高校生の適応障害とキャリア：親ができること、仕事との両立、そして未来への道
高校生の適応障害とキャリア：親ができること、仕事との両立、そして未来への道
以下は、今年高校に入学した息子さんが適応障害と診断されたお母様からのご相談です。息子さんの学校生活への適応、将来への不安、そしてご自身の仕事との両立について、具体的なアドバイスを求めています。
今年高校に入学した息子が適応障害と診断されました。
幼児期に未熟児で生まれ、発達に問題がみられるということで、療育センターに通い、小児精神科の診断は発達遅延ということでした。一部は正常またはそれ以上ながら、一部は大変低く、バランスが悪かったです。
成長するにつれ、他のお子さんよりはゆっくりながら成長がみられ、努力を重ねて、学力も比較的高い方でした。
この春、希望の高校に入学。精神的に弱い所も考えて、本人の学力よりは少しだけ余裕のあるところでした。
ゴールデンウィーク明けくらいから、徐々に変調があり、大変だと言いながらも、学校には自分から行っていたのですが、学校で時々腹痛を起こし授業を抜けて、トイレなどに一時間近くいたり、保健室で休んだりしていたようで、あまりにも頻繁になったことで、学校から連絡が来るようになりました。
そうやって、授業を抜けていたので、勉強にもついていけなくなり、成績は悪化。本人と学校の先生と母親である私と話し合い、学校カウンセラーのもとに通い、勉強は夏休みに補講と通塾で抜けていたところを取り返したのですが、夏休み明け初日から、同じことを繰り返して現在はほぼ毎日、腹痛で何かの授業を抜けていると先日学校から呼び出されて聞かされました。夏休み明けに、同じことを繰り返した時に、すぐ心療内科を受診し、適応障害と診断されたものの、母親の私と一緒の時は、全く普段通りのまじめで優しい息子なので、投薬の必要なし、学校カウンセラーとのカウンセリングを続けるということだったのですが、9月もすぐにぶり返したため、このままでは単位が足りなくなるとお話がありました。
学校を辞めさせることや、休学も考えたのですが、昼間一人でおいておくことになることや、この先のことを考えると、本人もなんとか続けたいと希望することもあり、踏みとどまっています。
本当は辞めた後、私が一緒にいてあげられればいいのですが、我が家は母子家庭で、私は昼間派遣として働いており、ここ数年やっとフルタイムの仕事をもらえるようになったところで、それでも最近雇止めにあい、なんとか別な派遣会社で仕事をもらえたところです。自己都合で仕事を辞めてしまうと雇用保険もすぐにはでませんし、私の年齢的(50代)的にも仕事は、大変難しい状況です。
児童扶養手当と養育費も手を尽くして、もらえるようにしているものの、毎月ぎりぎり。。。貯蓄はほぼありません。高校に受かって、塾を辞めたので、入学関係の準備など、大きな支払いが済んだら、少しずつ貯めることを考えていたのですが、やむなく、一番安い塾に、一教科だけ通うことして、貯金はできませんでした。塾に通っただけのことはあり、その教科だけは、持ち直し、その授業だけは休まずに出席できています。
毎日、通学も途中の駅まで私の通勤と一緒なので、息子の時間に合わせて一緒に行き、体調を確認して送り出しています。夏休み前までは、通学途中に腹痛でトイレに駆け込むこともあったのですが、私が一緒だと、閉じこもることなく、用を足して出てこられています。
一人で学校に行きたくなったら、教えてねと話しています。
日中は、ラインで、大丈夫?とか、提出物出せた?など、簡単なものですが、一日一度はやり取りしています。
それでも、学校でお腹が痛くなって、授業にでられなくなってしまう。。。
私にさえ、本当のことが言えない。。。
あとは、何をしたらいいのか。。。
息子の為にできることは、何がありますでしょうか?
専門家の方やご経験のある方のアドバイスを賜りたく、宜しくお願い致します。
※過保護だとか、誹謗中傷は、大変申し訳ありませんが、ご遠慮させて頂きます。
この度は、息子さんの適応障害という状況、そしてご自身の仕事との両立という困難な状況の中で、大変なご心労のことと思います。このQ&Aでは、キャリア支援の専門家として、息子さんの学校生活へのサポート、ご自身の仕事との両立、そして将来への展望について、具体的なアドバイスを提供します。
まず、ご相談内容を整理し、問題点を具体的に把握しましょう。息子さんの現状は、
- 高校入学後に適応障害を発症し、学校生活に支障をきたしている。
- 腹痛などの症状で授業を欠席し、学業にも影響が出ている。
- 学校を辞めることや休学も検討しているが、本人の意思もあり、踏みとどまっている。
- 母子家庭であり、経済的な不安も抱えている。
- ご自身も仕事で大変な状況であり、息子さんのサポートに十分な時間を割けない。
といった状況です。これらの問題に対し、一つずつ解決策を提示していきます。
1. 息子さんの学校生活をサポートするために
息子さんの学校生活をサポートするためには、以下の3つの柱を意識しましょう。
1-1. 医療機関との連携を強化する
まず、心療内科医との連携を密にしましょう。定期的な診察を受け、症状の変化や治療の進捗について詳細に報告し、今後の対応について相談します。投薬の必要がないとのことですが、カウンセリングの効果や、症状が悪化した際の対応についても、医師とよく話し合っておく必要があります。
学校カウンセラーとの連携も重要です。カウンセラーには、息子さんの学校での様子や、授業への参加状況などを詳しく伝え、連携してサポート体制を構築しましょう。カウンセリングの内容についても、定期的に報告を受け、家庭での対応に活かせるようにしましょう。
1-2. 学校との連携を密にする
学校の先生方との連携も不可欠です。担任の先生だけでなく、教科の先生にも、息子さんの状況を説明し、理解と協力を求めましょう。授業への参加が難しい場合は、個別の学習支援や、課題の調整など、柔軟な対応を相談することもできます。
学校には、特別支援教育コーディネーターがいる場合があります。コーディネーターに相談し、息子さんの状況に合わせたサポート体制を構築することも検討しましょう。例えば、保健室の利用、別室登校、時間割の調整など、様々なサポートが受けられる可能性があります。
1-3. 家庭でのサポート体制を整える
家庭では、息子さんが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。まずは、息子さんの話に耳を傾け、気持ちを理解しようと努めましょう。学校での悩みや不安、困っていることなどを、じっくりと聞いてあげてください。
規則正しい生活習慣を心がけましょう。睡眠時間、食事時間、学習時間などを一定にすることで、心身のバランスを整えることができます。一緒に食事をしたり、一緒に過ごす時間を増やすことで、親子の絆を深め、安心感を与えることもできます。
趣味や好きなことを見つけ、一緒に楽しむ時間を作ることも有効です。気分転換になり、ストレスを軽減することができます。また、適度な運動も、心身の健康に良い影響を与えます。
2. 仕事との両立について
母子家庭で、フルタイムの仕事と息子さんのサポートを両立することは、非常に大変なことです。しかし、以下の点を意識することで、両立の負担を軽減することができます。
2-1. 職場の理解と協力を得る
まずは、職場の理解と協力を得ることが重要です。上司や同僚に、息子さんの状況を説明し、理解を求めましょう。急な欠勤や早退が必要になる場合があることを伝え、事前に相談できる関係を築いておきましょう。
会社によっては、育児や介護に関する制度が利用できる場合があります。時短勤務、テレワーク、有給休暇など、利用できる制度がないか確認し、積極的に活用しましょう。
2-2. 地域のサポートを活用する
地域のサポートも積極的に活用しましょう。自治体やNPO法人などが、子育て支援や、障害のある子供への支援を行っている場合があります。利用できるサービスがないか、調べてみましょう。
ファミリーサポートセンターや、病児保育などのサービスも利用を検討しましょう。急な用事や、体調が悪い時に、子供を預かってもらうことができます。
2-3. 家族や親族の協力を得る
家族や親族の協力を得ることも重要です。頼れる親族がいれば、子供の送迎や、食事の準備など、手伝ってもらうことができます。遠慮せずに、協力を求めましょう。
もし、頼れる親族がいない場合は、地域のサポート団体や、NPO法人などに相談し、サポート体制を構築することも検討しましょう。
3. 将来への展望
息子さんの将来について、不安を感じることもあるかもしれません。しかし、適切なサポートと、本人の努力によって、必ず道は開けます。将来への展望を持つために、以下の点を意識しましょう。
3-1. キャリア教育を始める
息子さんが将来、どのような仕事に就きたいのか、一緒に考えることから始めましょう。興味のあることや、得意なことなどを話し合い、将来の目標を明確にしましょう。
学校のキャリア教育や、地域の職業体験などを活用し、様々な職業について知る機会を作りましょう。インターンシップや、ボランティア活動なども、良い経験になります。
3-2. スキルアップを支援する
息子さんの興味や適性に合わせて、スキルアップを支援しましょう。例えば、プログラミング、デザイン、語学など、将来役に立つスキルを身につけるための学習をサポートすることができます。
オンライン学習や、専門学校、大学など、様々な学習方法があります。息子さんの状況や、目標に合わせて、最適な学習方法を選びましょう。
3-3. 就労支援サービスを活用する
将来、就職を目指す際には、就労支援サービスを活用しましょう。障害者就業・生活支援センターや、ハローワークなど、様々な就労支援サービスがあります。専門家のアドバイスを受けながら、就職活動を進めることができます。
就労移行支援事業所や、就労継続支援事業所など、様々な就労支援施設があります。息子さんの状況に合わせて、最適な施設を選び、就労に向けた準備をすることができます。
これらのサポートを通じて、息子さんが自立し、自分らしい人生を送れるように、一緒に歩んでいきましょう。
もっとパーソナルなアドバイスが必要なあなたへ
この記事では一般的な解決策を提示しましたが、あなたの悩みは唯一無二です。
AIキャリアパートナー「あかりちゃん」が、LINEであなたの悩みをリアルタイムに聞き、具体的な求人探しまでサポートします。
無理な勧誘は一切ありません。まずは話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなるはずです。
4. まとめ：未来への一歩を踏み出すために
息子さんの適応障害という困難な状況、そしてご自身の仕事との両立という課題は、確かに大変なものです。しかし、適切なサポートと、前向きな姿勢があれば、必ず乗り越えることができます。
まずは、息子さんの心身の健康を第一に考え、医療機関や学校との連携を強化しましょう。そして、ご自身の仕事との両立のために、職場の理解と協力を得て、地域のサポートや、家族の協力を活用しましょう。将来への展望を持ち、キャリア教育や、スキルアップ支援、就労支援サービスなどを活用して、息子さんの自立をサポートしましょう。
このQ&Aが、あなたと息子さんの未来への一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。困難な状況ではありますが、決して一人ではありません。諦めずに、前向きに進んでいきましょう。
“`
最近のコラム
>> 放課後デイサービスの選択：集団行動が苦手な子の成長を促すには？専門家が教える療育と発達支援のポイント