「行きたくない」が止まらない…兼業主婦が抱える仕事への不安と、その乗り越え方
「行きたくない」が止まらない…兼業主婦が抱える仕事への不安と、その乗り越え方
この記事では、37歳の兼業主婦の方から寄せられた、仕事に行きたくても休んでしまうという悩みについて、キャリアコンサルタントの視点から具体的なアドバイスをさせていただきます。仕事と家庭の両立に悩み、心身ともに疲弊しているあなたへ、少しでも心が軽くなるようなヒントをお届けできれば幸いです。
初めて投稿します。長文、乱文で申し訳ありません。
37歳の兼業主婦です。
派遣で5時間ほど保育士の仕事をしています。
働いて稼がないといけないのに、休んでしまいます…。
病院にはまだ行った事がありませんが、無料電話相談に何回か話を聞いて頂きました。
が、私には合わないらしくアドバイス的なものはなく、病院も予約3ヶ月待ちで今に至っています…。
私、主人、3歳児、大型犬2匹で暮らしています。
不況のアオリで給料が10万ほど減り、助け合うのが夫婦だと思い仕事につきますが、仕事初日に子どもが病気したり入院したり、私自身家事と仕事で疲れが取れず扁桃炎で熱40度出たりで切られたりしてきました。
今も働いていますが、熱もないのに、体調も普通なのに行きたくなくなって休んでしまうんです。
とても迷惑をかける事だとわかっているのに休んでしまう…。
やはり、何か障害があるのでしょうか？
病気なのでしょうか…。
取り留めのない文章ですみません、自分の甘さにいや気がして情けなくて。
1. なぜ「行きたくない」と感じるのか？原因を探る
まず、あなたが「仕事に行きたくない」と感じる根本的な原因を探ることから始めましょう。この問題は、単に「甘え」や「怠け」で片付けられるものではありません。そこには、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。
1-1. 複合的なストレスの蓄積
あなたの置かれている状況は、非常に多忙でストレスフルです。家事、育児、仕事、そして経済的な不安。これらが複合的に重なり合い、心身ともに疲弊している可能性があります。特に、お子さんの病気やご自身の体調不良による休職経験は、大きな精神的負担となったことでしょう。このような状況下では、心身のバランスを崩しやすくなり、「行きたくない」という感情が生まれるのは自然なことです。
具体的なストレス要因の例：
- 仕事と家庭の両立による時間的制約と負担
- お子さんの急な病気や保育園からの呼び出しへの対応
- 経済的な不安と、それに対するプレッシャー
- 家事の負担と、自分の時間の不足
- 周囲の理解不足や孤立感
1-2. バーンアウト（燃え尽き症候群）の可能性
長期間にわたる過度なストレスは、バーンアウトを引き起こす可能性があります。バーンアウトは、心身の疲労、無気力感、そして仕事に対する興味の喪失を特徴とします。あなたは、すでに「とても迷惑をかける事だとわかっているのに休んでしまう」と自覚していることから、自己嫌悪に陥っている可能性も考えられます。これは、バーンアウトの典型的な兆候の一つです。
バーンアウトの主な症状：
- 慢性的な疲労感
- 仕事に対する意欲の低下
- 集中力の低下
- 感情の麻痺
- 自己肯定感の低下
- 不眠や食欲不振
1-3. 職場環境とのミスマッチ
現在の職場環境が、あなたの性格や価値観と合っていない可能性も考えられます。例えば、人間関係の悩み、仕事内容への不満、あるいは労働時間や給与への不満など、様々な要因が「行きたくない」という気持ちを増幅させることがあります。保育士の仕事は、体力的な負担も大きく、精神的なストレスも伴うため、特に注意が必要です。
職場環境のミスマッチの例：
- 人間関係の悩み（同僚、上司、保護者との関係）
- 仕事内容への不満（単調さ、責任の重さ、やりがい不足）
- 労働時間や給与への不満
- 職場の雰囲気や文化との不適合
- 評価制度への不満
2. 具体的な対策：心と体のケアとキャリアの選択肢
原因を特定した上で、具体的な対策を講じていきましょう。ここでは、心と体のケア、そしてキャリアの選択肢について、具体的なアドバイスをさせていただきます。
2-1. 心と体のケア：セルフケアの重要性
まずは、ご自身の心と体のケアを最優先に考えましょう。心身の健康が損なわれた状態では、どんな対策も効果を発揮しにくくなります。以下のセルフケアを実践し、心身のバランスを取り戻しましょう。
具体的なセルフケアの例：
- 十分な睡眠： 質の高い睡眠を確保するために、寝る前のスマホやPCの使用を控え、リラックスできる環境を整えましょう。
- バランスの取れた食事： 栄養バランスの取れた食事を心がけ、規則正しい食生活を送りましょう。
- 適度な運動： ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れましょう。
- リラックスできる時間： 好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、入浴剤を入れたお風呂に浸かるなど、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
- 休息： 疲労を感じたら、無理せず休息を取りましょう。
- 趣味や気分転換： 好きなことをする時間を作り、気分転換を図りましょう。
- マインドフルネス： 瞑想や深呼吸など、マインドフルネスの実践を取り入れ、ストレスを軽減しましょう。
2-2. 専門家への相談：心の悩みを打ち明ける
一人で抱え込まず、専門家への相談を検討しましょう。精神科医やカウンセラーに相談することで、専門的なアドバイスやサポートを受けることができます。あなたの抱える問題が、何らかの精神的な問題に起因している場合、適切な治療やカウンセリングを受けることで、症状を改善することができます。
相談できる専門家：
- 精神科医： 診断と治療（薬物療法など）を行います。
- カウンセラー： 心理的なサポートやカウンセリングを行います。
- 産業医： 職場での悩みやストレスについて相談できます。
- キャリアコンサルタント： キャリアに関する悩みや、仕事に関する相談ができます。
病院の予約が3ヶ月待ちとのことですが、まずは、電話相談やオンラインカウンセリングなどを利用してみるのも良いでしょう。また、地域の相談窓口や、自治体の相談サービスなども活用してみましょう。
2-3. 職場とのコミュニケーション：現状を伝える
職場の上司や同僚に、現状を伝えることも重要です。あなたの状況を理解してもらうことで、仕事の負担を軽減したり、働きやすい環境を整えてもらえる可能性があります。ただし、伝える際には、感情的にならず、冷静に、具体的に伝えるように心がけましょう。
伝える内容の例：
- 現在の心身の状態
- 仕事への意欲はあること
- 抱えている具体的な悩み
- 可能な範囲での協力のお願い
例えば、「最近、体調が優れず、仕事に集中できないことがあります。家事や育児との両立で、心身ともに疲労が溜まっていると感じています。迷惑をかけて申し訳ありませんが、何かできることがあれば教えてください。」といったように、率直に伝えましょう。
2-4. キャリアの選択肢：働き方を見直す
現在の働き方が、あなたの心身に大きな負担を与えている場合、働き方を見直すことも検討しましょう。必ずしも、今の仕事を続けることが、あなたにとって最善の選択肢とは限りません。以下の選択肢を参考に、ご自身の状況に合った働き方を探してみましょう。
働き方の選択肢：
- 時短勤務： 労働時間を短くすることで、心身の負担を軽減できます。
- 在宅勤務： 在宅でできる仕事に転職することで、通勤の負担をなくし、家事や育児との両立がしやすくなります。
- 転職： 別の職種や、より働きやすい職場に転職することで、ストレスを軽減し、新たなキャリアを築くことができます。
- 休職： 一時的に休職し、心身を休ませることで、回復を図ることができます。
- 退職： 状況が改善しない場合は、退職も選択肢の一つです。
- フリーランス： 自分のペースで働けるフリーランスという働き方もあります。
転職を検討する際は、あなたのスキルや経験を活かせる仕事を探しましょう。例えば、保育士としての経験を活かして、ベビーシッターや、託児所の運営スタッフ、あるいは、子育て支援に関する仕事などに転職することも可能です。また、事務職や、在宅ワークなど、比較的負担の少ない職種も選択肢として考えられます。
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3. キャリアアップとスキルアップ：自己成長を目指して
もし、あなたが今の仕事を続けたいと考えているのであれば、キャリアアップやスキルアップを目指すことも、モチベーションを高める上で有効です。自己成長を実感することで、仕事へのやりがいを感じ、前向きな気持ちで取り組むことができるようになります。
3-1. スキルアップ：資格取得や研修への参加
保育士としてのスキルアップを目指すために、資格取得や研修への参加を検討しましょう。例えば、
- 専門分野の資格取得： 障害児保育、病児保育、英語保育など、専門分野の資格を取得することで、専門性を高め、キャリアの幅を広げることができます。
- 研修への参加： 保育に関する最新の知識や技術を学ぶための研修に参加しましょう。
- 自己学習： 保育に関する書籍を読んだり、インターネットで情報を収集したりして、自己学習を続けましょう。
3-2. キャリアアップ：役職への昇進やリーダーシップの発揮
保育士としてのキャリアアップを目指すために、役職への昇進や、リーダーシップを発揮する機会を積極的に掴みましょう。例えば、
- 主任保育士や、園長を目指す： 経験を積み、リーダーシップを発揮することで、役職への昇進を目指しましょう。
- チームをまとめる： チームリーダーとして、他の保育士をまとめ、保育の質向上に貢献しましょう。
- 後輩の指導： 後輩の指導を通して、自身のスキルを磨き、自己成長を促しましょう。
3-3. 業務改善：効率化と働きやすい環境づくり
日々の業務を効率化し、働きやすい環境を作ることも、モチベーションを高める上で重要です。例えば、
- 業務の効率化： 業務の無駄を省き、効率的に仕事を進める方法を模索しましょう。
- ICTの活用： ICTツールを活用し、業務の効率化を図りましょう。
- チームワークの強化： チームワークを強化し、互いに協力し合える関係性を築きましょう。
- 職場環境の改善提案： 職場環境の改善について、積極的に提案しましょう。
4. まとめ：一歩ずつ、自分らしい働き方へ
今回は、37歳の兼業主婦の方の「仕事に行きたくない」という悩みについて、キャリアコンサルタントの視点から、原因の分析、具体的な対策、そしてキャリアアップとスキルアップの方法について解説しました。
あなたが抱える悩みは、決して珍しいものではありません。多くの人が、仕事と家庭の両立に悩み、心身ともに疲弊しています。しかし、諦めずに、一歩ずつ、自分らしい働き方を見つけていくことが大切です。
まずは、ご自身の心と体のケアを最優先に考え、専門家への相談や、職場とのコミュニケーションを通して、現状を改善するための努力を続けましょう。そして、キャリアの選択肢を広げ、自己成長を目指すことで、仕事へのやりがいを見つけ、前向きな気持ちで取り組むことができるようになります。
あなたのキャリアが、より良いものになることを心から応援しています。
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