身元不明の老婆による父親への接近… 家族を守るための調査方法と対策

ご相談ありがとうございます。今回のケースは、ご家族の将来を左右しかねない、非常に深刻な状況ですね。お母様の介護、ご自身の負担、そして身元不明の老婆による不審な行動と、抱えきれないほどの不安があることと思います。まずは、ご相談内容を整理し、現状を打破するための具体的な方法を一緒に考えていきましょう。

身元の調べ方る方法について。（長文になりますがよろしくお願いします。）

母親→３年前事故に遭い脳に損傷、意思疎通困難で施設入所中。

父親→母入所で一人暮らし。現73歳・無収入・貯蓄一切無

兄→月に一度程父の様子を見く。

私→親の色々な手続き担当。

一年前から、見知らぬ老婆が（父親より数歳上）が実家を出入り。

老婆の言い分→母の友達。趣味クラブで知り合った。父親を見かけ母の話を聞き、父親を不憫に思っているので、助けてあげてる。

私→お手伝い感謝。以後無用と伝える。

リサーチの結果→趣味クラブに老婆存在せず。母の過去５年の日記に老婆登場せず。

二週間後実家にて老婆と出くわす。調べたら嘘であった事伝える。

老婆言い分→近所の趣味クラブではなく、広域で開催された趣味クラブの総会の時に知り合った。

私→どちらのどなたか尋ねるも、老婆誤魔化す。とりあえず怪しいので、老婆へ実家の出入り禁止言い渡す。（老婆によって模様替えされたり、老婆が購入したものなどがあり、生活に入り込んでる感満載の為）

1か月後→実家のリビングで寝転びながら、父親と談笑する老婆と出くわす。

父親→老婆をかばう。

私兄→素性の分からない者と必要以上に親しくするなと伝えるが拒否の為、父と交流中止。

交流中断後

・母の診断書を取りに父と老婆がいく（怪しいのでお断りしたと病院から連絡有）

・新しい銀行口座が作られる

・父親の年金の振込口座を変更される

・新しく携帯を契約

・夜中に老婆が実家の金属ドアの屋外側を木材で激しく叩き続け、騒音と恐怖で、近所の人が警察に通報。

・趣味の会報（母の意思で長年購読）を送り付けるなと、罵声の電話を老婆が、趣味クラブにかける。

・母の年金をよこせと父が言い出す。（入所代に全額消えるので、残金ゼロ。私が管理中）

etc・・

父親は信号機が一台も無いような離島の出身で、中学もろくに通ってないので読み書きそろばんは小学校３年レベル。その日暮らしを経て、母と結婚。親戚頼って職人になり、周りの恩情により何とか生活できてきた。時代の流れには全く乗れてないので、一般社会が苦手。電車も乗り継ぎなどは出来ない。どこかに問い合わせの電話もできない。病院も受付での会話や問診票の記入があるので、行けない、行かない。

このようなスペックの父親なので上記は、老婆の指金によるものと思われる。

無能の父親を、老婆（かなりの達者）が操って何かをしでかすようで不安。

何かがあった時、私達が責任を取らないといけなくなるのは真っ平御免。

老婆が何者か分からないので、何かがあった時どうする事もできない。

なお父親は、惚れているのか洗脳されているのか、老婆を拒否しないし、自分もこの人は母の友人だと老婆と一緒に嘘をついたりしているので、老婆の事を詳しく聞いても口をわらない。父親が知ってる老婆情報も、正しいのかも甚だ怪しいが。

警察や生命保険会社（勝手に解約返戻金を受け取られても困る）に相談するも、本人（父親）が、申請しない事には何もできないとの事。

老婆の身元を調べるには探偵しかないのでしょうか？

探偵依頼は高額で、できそうにもありません。

何か方法はありませんか？

ご相談内容を拝見すると、お父様の財産や生活、そして将来にわたるご家族の安心が脅かされている、非常に深刻な状況であることがわかります。身元不明の老婆による不審な行動は、詐欺や財産狙いの可能性も否定できません。焦らず、冷静に、一つずつ対策を講じていくことが重要です。

1. 現状の整理とリスクの明確化

まずは、現状を客観的に整理し、具体的にどのようなリスクがあるのかを明確にしましょう。以下に、考えられるリスクをいくつか例示します。

財産的リスク: お父様の預貯金、年金、不動産などの財産が、老婆によって不正に利用されるリスク。口座からの不正な引き出し、名義変更、高額商品の購入などが考えられます。
法的リスク: お父様が老婆の指示で契約を結んだり、保証人になったりすることで、法的トラブルに巻き込まれるリスク。
健康・介護リスク: お父様の健康状態が悪化した場合、老婆が不適切な介護や治療を受けさせるリスク。また、認知症などの症状が悪化する可能性も。
精神的リスク: お父様が老婆に依存し、孤立感を深めるリスク。家族との関係が悪化し、精神的に不安定になる可能性も。

これらのリスクを具体的に洗い出し、優先順位をつけることで、対策の方向性が見えてきます。

2. 証拠収集と情報収集

老婆の身元を特定するため、そして万が一の事態に備えるために、証拠収集と情報収集は非常に重要です。以下に、具体的な方法をいくつかご紹介します。

2-1. 記録の作成

老婆とのやり取り、お父様の言動、財産に関する変化などを、詳細に記録しましょう。日付、時間、場所、具体的な内容をメモに残すことで、証拠としての価値が高まります。日記やメモ帳、スマートフォンのメモ機能などを活用し、こまめに記録することを習慣にしましょう。

2-2. 証拠となるものの確保

老婆が実家に出入りしている写真、会話の録音、手紙やメモなど、証拠となりうるものはできる限り確保しておきましょう。スマートフォンのカメラ機能や録音機能、ボイスレコーダーなどを活用し、記録を残しましょう。ただし、盗撮や無断録音は違法行為となる可能性があるため、注意が必要です。

2-3. 関係各所への相談と情報収集

警察、弁護士、消費生活センターなど、専門機関への相談も検討しましょう。状況を説明し、アドバイスを求めることで、適切な対応策が見えてくることがあります。また、以下の機関も情報収集に役立つ可能性があります。

地域包括支援センター: 高齢者に関する相談窓口です。お父様の状況を説明し、必要な支援について相談できます。
成年後見制度: お父様の判断能力が低下した場合に、財産管理や身上監護を支援する制度です。弁護士や司法書士に相談し、手続きについて検討しましょう。
金融機関: お父様の口座がある金融機関に、不審な取引がないか確認しましょう。必要であれば、口座の凍結や取引制限などの措置を検討できます。

2-4. 父親からの情報収集の試み

お父様から老婆に関する情報を聞き出すことは難しいかもしれませんが、諦めずに試みましょう。穏やかな口調で、老婆との出会いや関係性について尋ね、少しずつ情報を引き出すように心がけましょう。お父様が話したくない場合は、無理強いせず、信頼関係を築きながら、時間をかけて情報を得るようにしましょう。

3. 専門家への相談

一人で抱え込まず、専門家への相談も検討しましょう。状況に応じて、以下の専門家への相談が有効です。

弁護士: 法律的なアドバイスや、法的手段（財産保全、成年後見制度の利用など）について相談できます。
探偵: 証拠収集や、老婆の身元調査を依頼できます。ただし、費用がかかるため、事前に見積もりを取り、費用対効果を検討しましょう。
精神科医・カウンセラー: お父様の精神状態や、家族関係に関する相談ができます。

専門家への相談は、問題解決の糸口を見つけるだけでなく、精神的な負担を軽減する効果もあります。複数の専門家に相談し、それぞれの意見を聞きながら、最適な解決策を見つけ出すことが重要です。

4. 財産保全と法的措置

お父様の財産を守るために、早急に財産保全の対策を講じましょう。以下に、具体的な方法をいくつかご紹介します。

4-1. 口座の管理

お父様の口座から、不審な引き出しがないか、定期的に確認しましょう。可能であれば、通帳やキャッシュカードを管理し、勝手に使用されないように対策を講じましょう。また、金融機関に相談し、口座の利用制限や、不正利用防止のための対策について相談しましょう。

4-2. 不動産の管理

お父様が不動産を所有している場合、名義変更や売却などが行われないように、注意が必要です。必要であれば、不動産登記簿を確認し、所有権に異動がないか確認しましょう。また、弁護士に相談し、不正な取引を阻止するための法的措置について検討しましょう。

4-3. 成年後見制度の利用

お父様の判断能力が低下している場合、成年後見制度の利用を検討しましょう。成年後見制度は、本人の財産管理や身上監護を支援する制度です。弁護士や司法書士に相談し、手続きについて検討しましょう。

4-4. 警察への相談

老婆の不審な行動が、詐欺や財産狙いと判断できる場合、警察に相談しましょう。証拠を提示し、被害届を提出することで、捜査を依頼できます。また、ストーカー行為など、身の危険を感じる場合は、早急に警察に相談しましょう。

5. 家族間の連携と協力

問題解決のためには、家族間の連携と協力が不可欠です。お兄様とも協力し、情報共有や役割分担を行い、一致団結して問題に取り組むことが重要です。定期的に話し合いの場を設け、進捗状況や今後の対策について話し合いましょう。また、お父様とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築きながら、状況を把握するように努めましょう。

6. 精神的なケア

今回の件は、精神的な負担が大きいものです。ご自身の心身の健康を保つためにも、精神的なケアを怠らないようにしましょう。信頼できる人に相談したり、趣味に没頭したり、適度な休息を取るなど、ストレスを解消する方法を見つけましょう。必要であれば、専門家のカウンセリングを受けることも検討しましょう。

今回のケースは、非常に複雑で、解決には時間がかかるかもしれません。しかし、諦めずに、一つずつ対策を講じていくことで、必ず状況は改善します。ご家族の安全と安心を守るために、一緒に頑張りましょう。

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7. 成功事例から学ぶ

同様のケースで、どのように問題が解決されたのか、成功事例を参考にすることも有効です。以下に、いくつかの事例をご紹介します。

7-1. 事例1: 弁護士への相談と財産保全

高齢の父親が、身元不明の女性に近づき、財産を狙われていることに気づいた家族が、弁護士に相談。弁護士は、財産保全のための法的措置を講じ、口座の凍結や、不動産の売買を阻止しました。また、成年後見制度の利用を検討し、父親の財産を守ることに成功しました。

7-2. 事例2: 警察への相談と証拠収集

高齢の母親が、身元不明の人物から詐欺被害に遭いそうになったケース。家族は、詐欺の証拠を収集し、警察に相談。警察は、詐欺未遂の容疑で捜査を行い、被害を未然に防ぎました。家族は、日頃から母親の様子を観察し、異変に気づけるように努めていたことが、早期発見につながりました。

7-3. 事例3: 家族間の連携と情報共有

高齢の父親が、身元不明の女性に洗脳され、家族との関係が悪化したケース。家族は、定期的に話し合いの場を設け、情報共有を行い、父親とのコミュニケーションを密にしました。また、専門家のカウンセリングを受け、父親の精神的なケアを行いました。その結果、父親は女性との関係を断ち切り、家族との関係を修復することができました。

これらの事例から、早期発見、証拠収集、専門家への相談、家族間の連携が、問題解決に不可欠であることがわかります。また、諦めずに、粘り強く対応することが重要です。

8. まとめ

今回のケースは、非常に困難な状況ですが、諦めずに、一つずつ対策を講じていくことで、必ず解決の道は開けます。まずは、現状を整理し、リスクを明確化することから始めましょう。証拠収集、専門家への相談、財産保全、法的措置など、できることから一つずつ実行していくことが重要です。そして、家族間の連携と協力、精神的なケアを忘れずに、問題解決に取り組んでいきましょう。あなたの努力が、必ずご家族の未来を守ることにつながります。

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