保育園の人間関係に悩むあなたへ：辞める前にできること、キャリアチェンジの可能性
保育園の人間関係に悩むあなたへ：辞める前にできること、キャリアチェンジの可能性
保育士として働き始めたものの、職場の人間関係や保育方針に疑問を感じ、悩んでいるのですね。特に、主任の言動や、子どもたちへの不公平な対応に心を痛めている状況、大変お辛いと思います。保育の現場は子どもの成長を間近で感じられるやりがいのある仕事ですが、同時に人間関係や保育方針など、様々な問題に直面することもあります。この記事では、あなたの抱える悩みを解決するために、具体的なアドバイスと、今後のキャリアを考える上でのヒントを提供します。
私の勤める保育園の話です。
私はこの保育園に勤めてまだ１ヶ月も経っていません。保育士の資格がないので子供が大好きだからと言う理由で志望し、採用していただきました。
面接が終わり数日後１日体験をしお互いにOKと思ったら採用になると言う事で体験しました。雰囲気もよく、先生方も子供と仲良く笑顔ばかりだったので(ダメなことは叱っています)私は働きたいと思いました。保育園側にも雇いたいと思っていただき採用になり、今に至ります。
働きだして数日は体験時と同じように悪い事は叱り、良い事は誉める。と、変わりなかったのですが最近になり本性？が出たのか今日のお絵かきの時間に歩行器に座っている赤ちゃんを邪魔だからと、足で歩行器を蹴り凄い勢いで壁にぶつけていました。私は何も言えず、唖然としてしまいプチパニックになりました。
もうひとつは大きい２人の子供(Ａ・Ｂ)に同じことを言い付けるのですが(昼食後のゴミ拾いなど)２人とも言い付けを守らずに遊んだり話したりしているのにＡだけ叱られ、お昼寝の時間に廊下に出され延々と説教されています。この保育園のやり方なのか分かりませんが確実にＡとＢをえこひいきしてます。Ｂにはお昼寝の時間に抱きつき、寝かしつけています。
私自身も教わっていないことを当たり前のように『何でできないの？できて当然』みたいな口調で言われます。１度でも教わっているのならできずに申し訳ないと思いますが初めてなのに『ちゃんと○○して！』と叫ばれます。
そんな主任がいる保育園ってどう思いますか？？暴力や体罰はありませんが子供が可哀想すぎます。園長先生や他の先生はいい方です。小さいお子様のいる親御さんは実態を知って預けたいと思いますか？？
あまりにもひどいので私も辞めるべきが考え中です。子供は可愛くて好きなので辞めたくはないですが…。
何か改善される良い方法はありませんか？？ちなみに私は雑談になると相手にされず意見できません。
問題点と、あなたが抱えるジレンマ
まず、あなたが直面している問題を整理しましょう。大きく分けて以下の3点に集約されます。
- 不適切な保育：主任による、子どもへの不適切な対応（歩行器の蹴り飛ばし、えこひいきなど）。
- ハラスメント：主任からの、教えられていないことへの一方的な要求や、高圧的な態度。
- 孤立感：周囲の先生たちとのコミュニケーション不足、意見を言えない状況。
そして、あなたが抱えるジレンマは、
- 子どものために辞めたくない気持ち
- しかし、この状況が続けば、あなた自身の心身への負担が大きいこと
この二つの間で揺れ動いていることでしょう。
この状況を改善するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。
ステップ1：現状の把握と記録
まずは、現状を客観的に把握し、記録することから始めましょう。具体的な行動として、以下を推奨します。
- 事実の記録：
起きた出来事を、日時、場所、具体的な言動を詳細に記録します。感情的な表現は避け、客観的な事実のみを記述しましょう。
例：「〇月〇日、午前10時、お絵かきの時間。歩行器に乗った赤ちゃんを主任が足で蹴り、壁にぶつけた。」 - 感情の記録：
記録した事実に対して、あなたがどのように感じたかを記録します。
例：「〇〇を見て、悲しい気持ちになった。子どもたちが可哀想だった。」 - 周囲の状況：
他の先生たちの反応、子どもの様子なども記録します。
例：「他の先生は見て見ぬふりをしていた。子どもたちは泣きそうな顔をしていた。」
この記録は、問題を客観的に分析し、今後の対応を検討する上で非常に役立ちます。また、上司や園長に相談する際にも、具体的な証拠として提示できます。
ステップ2：園長への相談と、具体的な改善策の提案
記録を元に、園長先生に相談しましょう。園長先生が親身になってくれる方であれば、状況は改善に向かう可能性があります。相談する際には、以下の点を意識しましょう。
- 相談の目的を明確にする：
「現状を改善したい」「子どものために、より良い保育環境にしたい」という目的を伝えましょう。
- 客観的な事実を伝える：
感情的な表現は避け、記録に基づいた事実を具体的に伝えます。
例：「〇〇の件について、〇〇のように感じました。」 - 具体的な改善策を提案する：
問題点に対する、あなたの考えを伝えます。
例：「主任の指導方法について、研修の機会を設けていただけないでしょうか。」 - あなたの希望を伝える：
「私は、子どもたちのために、この保育園で働き続けたいと思っています。」など、あなたの気持ちを伝えます。
園長先生との話し合いの中で、具体的な改善策を提案することも重要です。例えば、
- 主任への指導：
主任の保育方法について、園長先生から指導してもらうことを提案します。
- 研修の実施：
保育士としてのスキルアップや、子どもの発達に関する研修を提案します。
- 情報共有の場の設置：
先生たちが意見交換できる場を設けることを提案します。
もし、園長先生が対応してくれない、または状況が改善しない場合は、次のステップに進む必要があります。
ステップ3：第三者への相談と、今後のキャリアを考える
園長先生に相談しても状況が変わらない場合は、第三者への相談を検討しましょう。相談できる相手としては、以下の様な選択肢があります。
- 労働組合：
保育士の労働環境に関する相談に乗ってくれます。また、保育園との交渉を代行してくれる場合もあります。
- 弁護士：
ハラスメントや不当な扱いについて、法的アドバイスを受けることができます。
- 保育士専門のキャリアコンサルタント：
あなたの状況を客観的に分析し、今後のキャリアについてアドバイスをしてくれます。
第三者に相談することで、あなたの状況を客観的に見つめ直すことができます。また、今後のキャリアについて、様々な選択肢を検討することができます。
もし、今の保育園での状況が改善しない場合、転職も視野に入れる必要があるかもしれません。しかし、焦って転職先を決めるのではなく、じっくりと自分のキャリアについて考えることが重要です。
ステップ4：キャリアチェンジも視野に
保育士の仕事は、子どもが好きで、その成長を間近で見守りたいという気持ちがあれば、非常にやりがいのある仕事です。しかし、人間関係や労働環境によっては、心身ともに疲弊してしまうこともあります。もし、今の保育園での状況が改善せず、あなたが心身ともに辛いと感じているのであれば、キャリアチェンジも視野に入れるべきかもしれません。
キャリアチェンジと聞くと、全く違う職種への転職をイメージするかもしれませんが、必ずしもそうではありません。あなたのこれまでの経験やスキルを活かせる仕事は、意外とたくさんあります。
例えば、
- ベビーシッター：
個人宅で子どもを預かる仕事です。保育園での経験を活かし、子どもたちと1対1で向き合うことができます。
- 学童保育指導員：
小学生を対象とした放課後児童クラブで、子どもの育成をサポートする仕事です。保育園での経験を活かし、子どもの成長を支えることができます。
- 児童発達支援・放課後等デイサービス：
発達に課題のある子どもたちの成長を支援する仕事です。保育園での経験を活かし、特別な支援が必要な子どもたちをサポートすることができます。
- 保育関連の事務職：
保育園の事務、保育士の人材紹介、保育関連の教材販売など、保育に関わる事務職も存在します。保育の知識を活かしながら、事務スキルを身につけることができます。
- 異業種への転職：
保育士としての経験は、コミュニケーション能力、問題解決能力、忍耐力など、様々なスキルを培うことができます。これらのスキルは、多くの職種で活かすことができます。例えば、接客業、営業職、教育関連の仕事など、あなたの経験を活かせる仕事はたくさんあります。
キャリアチェンジを考える際には、まず、あなたの強みや興味関心、キャリアビジョンを明確にすることが重要です。自己分析を通して、自分に合った仕事を見つけましょう。
自己分析の方法としては、
- 自己PRの作成：
あなたの強みや経験をアピールする自己PRを作成します。これまでの経験を振り返り、どんなスキルを身につけたのか、どんな成果を上げたのかを具体的に書き出しましょう。
- 職務経歴書の作成：
あなたの職務経歴をまとめた職務経歴書を作成します。これまでの仕事内容や、そこで得たスキルを具体的に記述しましょう。
- キャリアプランの作成：
あなたの将来のキャリアビジョンを明確にします。どんな仕事に就きたいのか、どんなスキルを身につけたいのか、具体的に書き出しましょう。
これらの準備をすることで、転職活動をスムーズに進めることができます。
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まとめ：あなたの未来を切り開くために
保育園での人間関係や保育方針に悩んでいるあなたへ、現状を改善するためのステップと、今後のキャリアを考える上でのヒントを提示しました。
今回の記事のポイントをまとめます。
- 現状の把握と記録：
客観的な記録は、問題解決の第一歩です。
- 園長への相談：
園長先生とのコミュニケーションは、状況改善の鍵となります。
- 第三者への相談：
一人で抱え込まず、専門家や信頼できる人に相談しましょう。
- キャリアチェンジ：
あなたの経験を活かせる仕事はたくさんあります。自己分析を通して、自分に合った仕事を見つけましょう。
あなたの悩みは、決してあなただけの問題ではありません。多くの人が、人間関係や労働環境の問題に直面し、悩みながらも解決策を探しています。この記事が、あなたの未来を切り開くための一助となれば幸いです。
あなたのキャリアがより良いものになるよう、心から応援しています。
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