看護師の転職、履歴書にはどこまで書くべき？職歴を魅力的に見せる方法を徹底解説
看護師の転職、履歴書にはどこまで書くべき？職歴を魅力的に見せる方法を徹底解説
30代後半の看護師の方から、履歴書の職歴に関するお悩み相談が寄せられました。転職回数が多く、履歴書の書き方に困っているとのこと。今回は、このお悩みを解決するために、履歴書の書き方のポイントと、職歴を魅力的に見せる方法を詳しく解説していきます。
30代後半、看護師です。
履歴書に、どこまで書けばいいのか・・・
まず、私の職歴です。
①新卒で総合病院。結婚、主人の転勤で県外移転することになり5年で退職
②移転先で個人病院の外来(パート)。主人の転勤任期終了、地元に帰る事になり10ヶ月で退職
③地元の個人病院の外来(パート)。病院の都合で6ヶ月で退職。その後再び誘われ勤めるも、私の妊娠や入院があり2回目は4ヶ月で退職
④老人保健施設(パート)。子供の療育が始まり勤務日数の調整をお願いしたら断られ2年で退職
⑤訪問看護ステーション(登録)。こちらの希望通りには仕事をもらえず、妊娠もあり3年で退職
⑥別の訪問看護ステーション(パート)。友達がいて誘われ勤務していたが自宅から遠く、子供の入院などあり6ヶ月で退職
⑦総合病院の外来(パート)。とても忙しく時間外が多い割に、勤務時間を延ばしたいと申し出たら嫌がられた(現時点で6ヶ月勤務中)
・・・以上です。
はたから見たら、転職ばかりしているように見えますよね(汗)
そして今、また転職を考え中です。
今まで履歴書はいつも正直に全部書いていたんですが、今勤めている総合病院の面接に行った時、院長に｢何でこんなフラフラしてんの？｣と言われてしまいました。
自分としては、いつもそれなりの理由があって転職してきたつもりなんですが。
そこで質問です。
履歴書には全部書かなきゃいけないと思いますか？
ちょっと省いてもいいんじゃ・・・と思われる方がいらしたら、私の職歴で言うと何番を削ったら悪い印象が減るでしょうか？
よろしくお願いします。
履歴書の職歴について、どこまで書くべきか悩む看護師の方は少なくありません。特に、転職回数が多い場合は、どのように記載すれば良いのか迷うものです。この記事では、あなたの状況に合わせて、履歴書の書き方のポイントと、職歴を魅力的に見せる方法を具体的に解説します。あなたのキャリアを最大限に活かせるよう、一緒に考えていきましょう。
1. 履歴書はどこまで書くべき？基本原則と注意点
履歴書は、あなたの職務経歴やスキルを企業に伝えるための重要なツールです。しかし、すべてを正直に書くことが必ずしも最善とは限りません。ここでは、履歴書作成の基本原則と、特に注意すべき点について解説します。
1-1. 履歴書作成の基本原則
- 正確性: 記載内容は事実に基づいている必要があります。虚偽の記載は、後々大きな問題を引き起こす可能性があります。
- 簡潔性: 読みやすく、要点を絞って記載することが重要です。長文は避け、簡潔にまとめましょう。
- 一貫性: 職務経歴、自己PR、志望動機など、すべての項目で一貫性を持たせることが大切です。
- アピールポイントの明確化: 自分の強みや経験を具体的に示し、採用担当者に「会ってみたい」と思わせるように工夫しましょう。
1-2. 職歴の記載における注意点
- すべての職歴を記載する必要はない: 転職回数が多い場合、すべての職歴を記載する必要はありません。
- 短期離職の理由: 短期離職の理由を明確に説明できるように準備しておきましょう。
- ネガティブな表現の回避: 企業や上司への不満を直接的に表現することは避けましょう。
- ブランク期間: ブランク期間がある場合は、その理由を説明できるようにしておきましょう。
2. 職歴を魅力的に見せるための具体的な方法
転職回数が多い場合でも、履歴書の書き方次第で、あなたのキャリアを魅力的に見せることができます。ここでは、具体的な方法をいくつかご紹介します。
2-1. 職務経歴の整理と取捨選択
あなたの職歴を整理し、採用担当者に伝えたい情報を取捨選択しましょう。すべての職歴を記載する必要はありません。以下を参考に、記載する職歴を選んでみましょう。
- 直近の職歴を優先: 直近の職歴は、あなたの現在のスキルや経験を最もよく示しています。
- キャリアアップにつながる職歴: スキルアップやキャリアチェンジに繋がる職歴は積極的に記載しましょう。
- 応募先の業務に関連する職歴: 応募先の業務内容に関連する職歴は、あなたの適性を示す上で重要です。
- 短期離職の職歴: 短期離職の職歴は、その理由と、そこから得られた学びを簡潔にまとめましょう。
- 省いても問題ない職歴: 経験が浅い、または応募先の業務と関連性の低い職歴は、省くことも検討しましょう。
今回の相談者の場合、以下の職歴をどのように扱うか検討できます。
- ①新卒で総合病院(5年): 最初のキャリアとして、看護師としての基礎を築いたことをアピールできます。
- ②個人病院の外来(パート)(10ヶ月): 転勤による退職であることを明記し、やむを得ない事情であったことを伝えましょう。
- ③個人病院の外来(パート)(6ヶ月、4ヶ月): 2回目の勤務は、妊娠による退職であることを明記し、現在は問題なく勤務できることを伝えましょう。
- ④老人保健施設(パート)(2年): 療育による退職であることを明記し、子育てと仕事の両立を目指していることを伝えましょう。
- ⑤訪問看護ステーション(登録)(3年): 妊娠による退職であることを明記し、訪問看護の経験があることをアピールしましょう。
- ⑥訪問看護ステーション(パート)(6ヶ月): 自宅からの距離が理由であることを明記し、通勤可能な範囲で仕事を探していることを伝えましょう。
- ⑦総合病院の外来(パート)(6ヶ月): 現在の勤務先であり、今後のキャリアプランを説明する上で重要です。
2-2. 職務経歴の書き方のポイント
職務経歴は、あなたのスキルや経験を具体的に示すために重要です。以下のポイントを参考に、魅力的な職務経歴を作成しましょう。
- 業務内容の具体化: 担当した業務内容を具体的に記載し、あなたのスキルをアピールしましょう。
- 実績の数値化: 可能な限り、実績を数値で示しましょう。例えば、「患者対応件数〇〇件」「チーム医療への貢献」など。
- スキル・経験の強調: これまでの経験で培ったスキルや、専門知識を明確に記載しましょう。
- 自己PRとの連動: 自己PRでアピールしたい内容と、職務経歴の内容を連動させましょう。
- 簡潔で分かりやすい文章: 読みやすいように、簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。
2-3. 自己PRの作成
自己PRは、あなたの強みや魅力を伝える絶好の機会です。以下のポイントを参考に、効果的な自己PRを作成しましょう。
- 自己分析: 自分の強み、経験、価値観を深く理解しましょう。
- 応募先企業の求める人物像の理解: 応募先企業が求める人物像を理解し、それに合わせた自己PRを作成しましょう。
- 具体的なエピソード: 自分の強みを裏付ける具体的なエピソードを盛り込みましょう。
- 熱意と意欲: 看護師としての熱意と、仕事への意欲を伝えましょう。
- 将来のビジョン: 将来のキャリアビジョンを明確に示し、入社後の貢献意欲を伝えましょう。
今回の相談者の場合、これまでの経験から、以下のような強みをアピールできます。
- 柔軟性: 様々な環境で看護師として勤務してきた経験から、柔軟性や適応能力の高さをアピールできます。
- コミュニケーション能力: 患者さんや同僚とのコミュニケーション能力の高さをアピールできます。
- 問題解決能力: 直面した課題を解決してきた経験から、問題解決能力の高さをアピールできます。
- 子育てとの両立: 子育てと仕事を両立しながら、看護師として勤務してきた経験をアピールできます。
3. 面接対策：面接官の質問への効果的な回答
履歴書で興味を持ってもらえたら、次は面接です。面接では、履歴書の内容に基づいて、様々な質問がされます。特に、転職回数が多い場合は、その理由について質問される可能性が高いです。ここでは、面接官の質問への効果的な回答方法について解説します。
3-1. 転職理由の説明
転職理由を説明する際は、以下の点を意識しましょう。
- 正直かつ誠実に: 嘘偽りなく、正直に説明しましょう。
- 前向きな姿勢: ポジティブな表現で、前向きな姿勢を示しましょう。
- 具体的な理由: 具体的な理由を説明し、納得感を与えましょう。
- 学びと成長: 転職を通して得られた学びや成長を伝えましょう。
- 今後のキャリアプラン: 今後のキャリアプランを明確に示し、入社後の貢献意欲を伝えましょう。
今回の相談者の場合、以下のように回答できます。
- 転勤や家族の事情: 転勤や家族の事情など、やむを得ない事情で転職せざるを得なかったことを説明しましょう。
- 子育てとの両立: 子育てと仕事の両立を目指す中で、勤務条件や働き方について、様々な選択をしてきたことを説明しましょう。
- スキルアップやキャリアチェンジ: スキルアップやキャリアチェンジを目指して、転職を検討していることを説明しましょう。
- 現在の状況: 現在の勤務先での状況を説明し、今後のキャリアプランを具体的に説明しましょう。
3-2. 面接でよくある質問と回答例
面接では、様々な質問がされます。ここでは、よくある質問と、その回答例をご紹介します。
- 「なぜ、転職を考えているのですか？」
回答例：「これまでの経験を通して、〇〇のスキルをさらに高めたいと考え、貴院の〇〇という点に魅力を感じました。また、〇〇という働き方に魅力を感じ、自身のキャリアプランと合致すると考えました。」
- 「これまでの職務経歴について教えてください。」
回答例：「新卒で〇〇病院に入職し、〇年間、〇〇科で勤務しました。その後、結婚を機に転居し、〇〇病院で〇年間、〇〇科で勤務しました。それぞれの病院で、〇〇という経験を積むことができ、〇〇というスキルを習得しました。」
- 「あなたの強みは何ですか？」
回答例：「私の強みは、患者さんの気持ちに寄り添い、丁寧な看護を提供できることです。これまでの経験を通して、患者さんとの信頼関係を築き、安心して治療を受けてもらえるように努めてきました。」
- 「当院で、どのような貢献ができますか？」
回答例：「これまでの経験で培った〇〇のスキルを活かし、患者さんの〇〇をサポートしたいと考えています。また、チームの一員として、他のスタッフと協力し、より良い看護を提供できるよう貢献したいと考えています。」
- 「何か質問はありますか？」
回答例：「貴院の〇〇について、詳しく教えていただけますでしょうか？」「入職後の研修制度について、教えていただけますでしょうか？」など、積極的に質問しましょう。
4. 履歴書作成と面接対策の注意点
履歴書作成と面接対策には、いくつかの注意点があります。ここでは、特に重要な注意点について解説します。
4-1. 嘘や誇張表現は避ける
履歴書や面接で、嘘や誇張表現をすることは避けましょう。事実と異なることを伝えてしまうと、入社後に問題が生じる可能性があります。正直かつ誠実に、あなたの経験やスキルを伝えましょう。
4-2. 企業研究を徹底する
応募先の企業について、事前にしっかりと調べておきましょう。企業の理念、事業内容、求める人物像などを理解し、それに合わせた自己PRや志望動機を作成しましょう。企業のウェブサイトや、求人情報を参考にしましょう。
4-3. 模擬面接で練習する
面接本番前に、模擬面接で練習しておきましょう。家族や友人、転職エージェントなどに協力してもらい、面接の練習を重ねましょう。面接官からの質問に対する回答を事前に準備しておくと、本番で落ち着いて対応できます。
4-4. 専門家への相談も検討する
履歴書の書き方や面接対策について、一人で悩まず、専門家への相談も検討しましょう。転職エージェントやキャリアコンサルタントは、あなたのキャリアプランに合わせたアドバイスをしてくれます。第三者の客観的な意見を聞くことで、新たな発見があるかもしれません。
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5. まとめ：あなたのキャリアを輝かせるために
この記事では、看護師の転職における履歴書の書き方と、職務経歴を魅力的に見せる方法について解説しました。転職回数が多い場合でも、履歴書の書き方や面接対策次第で、あなたのキャリアを輝かせることができます。今回の相談者のように、転職回数が多いことに不安を感じている方も、この記事で紹介したポイントを参考に、自信を持って転職活動を進めてください。
最後に、あなたのキャリアを輝かせるために、以下の3つのポイントを改めてお伝えします。
- 自己分析を徹底する: 自分の強みや経験を深く理解し、自己PRや志望動機に活かしましょう。
- 企業研究を怠らない: 応募先の企業について詳しく調べ、企業の求める人物像に合わせたアピールをしましょう。
- 専門家への相談を検討する: 転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、客観的なアドバイスを受けましょう。
あなたの転職活動が成功することを心から応援しています。
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