3歳9ヶ月の自閉症児を育てるママへ：日々の悩みと将来への不安を和らげるために
3歳9ヶ月の自閉症児を育てるママへ：日々の悩みと将来への不安を和らげるために
この記事では、3歳9ヶ月の自閉症のお子さんを育てているお母さんの日々の悩みや将来への不安を和らげるために、具体的なアドバイスと心のケアについて掘り下げていきます。療育、保育園、発達支援センターを利用しながら、お子さんの成長を願うあなたの気持ちに寄り添い、少しでも前向きな気持ちになれるような情報をお届けします。
知的中度の自閉症のお子さんを育てていらっしゃる方、教えてください。
こんにちは。末っ子の息子(３歳９か月）が知的中度（DQ45）の自閉症児です。
１歳過ぎにあれっと思い受診し、発達に遅れがみられるということで、小児科で療育をはじめ、今は保育園（加配つき）と発達支援センター（週１）を利用しています。
こだわりはなく癇癪は大したことないです。言葉は「パパメガネかけて」２語文もでるようになり、単語も増えてきました。お決まりの文章で、何種類かですが・・・・
「ゴミ捨てて」や「お外行くよ」などの日常的なことは反応して内容にあった行動ができます。
主に食べ物の要求ですが、「ジュース」「お菓子（ちょーだい）」なども言えます。
でも、トミカとプラレールが好きでいつもお気に入りののりものの歌らしきものを口ずさみ、見せてくる本もすべてのりもの関係「はやぶさ。あさま。のぞみ・・・」など私に教えながら、「ホント、はやぶさだー」なんて会話が毎日。（言わないと言い続けるので）いつも同じ本を一緒に眺めてます。
他の絵本をだそうものなら、「ないない」と怒ってささーと片付けてしまいます。
自分の言いたいこと、やりたいときだけ目が合います。
他の話を問いかけても、知らん顔。しつこく聞くとオウム返しで反応する。
以前は「お名前は？」と聞くと下の名前を口にしていたのに言えなくなったし、トイレもまったく理解できてない。「おいで」と言っても入ってないときがほとんど。（いつも出来ないわけではないですが）
今保育園で運動会の練習しているので、帰りに園庭で「ここでよーいどんしたんだね？」と言っても、全然こっちをみないしその言葉に興味を示さない。いっつもマイペースで本人は涼しい顔してます。お友達にバイバイと言われるとタッチしに行きます。
１年前の全くしゃべらない時に比べたら、格段に成長しているのはわかっているのですが、同じ毎日で同じ反応で・・・
ちょっとした会話もできなくて煮詰まってます。
小学校は支援学校に行くつもりで、保育園も、支援センターの障害のクラスにも待機の状態ですが、トイレの理解も難しいし、小学生にななれるのかなって思うとすごく悲観的になってしまいました。
単調な毎日、育て方をどうしたらいいのかわからなくなりました。
3歳9ヶ月のお子さんが知的中度の自閉症と診断され、日々の成長を喜びながらも、将来への不安や子育ての悩みを抱えているお母さんへ。毎日のお子さんとの関わりの中で、「これでいいのかな」「将来どうなるんだろう」と、様々な感情が湧き上がってくるのは当然のことです。この記事では、あなたのその複雑な気持ちに寄り添い、具体的なアドバイスと心のケアについて、一緒に考えていきます。
1. 現状の理解：お子さんの成長と発達段階
まず、お子さんの現在の状況を客観的に理解することから始めましょう。3歳9ヶ月という年齢は、言葉の発達や社会性の獲得において非常に重要な時期です。自閉症のお子さんの場合、発達の特性から、定型発達のお子さんとは異なるペースで成長することがあります。しかし、それは決して悪いことではありません。お子さん自身のペースで、着実に成長していることを理解することが大切です。
- 言葉の発達： 2語文を話せるようになり、単語も増えていることは、大きな進歩です。「パパメガネかけて」のような具体的な表現ができることは、コミュニケーション能力の基礎を築いている証拠です。
- 日常生活への適応： 「ゴミ捨てて」や「お外行くよ」などの指示に従えることは、日常生活における理解が進んでいることを示しています。これは、自立への第一歩です。
- 興味の対象： トミカやプラレールへの強い興味は、集中力や探究心を示しています。好きなものを通して、言葉を覚えたり、知識を深めたりすることができます。
- 社会性： 友達にバイバイと言われるとタッチしに行く行動は、社会的な関心を持っていることを示しています。
これらの点を踏まえ、お子さんの成長を多角的に見ていきましょう。そして、お子さんの「できること」に焦点を当て、それを褒めてあげることで、自己肯定感を育むことができます。
2. 日常生活での具体的な対応
日々の生活の中で、お子さんの成長を促すための具体的な対応について考えてみましょう。ポイントは、お子さんの特性を理解し、それに合わせた環境を整えることです。
- コミュニケーション：
- 視覚的なサポート： 絵カードや写真を使って、言葉での指示を補完しましょう。「おやつ」「トイレ」などの絵カードを見せることで、理解を助けることができます。
- 短い文章で話す： 長い文章ではなく、「〇〇する？」「〇〇したい？」のように、簡潔で分かりやすい言葉で話しかけましょう。
- オウム返しへの対応： オウム返しは、言葉の理解がまだ不十分な場合に起こりやすい現象です。焦らずに、正しい言葉を繰り返し伝え、お子さんが理解するのを待ちましょう。
- 遊びと学び：
- 好きなものを活用： トミカやプラレールのような、お子さんの好きなものを遊びに取り入れましょう。例えば、トミカを使って「赤い車はどこ？」「大きい車はどれ？」などと質問することで、言葉の発達を促すことができます。
- 絵本の読み聞かせ： 同じ絵本を何度も読むことは、お子さんにとって安心感を与え、言葉の理解を深める効果があります。
- 療育の活用： 発達支援センターや療育施設での指導は、専門的な知識に基づいた効果的なアプローチを提供してくれます。積極的に活用しましょう。
- トイレトレーニング：
- 焦らない： トイレトレーニングは、焦らず、お子さんのペースに合わせて進めましょう。
- 成功体験を積み重ねる： トイレに行けたときには、たくさん褒めてあげましょう。
- 視覚的な工夫： トイレの場所を分かりやすくしたり、トイレの絵本を読んだりすることも効果的です。
3. 将来への不安と向き合う
将来への不安は、子育てをする上で誰もが感じるものです。特に、自閉症のお子さんを持つ親御さんにとっては、その不安はより大きくなるかもしれません。しかし、一人で抱え込まずに、様々な情報を集め、専門家や同じ悩みを持つ人々と交流することで、不安を軽減することができます。
- 情報収集：
- 専門家の意見： 医師、療育の専門家、保育士など、専門家からのアドバイスは、具体的な対応策を見つける上で非常に役立ちます。
- 先輩ママの声： 同じような経験を持つ親御さんの話を聞くことで、共感を得たり、具体的な解決策を見つけたりすることができます。
- 書籍やウェブサイト： 自閉症に関する書籍やウェブサイトは、知識を深める上で役立ちます。
- サポート体制の活用：
- 保育園・発達支援センター： 保育園や発達支援センターの先生に相談し、日々の様子や気になることを伝えましょう。
- 地域の相談窓口： 地域の保健センターや児童相談所では、子育てに関する様々な相談を受け付けています。
- 親の会： 同じ悩みを持つ親御さんたちが集まる親の会に参加することで、情報交換をしたり、心の支えを得たりすることができます。
- 将来の選択肢：
- 小学校： 支援学校、特別支援学級、通常学級など、お子さんに合った学校を選ぶことができます。
- 就労支援： 将来、就労を希望する場合は、就労支援事業所などのサポートを受けることができます。
- ライフプラン： お子さんの将来について、長期的な視点で計画を立てていくことも大切です。
将来のことは誰にも分かりませんが、お子さんの成長を信じ、できる限りのサポートをしていくことが大切です。
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4. 母親自身の心のケア
お子さんのためにできることはたくさんありますが、まず大切なのは、母親であるあなたが心身ともに健康であることです。子育ては、体力も精神力も消耗するものです。時には、自分を大切にする時間も必要です。
- 休息： 睡眠不足は、心身の健康に悪影響を及ぼします。できる限り、睡眠時間を確保しましょう。
- 気分転換： 趣味に時間を費やしたり、友人とおしゃべりしたりして、気分転換を図りましょう。
- 相談： 家族や友人、専門家など、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。
- 自分を褒める： 毎日、お子さんのために頑張っている自分を褒めてあげましょう。
母親が笑顔でいることが、お子さんにとっても一番の幸せです。無理をせず、自分のペースで子育てを楽しみましょう。
5. 成功事例から学ぶ
同じような状況から、お子さんの成長を支え、前向きな未来を切り開いている親御さんの事例を紹介します。これらの事例から、ヒントや勇気をもらいましょう。
- 早期療育の重要性： 早期療育を開始し、お子さんの特性に合わせた支援を行うことで、言葉の発達や社会性の獲得を大きく促すことができた事例。
- 親の会での交流： 親の会に参加し、同じ悩みを持つ親御さんたちと交流することで、情報交換や心の支えを得て、子育てへのモチベーションを高めた事例。
- 就労支援の活用： 将来の就労を見据え、就労支援事業所と連携し、お子さんの得意な分野を見つけ、それを活かせるような進路を模索している事例。
これらの事例は、ほんの一例です。お子さんの個性や才能を信じ、様々な可能性を追求することで、未来は開けます。
6. 専門家からのアドバイス
自閉症のお子さんの発達支援に携わる専門家からのアドバイスを紹介します。専門家の視点から、子育てのヒントや、お子さんの成長を促すための具体的な方法を学びましょう。
- 療育の専門家：
- 個別支援計画： お子さんの特性や発達段階に合わせて、個別の支援計画を作成し、療育を進めていくことが重要です。
- 遊びを通して学ぶ： 遊びは、お子さんの発達を促す上で非常に重要な要素です。遊びを通して、言葉の発達、社会性の獲得、認知能力の発達などを促しましょう。
- 家庭との連携： 家庭と療育施設が連携し、一貫した支援を行うことで、より効果的な療育が実現できます。
- 医師：
- 定期的な診察： 定期的な診察を受け、お子さんの発達状況を把握し、必要なアドバイスを受けましょう。
- 薬物療法： 症状によっては、薬物療法も選択肢の一つとなります。医師と相談し、お子さんに合った治療法を見つけましょう。
専門家のアドバイスを参考にしながら、お子さんに合った支援方法を見つけていきましょう。
7. まとめ：未来への希望を持って
3歳9ヶ月の自閉症のお子さんを育てることは、大変なことも多いかもしれません。しかし、お子さんの成長を信じ、日々の努力を続けることで、必ず未来は開けます。焦らず、お子さんのペースに合わせて、一つ一つ課題を乗り越えていきましょう。そして、あなた自身の心のケアも忘れずに、笑顔で子育てを楽しみましょう。
この記事が、あなたの心の支えとなり、少しでも前向きな気持ちになれることを願っています。あなたの頑張りは、必ずお子さんに届いています。応援しています！
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