臨床心理士の道、諦めたくない。統合失調症とキャリア選択の悩み
臨床心理士の道、諦めたくない。統合失調症とキャリア選択の悩み
この記事では、臨床心理士を目指す中で、病気との向き合い方、キャリア選択のジレンマ、そして将来への希望を見出すための具体的なアドバイスを提供します。公務員心理職への道、非常勤としての働き方、そして一人暮らしへの願望など、様々な課題を抱えながらも、前向きに進もうとしているあなたを応援します。
臨床心理士第一種指定校に通っている、統合失調症の者です。進路に困っています。
臨床心理士になりたくて、病気になったものの、大学院に通っています。先生も知っていますし、大学の相談室にも通い、心療内科にも通っています。
大学院は当時いた大学とは別のところを受け、入学しました。たまに、大学に行き、先生ともお話しています。
公務員の心理職に就きたいと思い、少しずつ勉強をしていました。しかし、大学のある先生に「心理職に就くのはもう少し元気になってからの方がいい。」と言われ、ショックを受けました。病院の先生も心理の道に進むことにあまり良い顔をしません。
保育士の資格も持っているので、保育士に進むのも考えたのですが、体力は使うし、親御さんとのコミュニケーションなど疲れるからオススメされませんでした。
せっかく大学院に入ったし、公務員の勉強もしてきたので、あきらめがつきません。でも、自分の体調が悪化するのも嫌です。親が厳しいので、一人暮らしもしたくてたまりません。なので、できれば、常勤で無理なく働けるのが理想です。ですが、臨床心理士ですと、非常勤が多いので、非常勤でも勤められた場合は、実家に住ませてもらおうと思っています。
何かアドバイスいただけたら、よろしくお願いします。
あなたのキャリアと健康を両立させるために
臨床心理士を目指すあなたの熱意は素晴らしいものです。しかし、同時に抱える病気のこと、そして将来への不安、本当に苦しいですよね。この記事では、あなたの状況を深く理解し、具体的なアドバイスを提供します。あなたのキャリアプランを一緒に考え、一歩ずつ前に進むためのサポートをさせていただきます。
1. 現状の整理と自己理解を深める
まずは、現状を客観的に整理し、自己理解を深めることから始めましょう。以下の3つのステップで考えてみましょう。
1-1. 体調と向き合う
病気と付き合いながらキャリアを築くことは、容易ではありません。まずは、自分の体調をしっかりと把握し、コントロールすることが重要です。具体的には、以下の点を意識しましょう。
- 定期的な通院と服薬管理: 医師の指示に従い、定期的に通院し、服薬をきちんと行いましょう。自己判断で薬を中断することは避けましょう。
- 体調記録: 毎日、体調の変化を記録する習慣をつけましょう。気分、睡眠時間、食事内容、活動量などを記録することで、体調の波を把握しやすくなります。
- 休息の確保: 十分な睡眠と休息を確保しましょう。無理なスケジュールを避け、心身ともにリラックスできる時間を作りましょう。
- ストレス管理: ストレスを溜めないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。趣味に没頭したり、友人との交流を楽しんだり、適度な運動を取り入れるのも良いでしょう。
1-2. キャリアプランの再検討
次に、これまでのキャリアプランを再検討しましょう。公務員の心理職を目指すことは素晴らしい目標ですが、現時点での体調や状況によっては、他の選択肢も検討する必要があるかもしれません。以下の点を考慮しながら、柔軟に考えましょう。
- 公務員心理職のハードル: 公務員試験の勉強に加え、面接対策など、精神的な負担も大きくなる可能性があります。現在の体調で、これらの負担に耐えられるかを慎重に検討しましょう。
- 非常勤という選択肢: 非常勤の仕事は、勤務時間や内容を調整しやすいため、体調に合わせて働きやすいというメリットがあります。まずは非常勤からスタートし、徐々に常勤を目指すという方法も良いでしょう。
- 保育士の資格の活用: 保育士の資格を持っていることは、大きな強みです。体力的な負担を考慮しつつ、働きやすい職場を探すことも可能です。
- その他の選択肢: 臨床心理士としての活動だけでなく、福祉関係の仕事や、カウンセリングスキルを活かせる分野など、他の選択肢も視野に入れてみましょう。
1-3. 周囲とのコミュニケーション
家族、主治医、大学の先生など、周囲の人々と積極的にコミュニケーションを取り、相談しましょう。あなたの状況を理解してもらい、適切なアドバイスやサポートを受けることが重要です。
- 家族との対話: 一人暮らしや就職について、親御さんの考えを聞き、あなたの希望を伝えましょう。
- 主治医との相談: 体調や仕事について、主治医に相談し、専門的なアドバイスを受けましょう。
- 大学の先生との連携: キャリアプランについて、大学の先生に相談し、アドバイスやサポートを受けましょう。
2. キャリア選択肢を具体的に検討する
自己理解を深めたら、具体的なキャリア選択肢を検討しましょう。あなたの状況に合わせて、以下の3つの選択肢を提案します。
2-1. 公務員心理職を目指す場合
公務員心理職を目指す場合、以下の点を意識しましょう。
- 情報収集: 各自治体の採用試験情報を収集し、試験内容や倍率、合格者の傾向などを把握しましょう。
- 試験対策: 試験対策として、専門知識の学習に加え、面接対策も行いましょう。模擬面接などを通して、自分の考えを的確に伝えられるように練習しましょう。
- 体調管理: 試験勉強と並行して、体調管理を徹底しましょう。無理なスケジュールを避け、十分な休息と睡眠を確保しましょう。
- サポート体制の活用: 大学のキャリアセンターやハローワークなど、就職支援機関を活用し、情報収集や相談を行いましょう。
2-2. 非常勤の臨床心理士として働く場合
非常勤の臨床心理士として働く場合、以下の点を意識しましょう。
- 求人情報の収集: 医療機関、福祉施設、教育機関など、様々な場所で非常勤の臨床心理士の求人があります。求人サイトやハローワークなどを利用して、情報を収集しましょう。
- 職場選び: 自分の体調や希望に合った職場を選びましょう。勤務時間や内容、職場の雰囲気などを考慮し、無理なく働ける職場を選びましょう。
- キャリアパスの検討: 非常勤からスタートし、経験を積んで、徐々に常勤を目指すことも可能です。また、スキルアップのために、研修やセミナーに参加するのも良いでしょう。
- 一人暮らしの準備: 非常勤の収入で一人暮らしをする場合、家賃や生活費などを考慮し、無理のない範囲で生活できるように計画を立てましょう。
2-3. 保育士として働く場合
保育士として働く場合、以下の点を意識しましょう。
- 求人情報の収集: 保育園や幼稚園など、様々な場所で保育士の求人があります。求人サイトやハローワークなどを利用して、情報を収集しましょう。
- 職場選び: 自分の体力や希望に合った職場を選びましょう。残業の有無や、子どもの年齢層、職場の雰囲気などを考慮し、無理なく働ける職場を選びましょう。
- スキルアップ: 保育士としてのスキルアップのために、研修やセミナーに参加するのも良いでしょう。また、心理学の知識を活かして、子どもの発達や保育に関する知識を深めることも可能です。
- 家族との協力: 親御さんの協力を得ながら、一人暮らしの準備を進めましょう。
3. メンタルヘルスを維持しながら働くための戦略
病気を抱えながら働くことは、メンタルヘルスを維持することが非常に重要です。以下の点を意識して、メンタルヘルスを良好に保ちながら働きましょう。
- セルフケアの習慣化: 自分の心身の状態を把握し、ストレスを感じたら、すぐに休息をとったり、気分転換をしたりする習慣をつけましょう。
- 専門家との連携: 精神科医やカウンセラーなど、専門家との連携を密にし、定期的にカウンセリングを受けたり、薬物療法を受けたりしましょう。
- 職場の理解を得る: 職場の上司や同僚に、自分の病気について理解してもらい、必要なサポートを受けられるようにしましょう。
- 無理のない働き方: 自分の体調に合わせて、無理のない働き方をしましょう。残業をしない、休暇を取りやすいなど、働きやすい環境を整えましょう。
- ポジティブな思考: ポジティブな思考を心がけ、自分の強みや長所を認識し、自己肯定感を高めましょう。
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4. 一人暮らしと経済的な自立に向けて
一人暮らしをすることは、あなたの自立を大きく後押しします。経済的な自立も、そのために不可欠です。以下の点を意識して、一人暮らしと経済的な自立を目指しましょう。
- 収入と支出の管理: 収入と支出を把握し、無駄遣いをしないようにしましょう。家計簿をつけたり、予算を立てたりすることで、お金の管理がしやすくなります。
- 貯蓄: 将来のために、少しずつでも貯蓄を始めましょう。非常時のために、生活費の3ヶ月分程度の貯蓄があると安心です。
- 節約術: 食費や光熱費など、生活費を節約する方法を学びましょう。自炊をしたり、節約できる家電製品を使ったりするのも良いでしょう。
- 住居の選択: 家賃や初期費用などを考慮し、無理のない範囲で住居を選びましょう。
- 家族との協力: 親御さんの協力を得ながら、一人暮らしの準備を進めましょう。
5. 長期的なキャリアプランを描く
短期的な目標だけでなく、長期的なキャリアプランを描くことも重要です。以下の点を意識して、将来の目標を明確にしましょう。
- キャリアビジョン: 5年後、10年後の自分の姿を想像し、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にしましょう。
- スキルアップ: 臨床心理士としてのスキルアップのために、研修やセミナーに参加したり、資格を取得したりしましょう。
- 人脈形成: 臨床心理士の仲間や、他の専門家との人脈を広げましょう。
- 自己成長: 常に学び続け、自己成長を意識しましょう。
- 柔軟な対応: 状況に合わせて、キャリアプランを柔軟に見直しましょう。
成功事例から学ぶ
実際に、病気を抱えながらも、臨床心理士として活躍している方はたくさんいます。彼らの成功事例から学び、あなたのキャリアプランに活かしましょう。
- Aさんの場合: 統合失調症と診断されたAさんは、非常勤の臨床心理士として働き始めました。体調に合わせて勤務時間を調整し、徐々に経験を積みました。現在は、医療機関で常勤の臨床心理士として活躍しています。
- Bさんの場合: 双極性障害と診断されたBさんは、保育士の資格を活かし、保育園で働き始めました。子どもの成長を間近で見ることが、Bさんの心の支えになっています。
- Cさんの場合: うつ病と診断されたCさんは、カウンセリングスキルを活かし、企業のメンタルヘルス対策に携わっています。
専門家の視点
精神科医や臨床心理士などの専門家は、あなたのキャリア選択について、以下のようにアドバイスしています。
- 精神科医: 「まずは、自分の体調を最優先に考え、無理のない範囲で仕事を選ぶことが重要です。主治医と相談しながら、適切な治療とサポートを受けましょう。」
- 臨床心理士: 「自分の強みや興味関心に基づいて、キャリアプランを立てることが大切です。焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。」
- キャリアコンサルタント: 「自己分析をしっかりと行い、自分の価値観や強みを理解することが重要です。様々な選択肢を検討し、自分に合ったキャリアプランを見つけましょう。」
まとめ
臨床心理士を目指すあなたの道のりは、決して平坦ではありません。しかし、あなたの熱意と努力があれば、必ず道は開けます。体調管理を徹底し、自己理解を深め、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら、自分らしいキャリアを築いていきましょう。あなたの未来が、希望に満ちたものになることを心から願っています。
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