3歳児の成長と親の悩み：専門家が教える、発達と育児のヒント

この記事では、3歳のお子さんの発達に関するお悩みについて、専門家としての視点から具体的なアドバイスを提供します。育児における様々な課題に対し、どのように向き合い、解決していくか、具体的な方法を解説します。発達の遅れ、しつけの問題、そして親御さんの心のケアに至るまで、包括的にサポートします。

3歳1ヶ月の息子について相談です。

オムツをしています。夜もオシッコを膀胱に溜めることが出来ていないようで、朝にはオヤスミマンに大量のオシッコをしています。トイトレパンツを履かせても濡れていても何も言わず。別の日には「オシッコ！」と言うのでいそいで補助便座に座らせましたがずっとおちんちんを押さえて排尿を我慢しているようでした。オシッコしていいんだよと言っても聞かず。そして「おしまい」と言って便座から降りようとします。降りてオムツを履かせたら履かせたで速攻オシッコしていました。

お名前は？と聞いても△△◯◯とフルネームで答えられません。何歳ですか？と聞いても答えられません。3歳だよ、や、△△◯◯だよと教えても一向に覚えず。というか、「いいの」と拒否されたというか、意味が分かっていないのかいるのか。

ただ保育園で「３歳」と言いながら、３を手で表したことはあると園からの育児日記に書いてありました。鏡で自分の顔がうつった時や、自分の写真を見ると「あ、◯◯」と名前を言い認識は出来ます。

イオンなど買い物に行くとじっとしていられずに走り回ります。今日なんかわざと？転んで床に伏せって大笑いしていました。どこまでも行くので目を離すことが出来ないので迷子になったことはありませんが、目を離したら100%迷子になると思います。

指しゃぶりをしています。何度も注意して止めさせてもすぐにまた指しゃぶりをしてしまいます。

偏食がすごいです。食べれるものは、ごはん、味噌汁(これも気分によっては食べない)、ヨーグルト、ハム、コーン、カレー、ホットケーキ、お好み焼き、ラーメン、しらす、ゆかり、アイス、切り干し大根。魚や肉、野菜は殆ど食べないです。食わず嫌い。美味しいよと言って食べさせようとしても「嫌だ！」の一点張り。そっぽを向いてしまいます。

言葉は二語文が15位。単語は200位。保健センターにて相談をしています。ちなみに小児発達専門の先生です。療育については勧められるということは無く、私が療育とか行ったほうがいいのか尋ねたところ、いつでも紹介状は書きますよとの返事。私が聞かなければ療育の話すら出なかったのかなと思います。先生曰く、言葉が遅く２歳になったばかりの段階。ADHD等の特性はちょこちょこ出てはいる。とのことですが、ハッキリと診断はされませんでした。

着替えも一人でしようとしません。癇癪があります。物を投げる時もあります。片付けもしません。気が向けばしますが。

私の育て方がいけないのでしょうか。確かに片付けもどうせやらないだろうと思ってしまい、子供が寝たら私が片付けたりしてます。もちろん片付けを促すのですが。

私の根気が無いのでしょうか。

今2人目が生まれ現在3ヶ月の男の子もいます。弟には「□□可愛いね」と言いながら頭を撫でたり、寝かしつけてる時には毛布を掛けてくれたりと優しいお兄ちゃんをしてくれています。

保育園でも他の子より言葉の発達が遅いのは明らかです。昨年のクリスマス会(当時2歳4ヶ月)ではうちの息子だけ先生に抱っこされていた状態でした。走り回ろうとするからだと思います。そして息子だけ名前を呼ばれても返事が出来ない、もちろん名前も言えない状態でした。

皆様から見て、現在の息子の状態をどう思われますか？やはり年相応ではない、ですよね？

それとも躾の問題なのでしょうか？確かに私は面倒くさがりなところがあるので、何かと先回りしてしまったり、アンパンマンをずっと見せていたりすることもあります。アンパンマン等のアニメを見せていないと怒り出し、コントローラーやリモコンを投げるのです。私もそれにイライラしてしまい、言うことを聞いてくれず頭を叩いたりしたこともあります。でも「痛い～」と泣く息子を見て我に返り、自分で自分の頭を叩き、自己嫌悪に落ちた事もありました。その後は頭を叩くことはしていないです。寸での所で抑えます。お尻をペンっとする事はありますが、ネットを見ると、それすらもいけない事だと書いてあるのを見て、どうすればいいのか分からなくなる時があります。私に何か問題があるのかな、と思う時もあります。

何かしら障害があるだろうと覚悟はしています。でも可愛い息子に違いはありません。育てにくいと思うことはしょっちゅうですが、大切な息子です。

息子の短所ばかりを書いてしまいましたが、もちろんいい所もあるし、そこを見つけて褒めるようにしています。

半分愚痴のようになってしまいましたが、聞きたいことは

①皆様から見ての息子の印象

②(前述しているように)私の躾がいけなかったのか。私の根気が無いのか。私に問題があるのか。

皆様のご意見をお聞かせください。お叱りも覚悟しておりますが、落ち込んでしまうので、柔らかめにお願いします。すみません。

1. お子さんの現状に対する印象

まず、お子さんの現状についてですが、様々な側面から見て、発達の遅れや特性が見られる可能性があります。具体的には、言葉の発達の遅れ、排泄に関する問題、多動性、偏食、癇癪など、複数の気になる点があります。しかし、現時点では確定的な診断が出ていないこともあり、焦らず、専門家のアドバイスを参考にしながら、お子さんに合ったサポートをしていくことが重要です。

3歳児の発達には個人差が大きく、一概に「年相応ではない」と断言することはできません。しかし、ご相談内容から判断すると、いくつかの領域でさらなるサポートが必要となる可能性はあります。例えば、言葉の発達については、2語文の使用頻度や単語の数から、言語発達の遅れが疑われます。また、多動性や集中力の問題、こだわりなども見られ、これらは自閉スペクトラム症（ASD）や注意欠如・多動性障害（ADHD）などの可能性を示唆する要素です。

重要なのは、お子さんの個性や強みを理解し、それを伸ばすような関わりをすることです。例えば、特定の遊びや活動に集中できる時間がある、弟に対して優しく接することができる、といった点は、お子さんの良い面です。これらの良い点を積極的に褒め、自己肯定感を高めることが大切です。

2. 育児における親御さんの役割と、具体的な対応策

育児は、親御さんにとって大きな喜びであると同時に、多くの悩みや葛藤を伴うものです。特に、お子さんの発達に気になる点がある場合、親御さんは「自分の育て方が悪いのではないか」「もっと何かできることがあるのではないか」と悩むものです。しかし、ご自身を責める必要はありません。大切なのは、お子さんの状況を理解し、適切なサポートを提供することです。

2-1. しつけについて

しつけは、お子さんの成長にとって非常に重要な要素です。しかし、厳しすぎるしつけや、感情的な対応は、逆効果になることもあります。今回の相談内容では、お子さんを叩いてしまったり、アンパンマンを見せないと癇癪を起こすことへの対応に苦慮されている様子が伺えます。以下に、具体的な対応策をいくつか提案します。

肯定的な言葉がけを増やす: お子さんの良い行動や、できたことを積極的に褒めましょう。「すごいね！」「上手だね！」といった言葉は、お子さんの自己肯定感を高め、意欲を促します。
具体的な指示を出す: 抽象的な指示ではなく、「おもちゃを片付けなさい」ではなく「おもちゃを箱に入れてね」のように、具体的な指示を出すことで、お子さんは何をすれば良いのか理解しやすくなります。
一貫性のある対応: 一貫性のある対応は、お子さんに安心感を与え、ルールを理解しやすくします。例えば、一度決めたルールは、状況に応じて変えるのではなく、守るようにしましょう。
感情的にならない: 育児中にイライラしてしまうことは誰にでもあります。しかし、感情的になると、冷静な判断ができなくなり、お子さんとの関係が悪化する可能性があります。深呼吸をして、落ち着いて対応することを心がけましょう。
代替案を提示する: 例えば、アンパンマンを見せないと癇癪を起こす場合、すぐに取り上げるのではなく、「今日はもう終わりだよ。代わりに絵本を読もうか」など、代替案を提示することで、お子さんの気持ちを落ち着かせることができます。

2-2. 根気について

育児には、根気が必要です。特に、発達に遅れが見られるお子さんの場合、すぐに結果が出ないことも多く、親御さんは焦りや不安を感じやすいものです。しかし、焦らず、お子さんのペースに合わせて、根気強く関わることが大切です。以下に、根気を保つためのヒントをいくつか紹介します。

目標を細分化する: 大きな目標を立てるのではなく、小さな目標を立て、一つずつクリアしていくことで、達成感を得やすくなります。
休息を取る: 育児は体力も精神力も消耗します。適度に休息を取り、心身ともにリフレッシュすることが重要です。
周囲のサポートを求める: 家族や友人、地域の育児支援サービスなどを頼り、一人で抱え込まないようにしましょう。
自分の感情を大切にする: 自分の感情を抑え込まず、時には愚痴を言ったり、泣いたりすることも大切です。
専門家との連携: 保健センターや小児科医、療育機関など、専門家のアドバイスを受けることで、適切なサポートを得ることができます。

2-3. 療育について

療育は、発達に遅れや特性のあるお子さんに対して、専門的なサポートを提供するものです。療育を受けることで、お子さんの発達を促し、社会性を育むことができます。今回の相談では、療育について迷われている様子が伺えますが、専門家のアドバイスを参考にしながら、積極的に検討することをおすすめします。

療育には、様々な種類があります。例えば、言語療法、作業療法、行動療法など、お子さんの状況に合わせて、最適なプログラムを選択することができます。療育を受けることで、お子さんは、

言葉の発達を促す: 言語療法では、言葉の発達を促すための様々な訓練を行います。
社会性を育む: 集団での活動を通して、コミュニケーション能力や協調性を育むことができます。
自己肯定感を高める: 成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高めることができます。
生活スキルを身につける: 着替えや食事、排泄などの生活スキルを身につけることができます。

療育を検討する際には、まず、専門家（医師、保育士、心理士など）に相談し、お子さんの状況を詳しく評価してもらいましょう。その上で、お子さんに合った療育プログラムを選び、積極的に参加することが大切です。

3. 食事に関するアドバイス

偏食は、多くの子どもに見られる問題です。特に、3歳頃になると、食べ物の好き嫌いがはっきりしてくることがあります。今回の相談では、お子さんの偏食が深刻で、食べられるものが限られているようです。以下に、偏食を改善するための具体的なアドバイスを紹介します。

無理強いしない: 食べ物を無理強いすると、お子さんは食べることに対して抵抗感を持つようになります。焦らず、お子さんのペースに合わせて、少しずつ食べられるものを増やしていくようにしましょう。
食事の時間を楽しくする: 食事を楽しい時間にするために、食卓の雰囲気を明るくしたり、お子さんの好きなキャラクターの食器を使ったりするのも良いでしょう。
一緒に料理をする: お子さんと一緒に料理をすることで、食べ物への興味を引くことができます。例えば、野菜を洗ったり、混ぜたりするだけでも、お子さんは料理に参加しているという意識を持つことができます。
色々な食材を試す: 嫌いなものでも、調理方法を変えたり、他の食材と組み合わせたりすることで、食べられるようになることもあります。例えば、野菜を細かく刻んで、ハンバーグやカレーに混ぜるのも良いでしょう。
食事のバランスを考える: 偏食があっても、栄養バランスを意識することが大切です。例えば、不足しがちな栄養素をサプリメントで補うこともできます。
専門家に相談する: 偏食が深刻な場合は、栄養士や医師に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。

4. 親御さんの心のケア

育児は、親御さんにとって大きな喜びであると同時に、多くのストレスを伴うものです。特に、お子さんの発達に気になる点がある場合、親御さんは、不安や孤独感を感じやすいものです。以下に、親御さんの心のケアに関するアドバイスを紹介します。

自分の感情を大切にする: 育児中にイライラしたり、落ち込んだりすることは、決して悪いことではありません。自分の感情を抑え込まず、時には、愚痴を言ったり、泣いたりすることも大切です。
休息を取る: 育児は体力も精神力も消耗します。適度に休息を取り、心身ともにリフレッシュすることが重要です。
周囲のサポートを求める: 家族や友人、地域の育児支援サービスなどを頼り、一人で抱え込まないようにしましょう。
専門家に相談する: 専門家（医師、カウンセラー、心理士など）に相談し、心のケアを受けることも有効です。
自分の時間を確保する: 育児から離れて、自分の好きなことをする時間を持つことも大切です。

親御さんが心身ともに健康であることが、お子さんの健やかな成長にとって不可欠です。ご自身を大切にし、無理のない範囲で、育児に取り組んでください。

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5. まとめ

今回の相談内容から、お子さんの発達について、いくつかの気になる点が見られました。しかし、焦らず、専門家のアドバイスを参考にしながら、お子さんに合ったサポートをしていくことが重要です。親御さん自身も、自分の感情を大切にし、周囲のサポートを求めながら、無理のない範囲で育児に取り組んでください。お子さんの成長を信じ、共に成長していく喜びを味わいましょう。

最後に、お子さんの成長を心から応援しています。

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