発達障害の可能性のある息子へのイライラが止まらない…ワーママが抱える葛藤と、穏やかな日々を取り戻すためのヒント

この記事では、発達障害の可能性のあるお子さんを育てながら、妊娠中のワーキングマザーが抱える特有の悩みと、それに対する具体的な解決策を提示します。子育てと仕事の両立、そして自身の心身の健康をどのように守っていくか、一緒に考えていきましょう。

小学校高学年の息子に、育てにくさを感じ、毎日苦しいです。かなり間が空きましたが、現在2人目の妊娠後期に入っており、そのせいもあるのか、以前にも増して息子の言動を許容できなくなり、優しく諭す、冷静に説明する、自主的に動くのを待つなどが難しくなっています。

息子は基本的には穏やかで優しく、勉強もできるのですが、忘れ物の多さや注意力のなさは何度言い聞かせても改善できず、1年半前に初めて病院に連れていき、ADDの可能性が高いと言われた経緯があります。ですが、夫婦ともにその病院の先生の考え方に共感ができず(身支度など本人ができないことは全てずっとお母さんが代わりにやってあげればいい、結婚したらお嫁さんにやらせればいい、個性を曲げるのはかわいそうだと仰る先生でしたので)、息子が理解しにくい抽象的な表現はやめ、理解し実践しやすいような論理的な説明をしたり、身支度の手順など細かい対処法を紙に書いたり、私達なりに息子に向き合ってきました。

それにより身についたこともありますが、話の途中や食事中にぼーっとして話を聞いてなかったり、お茶碗や箸を落としたりなど、なかなか身につかないこともあり、そういうことはその都度根気よく指摘してきました。

でも、最近、どうしても冷静になれないのです。息子の言動にイライラしてばかりで、怒鳴ったり、今日はついに頭を叩いてしまいました。息子に発達障害の可能性があると分かるまでは、どうして何度言ってもなおらないの？と叩いてしまうこともよくありましたが、息子は発達障害の可能性がある、私を困らせたいわけじゃないんだと分かってからは、もう叩かないと心に決めていたのに、今日は止められませんでした。

ここ3週間ほど、息子にイライラが爆発してしまうようになり、激しく怒鳴ったのはその間で5回以上です。

最近急激に大きくなったお腹は張ることも多く、在宅で1日5時間、週4日のパートと、炊事や洗濯などの家事をするだけでも、夕方には横になってしばらく動けないほど疲れやすいです。そんなこと、息子には何の責任もないことを分かっているのですが、「お母さんお腹も大きいししんどいの！もうイライラさせないで！どっか行ってよ！」と言ってしまいました。

こんなこと言っていて、新たにもう一人生まれるというのに、こんなんでいいはずがないと思います。その一方で、まだ残り2週間ある夏休みの間、息子とずっと同じ家にいて、またイライラしない自信がありません。というか、そのうち首を絞めてしまいそうな気さえしています。

夫はこの状況を心配して、数日前から息子に対し、日中は私が仕事をしている部屋と別の部屋で過ごすように言い、息子もそれに従っています。それでも自信がありませんし、実際今日も怒鳴りました。私には親がなく、息子を預けるところもないので、児童相談所に行って息子と引き離してもらった方がいいのではないかと考えてもいます。

息子へのイライラが我慢できない自分への嫌悪感と、できていたことがどうしてできないんだという自分への腹立たしさと、こんな人がもう一人生んでいいのかという申し訳なさと、夫には外での仕事もあるのにごめんなさいという気持ちで頭がいっぱいです。しかも、そこに、息子に対してごめんね思う気持ちが浮かんでこないことに、どうしてここまであの子を受け入れられなくなったの？と我ながら愕然としています。

こんなの母親失格だ、最低だと思いながらも、誰か助けてと叫びたい自分がいます。お腹が痛くなる度、私は母親なんだからと思い出し、ごめんなさい、ごめんなさい、と思います。発達障害のお子さんの親御さんは、どうやって日々ご自身を保っておられるのでしょうか。どなたか、教えてください。

1. 状況の整理：なぜ今、こんなにも苦しいのか

まず、ご自身の状況を客観的に整理することから始めましょう。抱えている問題は複雑に絡み合っていますが、一つずつ紐解いていくことで、解決の糸口が見えてきます。

妊娠による心身の変化: 妊娠後期は、ホルモンバランスの変化、体力の低下、精神的な不安定さなど、様々な変化が起こりやすい時期です。これらの変化が、息子さんへの対応を難しくしている可能性があります。
発達障害の可能性のある息子さんへの対応: 忘れ物が多い、集中力がないなど、息子さんの特性への対応は、根気と工夫が必要です。しかし、疲労やストレスが蓄積すると、冷静さを保つことが難しくなり、感情的な反応をしてしまうことがあります。
仕事と家事の両立: 在宅でのパートと家事の両立は、時間的にも体力的にも大きな負担です。特に、妊娠中は体調が不安定になりやすく、負担が増大します。
孤立感と自己嫌悪: 頼れる人がいない、夫に頼りきれない、自分を責めてしまう、といった状況は、精神的な負担をさらに大きくします。

2. 現状を乗り越えるための具体的なステップ

現状を乗り越えるためには、以下のステップで具体的な対策を講じることが重要です。

2-1. 休息とセルフケアの確保

まずは、ご自身の心身の健康を最優先に考えましょう。疲労やストレスが限界を超えると、冷静さを保つことが難しくなります。

十分な睡眠時間の確保: 睡眠不足は、イライラの大きな原因となります。可能な限り、まとまった睡眠時間を確保し、昼寝も取り入れましょう。
休息時間の確保: 家事や仕事の合間に、必ず休息時間を設けましょう。横になって休む、好きな音楽を聴く、アロマを焚くなど、リラックスできる方法を取り入れてください。
バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事を心がけ、体力を維持しましょう。
適度な運動: 妊娠中でもできる、軽い運動を取り入れましょう。ウォーキングやマタニティヨガなどがおすすめです。

2-2. 夫との協力体制の強化

夫との協力体制を強化し、家事や育児の負担を分担しましょう。夫に理解を求め、積極的にサポートしてもらうことが重要です。

現状の共有: 夫に、ご自身の心身の状態と、抱えている悩みを具体的に伝えましょう。
具体的な分担の提案: 家事や育児の分担について、具体的に提案しましょう。例えば、「夕食は夫が作る」「週末は夫が息子と過ごす」など、具体的な役割分担を決めることが効果的です。
感謝の気持ちを伝える: 夫の協力に対して、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。

2-3. 専門家への相談

一人で抱え込まず、専門家に相談することも検討しましょう。専門家は、客観的な視点からアドバイスをしてくれ、具体的な解決策を提案してくれます。

専門機関の利用: 児童精神科医、臨床心理士、発達支援センターなど、専門機関に相談しましょう。息子さんの発達に関するアドバイスや、ご自身のメンタルヘルスに関するサポートを受けることができます。
カウンセリング: カウンセリングを受けることで、自分の感情を整理し、ストレスを軽減することができます。
育児相談: 育児相談窓口や、地域の保健センターなどに相談し、子育てに関するアドバイスやサポートを受けましょう。

2-4. 息子さんへの対応

息子さんへの対応は、発達障害の特性を理解し、根気強く向き合うことが重要です。

特性の理解: 息子さんの特性を理解し、なぜ忘れ物が多いのか、なぜ集中力がないのか、その原因を理解しましょう。
具体的な指示: 抽象的な表現ではなく、具体的で分かりやすい指示を心がけましょう。
視覚的なサポート: 視覚的なツール（チェックリスト、スケジュール表など）を活用し、忘れ物や行動をサポートしましょう。
褒める: できたこと、頑張ったことを積極的に褒め、自己肯定感を高めましょう。
休息時間の確保: 息子さんにも、休息時間を与えましょう。

3. ワーキングマザーが陥りやすい状況と、その対策

ワーキングマザーは、仕事と家事、育児の両立という、非常に高いハードルに直面しています。特に、妊娠中は、体調の変化や時間の制約などにより、様々な困難に直面することがあります。ここでは、ワーキングマザーが陥りやすい状況と、その対策について解説します。

3-1. 時間管理の難しさ

仕事、家事、育児と、ワーキングマザーは多くのタスクを抱えています。時間の使い方がうまくいかないと、焦りやストレスを感じやすくなります。

タスクの整理: 抱えているタスクを整理し、優先順位をつけましょう。重要度の低いタスクは、思い切って人に頼むか、後回しにすることも検討しましょう。
タイムスケジュールの作成: 1日のタイムスケジュールを作成し、時間配分を可視化しましょう。隙間時間を活用し、効率的にタスクをこなすことができます。
ツールやサービスの活用: 家事代行サービス、ネットスーパー、宅配弁当など、時間短縮に役立つツールやサービスを積極的に活用しましょう。

3-2. 罪悪感

仕事と育児の両立に悩み、子供になかなか向き合えない、家事がおろそかになる、といった状況から、罪悪感を感じることがあります。

完璧主義からの脱却: 完璧主義を手放し、ある程度の妥協も受け入れましょう。全てを完璧にこなそうとせず、無理のない範囲で取り組みましょう。
自分を許す: 頑張っている自分を認め、褒めてあげましょう。
周囲の協力を得る: 家族、友人、地域社会など、周囲の人々の協力を得ましょう。

3-3. 孤立感

仕事と育児の両立に忙しく、孤独を感じることがあります。

情報交換の場に参加: 地域の育児サークルや、オンラインのワーキングマザーコミュニティなどに参加し、情報交換や交流をしましょう。
相談できる相手を見つける: 夫、家族、友人、専門家など、相談できる相手を見つけましょう。
自分の時間を確保: 趣味や休息など、自分の時間を確保し、リフレッシュしましょう。

4. 発達障害のあるお子さんを育てる上でのヒント

発達障害のあるお子さんを育てることは、大変なことも多いですが、同時に、大きな喜びや成長を感じられるものでもあります。ここでは、発達障害のあるお子さんを育てる上で、役立つヒントをご紹介します。

4-1. 特性を理解する

発達障害には、様々な特性があります。お子さんの特性を理解し、それに応じた対応をすることが重要です。

専門家との連携: 医師、心理士、療育の専門家などと連携し、お子さんの特性について理解を深めましょう。
情報収集: 発達障害に関する書籍、ウェブサイト、セミナーなどを活用し、情報収集を行いましょう。
観察: お子さんの行動を注意深く観察し、どのような状況で困っているのか、どのようなサポートが必要なのかを把握しましょう。

4-2. 環境を整える

お子さんが過ごしやすい環境を整えることは、発達を促す上で非常に重要です。

構造化された環境: 視覚的に分かりやすいスケジュール表や、整理整頓された環境など、構造化された環境を整えましょう。
安心できる居場所: お子さんが安心して過ごせる、安全な居場所を作りましょう。
刺激の調整: 騒音や光の刺激など、過剰な刺激を避け、落ち着いて過ごせる環境を作りましょう。

4-3. コミュニケーション

お子さんとのコミュニケーションは、信頼関係を築き、発達を促す上で非常に重要です。

分かりやすい言葉: 抽象的な表現を避け、具体的で分かりやすい言葉で話しましょう。
視覚的なサポート: 写真、イラスト、絵カードなど、視覚的なツールを活用しましょう。
肯定的な言葉: できたこと、頑張ったことを積極的に褒め、自己肯定感を高めましょう。
傾聴: お子さんの話をよく聞き、共感する姿勢を示しましょう。

4-4. 療育の活用

療育は、発達障害のあるお子さんの成長をサポートするための専門的な支援です。

療育の種類: 言語療法、作業療法、行動療法など、様々な種類の療育があります。お子さんに合った療育を選びましょう。
療育機関の選択: 療育機関の情報を収集し、お子さんに合った機関を選びましょう。
家庭での継続: 療育で学んだことを、家庭でも継続して実践しましょう。

4-5. 家族のサポート

発達障害のあるお子さんを育てることは、家族全体で取り組むべきことです。家族が協力し合い、お子さんを支えましょう。

情報共有: 家族間で、お子さんの特性や療育に関する情報を共有しましょう。
役割分担: 家事や育児の役割分担を決め、協力し合いましょう。
休息時間の確保: 家族それぞれが、休息時間を確保し、心身の健康を保ちましょう。
専門家との連携: 専門家と連携し、家族全体でサポート体制を築きましょう。

5. 穏やかな日々を取り戻すために

発達障害の可能性のあるお子さんを育てながら、妊娠中のワーキングマザーが、穏やかな日々を取り戻すためには、以下の3つのポイントが重要です。

自己肯定感を高める: 自分を責めず、頑張っている自分を認め、褒めてあげましょう。
周囲の協力を得る: 夫、家族、友人、専門家など、周囲の人々の協力を得ましょう。
柔軟な発想を持つ: 完璧主義を手放し、ある程度の妥協も受け入れましょう。

これらのポイントを意識し、一つずつ実践していくことで、必ず穏やかな日々を取り戻すことができます。焦らず、ご自身のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。

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6. 成功事例：他のワーキングマザーたちの乗り越え方

同じような状況を乗り越えたワーキングマザーたちの成功事例を紹介します。彼女たちの経験から、ヒントを得て、ご自身の状況に活かしましょう。

6-1. 事例1：Aさんの場合

Aさんは、発達障害の可能性のある息子さんを育てながら、フルタイムで働いています。妊娠中に、息子さんへのイライラが募り、悩んでいました。彼女は、以下の方法を実践することで、状況を改善しました。

夫との協力体制の強化: 夫と家事や育児の分担について話し合い、具体的な役割分担を決めました。
専門家への相談: 児童精神科医に相談し、息子さんの特性について理解を深めました。
休息時間の確保: 週末は、夫に息子さんの世話を任せ、自分は休息時間を確保しました。
自己肯定感を高める: 頑張っている自分を認め、褒めてあげるようにしました。

その結果、Aさんは、息子さんへのイライラが減り、穏やかな日々を取り戻すことができました。

6-2. 事例2：Bさんの場合

Bさんは、発達障害の可能性のある娘さんを育てながら、在宅でパートをしています。妊娠中に、仕事と家事、育児の両立に悩み、精神的に不安定になっていました。彼女は、以下の方法を実践することで、状況を改善しました。

タイムスケジュールの作成: 1日のタイムスケジュールを作成し、時間配分を可視化しました。
ツールやサービスの活用: 家事代行サービスを利用し、家事の負担を軽減しました。
育児サークルへの参加: 地域の育児サークルに参加し、他の母親たちと情報交換をしました。
カウンセリングの受診: カウンセリングを受け、自分の感情を整理し、ストレスを軽減しました。

その結果、Bさんは、仕事と家事、育児の両立ができるようになり、精神的にも安定しました。

7. まとめ：あなた自身のペースで、一歩ずつ

発達障害の可能性のあるお子さんを育てながら、妊娠中のワーキングマザーが抱える悩みは、非常に複雑で、解決には時間がかかるかもしれません。しかし、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことで、必ず穏やかな日々を取り戻すことができます。

まずは、ご自身の心身の健康を最優先に考え、休息とセルフケアを確保しましょう。そして、夫との協力体制を強化し、専門家への相談も検討しましょう。息子さんの特性を理解し、適切な対応をすることで、関係性を改善することができます。

焦らず、ご自身のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。あなたは一人ではありません。必ず、乗り越えることができます。

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