「もう一人じゃない」育児と心のモヤモヤを乗り越え、自分らしい働き方を見つけるためのチェックリスト

この記事は、小学生のお子さんと9ヶ月の赤ちゃんを育てる主婦の方で、お子さんの療育経験や産後うつ、育児ストレス、孤独感など、様々な要因から気分が塞ぎ、前向きになれないと感じているあなたに向けて書かれています。過去の失敗を思い出したり、感情のコントロールが難しくなったり、日々の生活に気力がわかないという悩みに対し、具体的な解決策と、そこから一歩踏み出し、自分らしい働き方を見つけるためのヒントを提供します。

小学生と９カ月の子供がいる主婦です。

小学生の息子には早期から軽度の知的障害があることが分かり、幼少期はとにかく定形発達の子供に近づきたいと願い続け、療育に奮闘した日々でした。

不安もありましたが、待望の第2子も授かれました。

ここ最近になりとても気分が塞ぐようになりました。今まで忘れていたはずの過去の失敗も思い出してはイライラしたり、真夜中急に目を覚ましてしまうのです。日中は特にすることなく(長男は放課後デイサービスに預けています)ネットサーフィンばかりして、料理も掃除も気力が沸かずできていません。自分の昼食は食べたり食べなかったり、離乳食もレトルトばっかりです。

何より子供とどう関わったらいいか分からず、呼ばれれて初めて義務感でおむつ替えやミルクをあげてる感じがします。

子供たちは本当にいとおしいです。しかし上の子が下の子を雑に扱っているように見えるとついムキーとなってしまい、後でとてつもなく後悔しています。療育で散々叱らない関わり方を学んだのですが、思い通りに感情をコントロールできなくなっています。

療育が終わったことへの燃え尽き症候群、産後うつを初めとする育児ストレス、日中話し相手もいない孤独感、ネット依存、色々な要因が重なっているのか、イライラや悲しみが波のように交互に押し寄せてくる感じです。

子供の障害については夫婦で受け入れており、育児の協力も得られています。受け入れたはずの障害も今になって切なく感じることがあり、端から見ても恵まれた環境にあるのにも関わらず、いつも不満顔な自分がほとほといやになり、３人で過ごす時間が辛い。

どうしたら前向きになれますか？

1. 感情の波を乗り越えるための自己理解とケア

まず、あなたの抱える感情の波は、決して珍しいものではありません。多くの人が、子育て、特に障害のあるお子さんの育児と、もう一人の赤ちゃんとの生活の中で、様々な感情の揺れを経験します。療育への取り組みが終わったことによる喪失感、産後うつや育児ストレス、孤独感、そしてネット依存など、様々な要因が複雑に絡み合い、あなたを苦しめているのでしょう。しかし、この状況から抜け出すための第一歩は、「今の自分の状態を理解し、受け入れる」ことです。

1-1. 感情の波を認識する

自分の感情に気づくことは、感情をコントロールするための最初のステップです。イライラや悲しみ、不安など、どんな感情があなたを襲っているのかを、具体的に書き出してみましょう。感情を言葉にすることで、客観的に自分を観察できるようになり、感情に飲み込まれることを防ぐことができます。例えば、

「上の子が下の子を雑に扱うのを見て、イライラする」
「療育が終わった喪失感を感じる」
「日中、誰とも話さず孤独を感じる」

といった具合です。ノートに書き出す、日記をつける、または信頼できる人に話すなど、自分に合った方法で感情を表現しましょう。

1-2. 自己肯定感を高める

自己肯定感は、困難な状況を乗り越えるための心のバリアのようなものです。自己肯定感を高めるためには、自分の良いところ、頑張っているところを意識的に見つけることが重要です。例えば、

「子供たちのことを心から愛している」
「療育に熱心に取り組んだ」
「育児と家事を両立している」

など、些細なことでも構いません。毎日、自分の良いところを３つ見つけて書き出す習慣をつけるのも効果的です。また、自分を責めるような考え方（認知の歪み）に気づいたら、それを修正する練習をしましょう。例えば、「私はダメな母親だ」という考えが浮かんだら、「子供たちのために一生懸命やっている部分はたくさんある」と、別の視点から自分を評価し直します。

1-3. 専門家のサポートを活用する

一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることも大切です。産後うつや育児ストレス、子どもの発達に関する悩みなど、専門家はあなたの力強い味方になってくれます。

精神科医やカウンセラー：心の状態を専門的に診断し、適切なアドバイスや治療を提供してくれます。
保健師や助産師：育児に関する悩みや不安を相談できます。
子育て支援センター：同じような悩みを持つ親同士の交流の場を提供してくれます。

これらの専門家は、あなたの心の負担を軽減し、より良い育児生活を送るためのサポートをしてくれます。

2. 日常生活を立て直すための具体的な行動

感情のケアと並行して、日常生活を立て直すための具体的な行動も重要です。生活のリズムを整え、心身ともに健康な状態を保つことが、前向きな気持ちにつながります。

2-1. 生活リズムを整える

規則正しい生活は、心身の健康を保つための基本です。

睡眠：毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保しましょう。睡眠不足は、感情の不安定さや気力の低下につながります。
食事：バランスの取れた食事を規則正しく摂りましょう。栄養バランスの偏りは、心身の不調を引き起こす可能性があります。
運動：軽い運動を習慣にしましょう。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、気分転換になり、心身のリフレッシュにつながります。

生活リズムを整えることは、心身の健康を保ち、前向きな気持ちを育むための土台となります。

2-2. ネット依存から脱却する

ネットサーフィンは、一時的な気晴らしにはなるかもしれませんが、長時間にわたると、かえって孤独感を深めたり、現実逃避につながったりすることがあります。ネット依存から脱却するためには、

利用時間を決める：1日のネット利用時間を決め、タイマーを使って時間を意識しましょう。
他の活動を見つける：ネット以外の趣味や興味のあることを見つけましょう。読書、手芸、音楽鑑賞など、自分が楽しめることを見つけることが大切です。
専門家のサポートを受ける：必要に応じて、ネット依存に関する専門家のサポートを受けましょう。

ネットとの距離を適切に保ち、現実世界での活動を増やすことで、心を満たし、前向きな気持ちを取り戻すことができます。

2-3. 家事の負担を軽減する

家事の負担は、心身の疲労につながり、気分を落ち込ませる原因にもなります。家事の負担を軽減するために、

完璧主義を手放す：すべてを完璧にこなそうとせず、適度に手を抜くことも大切です。
家事の分担：家族に家事を分担してもらいましょう。
便利なサービスを利用する：家事代行サービスや宅配サービスなどを利用することも検討しましょう。

家事の負担を軽減することで、心に余裕が生まれ、前向きな気持ちで過ごせる時間が増えます。

3. 子供との関わり方を見つめ直す

子供との関わり方は、あなたの心の状態に大きく影響されます。感情的になってしまう自分を責めるのではなく、子供とのより良い関係を築くために、意識的に行動を変えていきましょう。

3-1. 感情をコントロールするための具体的な方法

感情のコントロールは、一朝一夕にできるものではありませんが、意識的な努力によって改善できます。

深呼吸をする：イライラを感じたら、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
一時的に距離を置く：感情的になりそうになったら、その場を離れて冷静になる時間を取りましょう。
子育てに関する知識を深める：子どもの発達段階や特性を理解することで、より適切な関わり方ができるようになります。
アンガーマネジメントを学ぶ：怒りの感情をコントロールするためのスキルを学びましょう。

感情をコントロールするための具体的な方法を実践することで、子供との関係をより良いものにし、自己肯定感を高めることができます。

3-2. 子供の気持ちに寄り添う

子供の気持ちに寄り添うことは、良好な親子関係を築くために不可欠です。

子どもの話をよく聞く：子どもの言葉に耳を傾け、気持ちを理解しようと努めましょう。
子どもの気持ちを言葉にする：子どもが感じていることを言葉にして伝えることで、子どもは自分の気持ちを理解され、安心感を得ます。
一緒に遊ぶ時間を作る：子どもと一緒に遊ぶことで、親子の絆が深まります。

子供の気持ちに寄り添うことで、子供との信頼関係を築き、育児の喜びを感じられるようになります。

3-3. 療育で学んだことを活かす

療育で学んだことは、子供との関わり方において非常に役立ちます。

叱らない育児を実践する：子どもの行動を頭ごなしに叱るのではなく、なぜその行動がいけないのかを具体的に説明し、子どもの気持ちに寄り添いながら、適切な行動を教えましょう。
肯定的な言葉を使う：子どもの良いところを見つけて褒めることで、自己肯定感を高め、自信を持たせましょう。
子どもの発達に合わせた関わり方をする：子どもの発達段階や特性に合わせて、遊びや学びを提供しましょう。

療育で学んだことを活かすことで、子供の成長をサポートし、より豊かな育児生活を送ることができます。

4. 自分らしい働き方を見つける

育児と家事に追われる毎日の中で、自分の時間を持つことは難しいかもしれません。しかし、自分らしい働き方を見つけることで、自己実現を果たし、人生に新たな活力を与えることができます。

4-1. 自分の強みを見つける

自分らしい働き方を見つけるためには、まず自分の強みを知ることが重要です。

これまでの経験を振り返る：これまでの仕事や育児経験の中で、得意だったこと、楽しかったことを書き出してみましょう。
興味のあることを探す：どんなことに興味があるのか、どんなことを学びたいのかを考えてみましょう。
自己分析ツールを活用する：自分の強みや興味を客観的に知るために、自己分析ツールを活用するのも良いでしょう。

自分の強みを知ることで、自分に合った働き方を見つけるためのヒントが得られます。

4-2. スキルアップを目指す

新しいスキルを身につけることは、自己成長につながり、働き方の選択肢を広げます。

オンライン講座を受講する：興味のある分野のオンライン講座を受講し、スキルを磨きましょう。
資格を取得する：キャリアアップにつながる資格を取得することも有効です。
セミナーに参加する：セミナーに参加して、専門知識を深めたり、人脈を広げたりしましょう。

スキルアップすることで、自信を高め、自分らしい働き方への道を切り開くことができます。

4-3. 在宅ワークやパートなど、柔軟な働き方を検討する

育児と両立しやすい働き方として、在宅ワークやパートなど、柔軟な働き方を検討してみましょう。

在宅ワーク：自宅でできる仕事を探し、自分のペースで働くことができます。
パート：自分の都合に合わせて働く時間を調整できます。
起業：自分のスキルや経験を活かして、起業することも可能です。

柔軟な働き方を選ぶことで、育児と仕事の両立を実現し、自己実現を果たすことができます。

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5. 家族との連携を強化する

一人で抱え込まず、家族との連携を強化することも、前向きな気持ちで育児に取り組むために重要です。

5-1. 夫との協力体制を築く

夫との協力体制を築くことは、育児の負担を軽減し、あなたの心の負担を軽減するために不可欠です。

家事や育児の分担について話し合う：家事や育児の分担について、具体的に話し合い、お互いの負担を軽減する方法を見つけましょう。
感謝の気持ちを伝える：夫に感謝の気持ちを伝えることで、良好な関係を築き、協力体制を強化することができます。
定期的にコミュニケーションを取る：定期的にコミュニケーションを取り、お互いの状況を共有し、困ったことがあれば相談し合いましょう。

夫との協力体制を築くことで、育児の負担を軽減し、あなたの心の負担を軽減することができます。

5-2. 家族との時間を大切にする

家族との時間を大切にすることは、家族の絆を深め、あなたの心の支えとなります。

一緒に食事をする：家族みんなで一緒に食事をすることで、コミュニケーションを深め、楽しい時間を過ごしましょう。
週末の計画を立てる：週末の計画を立て、家族みんなで楽しめるイベントを企画しましょう。
感謝の気持ちを伝え合う：家族に対して、感謝の気持ちを伝え合い、お互いを尊重する気持ちを育みましょう。

家族との時間を大切にすることで、家族の絆を深め、あなたの心の支えとなり、前向きな気持ちを育むことができます。

5-3. 周囲のサポートを求める

一人で抱え込まず、周囲のサポートを求めることも大切です。

両親や親戚に頼る：両親や親戚に、育児や家事のサポートを頼むことも検討しましょう。
地域の支援サービスを利用する：地域の育児支援サービスや、ファミリーサポートなどを利用することも有効です。
ママ友との交流：ママ友との交流を通じて、情報交換をしたり、悩みを共有したりすることで、孤独感を解消し、心の支えを得ることができます。

周囲のサポートを求めることで、育児の負担を軽減し、あなたの心の負担を軽減することができます。

6. まとめ：一歩ずつ、自分らしい未来へ

この記事では、育児と心のモヤモヤを乗り越え、自分らしい働き方を見つけるための具体的な方法を紹介しました。感情の波を理解し、自己ケアをすること、日常生活を整えること、子供との関わり方を見つめ直すこと、そして自分らしい働き方を見つけること。これらは、あなたが前向きな気持ちを取り戻し、充実した日々を送るための重要なステップです。

しかし、これらのステップを実践することは、決して容易なことではありません。時には、うまくいかないことや、心が折れそうになることもあるかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まず、周囲の人々に頼ったり、専門家のサポートを受けたりしてください。そして、焦らず、一歩ずつ、自分らしい未来に向かって進んでいきましょう。

あなたは、決して一人ではありません。あなたの頑張りを応援しています。

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