて、具体的な服の種類や、なぜその服でないと嫌なのか、理由を記録しておきましょう。写真やイラストを使って、視覚的に伝えるのも効果的です。
- トイレ：トイレの問題については、家での様子（いつ、どんな時にトイレに行くか、どんなサポートが必要か）を記録し、幼稚園の先生に共有します。療育の先生からのアドバイスがあれば、それも伝えると良いでしょう。
- パニック：パニックを起こしやすい状況（例：予期しない変化、大声、無理強い）を把握し、具体的な対応策を考えます。例えば、「落ち着ける場所」「安心できる言葉」などを事前に伝えておくことで、先生方も対応しやすくなります。
1-2. 幼稚園とのコミュニケーションを積極的に行う
幼稚園の先生方とのコミュニケーションは、定期的に行いましょう。
- 担任の先生との連携：担任の先生とは、日々の様子や困ったこと、良いことなどを共有し、密に連携を取りましょう。連絡帳や電話、面談などを活用し、こまめな情報交換を心がけてください。
- 他の先生方への情報共有：担任の先生だけでなく、他の先生方にもお子さんの特性を理解してもらうことが重要です。必要に応じて、園全体で情報共有できる機会を設けてもらうよう、園長先生に相談してみるのも良いでしょう。
- 園との協力体制を築く：幼稚園との協力体制を築くためには、一方的な要求ではなく、双方にとってメリットのある提案をすることが大切です。例えば、お子さんの特性に合わせた対応方法を提案したり、園の先生方が困っていることについて、一緒に解決策を考えたりする姿勢を示すことが重要です。
2. 幼稚園の先生への具体的な伝え方と、建設的な関係を築く
幼稚園の先生に、お子さんの状況を理解してもらい、適切な対応をしてもらうためには、効果的な伝え方を意識することが大切です。感情的にならず、冷静に、具体的な情報と希望を伝えるようにしましょう。
2-1. 状況を客観的に伝える
まずは、今回の出来事について、感情的にならず、客観的に状況を説明しましょう。
- 事実を伝える：「〇〇先生に、息子が服を着ることを拒否し、トイレでパニックになった」というように、事実を具体的に伝えます。
- 感情的な言葉は避ける：「ひどい」「信じられない」といった感情的な言葉は避け、「〇〇先生の対応を見て、息子がとても怖がっていました」というように、客観的な表現を心がけます。
- 子どもの気持ちを代弁する：「息子は、〇〇先生に怒られたことで、とても不安を感じたようです」というように、子どもの気持ちを代弁することで、先生に子どもの立場を理解してもらいやすくなります。
2-2. 困っていること、そして、お願いを明確に伝える
状況を伝えた上で、困っていること、そして、先生に協力してほしいことを具体的に伝えましょう。
- 困っていることを明確にする：「今回のことで、息子が幼稚園に行くことを怖がるようになってしまいました。また、頻尿の症状も出ており、心配しています」というように、具体的に困っていることを伝えます。
- 具体的なお願いをする：「今後は、息子のこだわりを理解し、無理強いしないようにしてほしい」「パニックになった場合は、落ち着ける場所で、安心できる言葉をかけてほしい」というように、具体的なお願いをします。
- 代替案を提示する：「服については、着られる服をいくつか園に置いておく」「トイレについては、最初は先生が付き添い、徐々に一人でできるように促す」というように、具体的な代替案を提示することで、先生も対応しやすくなります。
2-3. 建設的な関係を築くための心構え
幼稚園の先生との関係を良好に保つためには、以下の点に注意しましょう。
- 感謝の気持ちを伝える：日頃から、先生方の努力に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。「いつもありがとうございます」「おかげで、息子も幼稚園に楽しく通っています」といった言葉は、先生方のモチベーションを高め、協力的な関係を築く上で重要です。
- 一方的な要求は避ける：先生方に一方的な要求をするのではなく、一緒に解決策を考える姿勢を示しましょう。例えば、「〇〇先生、何か困っていることはありますか？何か私にできることがあれば、遠慮なく言ってください」というように、先生方の立場に寄り添う姿勢を見せることも大切です。
- 定期的な情報交換を行う：定期的に、子どもの様子や、幼稚園での出来事について情報交換を行いましょう。連絡帳や電話、面談などを活用し、こまめな情報交換を心がけてください。
- 専門家との連携も検討する：必要に応じて、発達支援の専門家（療育の先生、臨床心理士など）に相談し、アドバイスをもらうことも有効です。専門家は、子どもの特性を理解し、幼稚園の先生方に適切なアドバイスをすることができます。
3. 感情的な負担を軽減し、自己肯定感を高めるためのサポート
今回の出来事を通して、あなたは大きなショックを受け、深い悲しみと自己否定感を感じていることと思います。この章では、あなたの感情的な負担を軽減し、自己肯定感を高めるための具体的なサポートについて解説します。
3-1. 感情を整理し、受け止める
まずは、自分の感情を整理し、受け止めることから始めましょう。
- 感情を言葉にする：「悲しい」「つらい」「怒り」など、自分の感情を言葉にして、ノートに書き出したり、信頼できる人に話したりしましょう。感情を言葉にすることで、客観的に自分を理解し、冷静さを取り戻すことができます。
- 感情を否定しない：「こんなことで落ち込んでいる自分はダメだ」など、自分の感情を否定しないでください。どんな感情も、あなたの大切な一部です。自分の感情を認め、受け入れることが、心の健康につながります。
- 休息をとる：心身ともに疲れているときは、十分な休息をとることが大切です。睡眠をしっかりとったり、リラックスできる時間を作ったりして、心身を休ませましょう。
3-2. 信頼できる人に相談する
一人で抱え込まず、信頼できる人に相談しましょう。
- 家族や友人：家族や友人に、自分の気持ちを話してみましょう。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
- 専門家：専門家（カウンセラー、心理士など）に相談することも有効です。専門家は、あなたの話をじっくりと聞き、適切なアドバイスをしてくれます。
- 発達センターの先生：発達センターの先生は、お子さんの発達について詳しいだけでなく、親御さんの悩みにも寄り添ってくれます。今回の件についても、相談してみると良いでしょう。
3-3. 自己肯定感を高めるための具体的な方法
自己肯定感を高めるためには、以下のことを意識しましょう。
- 自分の良いところを見つける：自分の良いところを意識し、ノートに書き出してみましょう。「子どものために一生懸命」「優しい」「我慢強い」など、どんなことでも構いません。自分の良いところを認識することで、自己肯定感が高まります。
- 小さな目標を立て、達成する：小さな目標を立て、達成することで、自信をつけることができます。「今日は、笑顔で子どもに話しかけよう」「幼稚園の先生に、感謝の気持ちを伝えよう」など、簡単な目標から始めてみましょう。
- 自分を褒める：頑張った自分を褒めてあげましょう。「よく頑張ったね」「すごいね」など、自分自身に声をかけることで、自己肯定感が高まります。
- 趣味や好きなことに時間を費やす：自分の好きなことや趣味に時間を費やすことで、リフレッシュし、心のバランスを保つことができます。好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、散歩に出かけたり、自分の心を癒す時間を作りましょう。
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4. 今後のために：長期的な視点と、専門家との連携
今回の出来事を乗り越え、お子さんの成長を支えるためには、長期的な視点と、専門家との連携が不可欠です。
- 長期的な視点を持つ：発達障害のあるお子さんの成長は、ゆっくりと進むことが多いです。焦らず、子どものペースに合わせて、長期的な視点で見守りましょう。
- 専門家との連携を継続する：療育の先生や、発達支援の専門家との連携を継続し、定期的に相談しましょう。専門家は、子どもの発達段階に合わせたアドバイスや、具体的なサポートを提供してくれます。
- 情報収集を続ける：発達障害に関する情報を積極的に収集し、知識を深めましょう。書籍、インターネット、セミナーなど、様々な情報源を活用し、子どもの特性や、適切な対応方法について学びましょう。
- 親の会に参加する：同じ悩みを持つ親御さんたちの集まり（親の会）に参加することも、有効な手段です。親の会では、情報交換をしたり、悩みを共有したりすることで、孤独感を解消し、心の支えを得ることができます。
5. まとめ：あなたを支えるために
今回の出来事は、あなたにとって非常に辛い経験だったと思います。しかし、あなたは決して一人ではありません。お子さんのために、一生懸命悩み、考え、行動しているあなたを、心から応援しています。
この記事で紹介したアドバイスを参考に、幼稚園との連携を深め、お子さんの特性を理解し、より良い関係を築いていくことを願っています。そして、あなた自身が、心穏やかに、お子さんの成長を見守ることができるように、心から願っています。
もし、どうしても辛いときは、一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してください。そして、あなたの心と体の健康を第一に考えてください。
あなたは、素晴らしいお母さんです。自信を持って、お子さんと向き合ってください。
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