保育士の私が保育園の保育参加で感じた疑問：子どもの食事と保育士の対応について
保育士の私が保育園の保育参加で感じた疑問：子どもの食事と保育士の対応について
この記事では、保育士として働くあなたが、自身の娘さんの保育園での保育参加を通して感じた疑問について、具体的な事例を交えながら掘り下げていきます。子どもの食事指導や保育士の対応に対する疑問は、多くの保育士が抱える共通の悩みです。この記事を通じて、あなたの疑問を解消し、より良い保育環境作りのヒントを見つけましょう。
保育園で勤務されている保育士さんに質問です。
先日娘（2歳児クラス）が通う保育園の保育参加に行きました。給食も一緒に食べたのですが、子ども達が皆、果物から先に食べていました。担任に「果物はいつ食べてもいいのですか？」と聞くと「はい。」と一言…。午前中のおやつ（牛乳と果物）を時間がないという理由で牛乳だけ飲み、果物は給食の時に追加されていたので2種類の果物を殆どの子が先に食べていました。私の前に座っていた子も果物を先に食べ、次に好きな物を食べ、最後に野菜が残りました。それを見た担任が「一口だけ食べてごちそうさましよう！」と言い一口食べ、クラスで一番先にごちそうさまをしました。
その後もその様な光景が繰り返されあっという間に娘ともう一人の子の二人だけになりました。そして娘も食べ終わり、もう一人の女の子だけになると「みんな食べ終わっちゃって○○ちゃんだけだよ！」と保育士に促されてというより急かされていました。しかし、私から見るとそこまでその女の子が遅いと思えませんでした。むしろ残して終わる他の子が早いのです。私も経験は浅いですが保育士です。働いてきた保育園では全部頑張って食べたら最後に果物を食べます。嫌いな物を食べない子には何度も促し、それでも食べられなければ減らす事もあり、その子の頑張りを見て残しても果物をあげたり、今日はあげられないと終わる事もありました。給食の時間が過ぎても残している子に限界まで付き合う事もしょっちゅうありました。なので一番先に食べ終わる子が残して終わるなんて考えられませんでした。時間がないから給食の時に午前中の果物を食べる事や急かしながら淡々と片付けていく様子は子ども優先ではなく、保育園側、保育士優先の保育だなと感じました。
又、複数担任なのですがその日は一人休みで代わりに主任がクラスに入っていました。主任が配膳をしたのですが三角巾、マスク、エプロンなど一切せずに運んでいました。他のクラスを見ると三角巾やマスクをしている保育士、給食当番？の子が見えました。代替で入ったからエプロンなどがなかったのか？元々このクラスはしていないのか？それはわからなかったのですが保護者が来ている時でさえ気にしないということは普段はどれだけなのだろう？と感じました。長々とすみません。皆さんの園はどうですか？
保育士としてのあなたの疑問：子どもの食事指導と保育士の対応を比較検討
今回のあなたの疑問は、保育士として働く中で、子どもの食事指導や保育士の対応について、様々な疑問を感じたというものです。特に、以下の点に焦点を当てています。
- 子どもの食事の順番：果物を先に食べるという園のルールへの疑問
- 保育士の対応：子どものペースに合わせた対応と、急かすような対応の違い
- 保育士の衛生面：三角巾やマスクの着用に関する疑問
これらの疑問を解決するために、あなたの経験と、一般的な保育のあり方、そして専門家の意見を比較検討し、具体的なアドバイスを提供します。
1. 食事の順番：果物を先に食べるという園のルール
あなたの経験からすると、果物を最後に食べるという指導が一般的だったため、今回の保育園の対応に違和感を感じたことでしょう。この点について、メリットとデメリットを比較検討してみましょう。
メリット
- 子どもの食欲を刺激する： 果物は甘くて美味しいので、最初に食べることで子どもの食欲を刺激し、他のものも食べやすくなる可能性があります。
- 時間の有効活用： 給食の時間が限られている場合、果物を先に食べさせることで、子どもたちが食べ終わる時間を短縮できる可能性があります。
デメリット
- 栄養バランスの偏り： 果物を先に食べると、お腹がいっぱいになり、野菜やタンパク質などの栄養価の高いものを食べ残す可能性があります。
- 食習慣への影響： 好きなものから食べる習慣が身につくと、嫌いなものを避けるようになり、偏食につながる可能性があります。
- 子どもの発達への影響： 食事の順番は、子どもの食育において重要な要素です。正しい順番で食べることで、食べ物の味や食感、栄養素に対する理解を深めることができます。
専門家の視点
管理栄養士や小児科医は、子どもの食事の順番について、以下のようにアドバイスしています。
- 野菜から食べる： 野菜には食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにし、満腹感を得やすいため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
- タンパク質を食べる： タンパク質は筋肉や体の組織を作るために重要です。
- 炭水化物を食べる： 炭水化物はエネルギー源となります。
- 果物は最後に： 果物は糖質が多く、食後の血糖値を急上昇させる可能性があるため、最後に食べるのが望ましいです。
今回の保育園の対応は、子どもの食育という観点から見ると、必ずしも推奨できるものではありません。しかし、保育園側の事情（時間の制約など）があることも考慮する必要があります。保育士として、保護者に対して、なぜこのような食事の順番にしているのか、説明責任を果たす必要があります。
2. 保育士の対応：子どものペースに合わせた対応と、急かすような対応の違い
あなたの経験では、子どものペースに合わせて、食べ終わるまで寄り添うという対応が一般的だったと思います。今回の保育園の対応は、子どもを急かすような印象を受け、違和感を覚えたことでしょう。この点についても、メリットとデメリットを比較検討してみましょう。
メリット
- 時間の有効活用： 保育士が急かすことで、給食の時間を短縮し、他の活動に時間を割くことができます。
- 一斉保育の効率化： 全員が同じペースで食べ終わるようにすることで、保育の進行をスムーズにすることができます。
デメリット
- 子どもの自尊心を傷つける： 急かされることで、子どもは「自分は食べるのが遅い」と感じ、自信を失う可能性があります。
- 食への意欲を低下させる： 急かされることで、子どもは食事を楽しむことができなくなり、食への意欲を失う可能性があります。
- 偏食を助長する： 嫌いなものを無理やり食べさせようとすることで、子どもはさらに食べ物を嫌いになる可能性があります。
専門家の視点
子どもの発達心理学者は、子どもの食事に対する対応について、以下のようにアドバイスしています。
- 子どものペースを尊重する： 子どもにはそれぞれ食べるペースがあります。無理に急かすのではなく、子どものペースに合わせて見守ることが大切です。
- 食事を楽しい時間にする： 食事は、栄養を摂取するだけでなく、子どもが様々な経験をする場でもあります。食事を楽しい時間とすることで、食への意欲を高めることができます。
- 褒めて励ます： 食べ終わったことを褒めたり、少しでも食べられたことを励ますことで、子どもの自己肯定感を高めることができます。
今回の保育園の対応は、子どもの発達という観点から見ると、あまり望ましいものではありません。保育士は、子どもの個性や発達段階を理解し、一人ひとりに合った対応をすることが求められます。あなたのこれまでの経験は、まさに理想的な保育のあり方を示していると言えるでしょう。
3. 保育士の衛生面：三角巾やマスクの着用に関する疑問
保育士の衛生面に対する疑問は、子どもの健康を守る上で非常に重要な視点です。三角巾やマスクの着用について、メリットとデメリットを比較検討してみましょう。
メリット
- 感染症予防： 三角巾やマスクを着用することで、保育士から子どもへの感染症の感染リスクを減らすことができます。
- 清潔感： 三角巾やマスクを着用することで、保護者に対して清潔感を与えることができます。
- 食中毒予防： 給食の配膳時に、髪の毛や飛沫が混入するのを防ぎ、食中毒のリスクを減らすことができます。
デメリット
- 息苦しさ： マスクを長時間着用することで、息苦しさを感じることがあります。
- コミュニケーションの制限： マスクを着用することで、表情が見えにくくなり、子どもとのコミュニケーションが難しくなることがあります。
- 準備の手間： 三角巾やマスクを着用する準備が必要になります。
専門家の視点
感染症専門医は、保育園における衛生管理について、以下のようにアドバイスしています。
- 手洗いの徹底： 手洗いは、感染症予防の基本です。こまめな手洗いを徹底することが重要です。
- マスクの着用： 咳やくしゃみをする場合は、マスクを着用し、飛沫感染を防ぐことが重要です。
- 三角巾の着用： 給食の配膳時には、三角巾を着用し、髪の毛の混入を防ぐことが重要です。
- 換気の徹底： 換気をすることで、空気中のウイルスや細菌を減らすことができます。
今回の保育園の対応は、衛生管理という観点から見ると、改善の余地があると言えます。保育園側は、感染症予防の重要性を認識し、適切な衛生管理を行う必要があります。保護者に対して、衛生管理に関する説明責任を果たすことも重要です。
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保育士としてできること：より良い保育環境のために
今回のあなたの疑問は、保育士として、より良い保育環境を作りたいという強い思いの表れです。以下に、あなたが実践できる具体的なアクションプランを提案します。
1. 園とのコミュニケーション
- 疑問を伝える： 疑問に感じたことは、積極的に園長や主任に伝えてみましょう。あなたの経験や考えを伝えることで、園全体で改善を図ることができます。
- 情報共有： 専門家のアドバイスや、最新の保育情報などを共有し、園全体の知識レベルを高めましょう。
- 意見交換： 定期的にミーティングを行い、保育に関する意見交換をすることで、より良い保育環境作りに貢献しましょう。
2. 自己研鑽
- 研修への参加： 食育に関する研修や、子どもの発達に関する研修に参加し、専門知識を深めましょう。
- 資格取得： 栄養士や調理師などの資格を取得することで、食に関する専門性を高めることができます。
- 情報収集： 保育に関する書籍や雑誌を読んだり、インターネットで情報を収集し、最新の情報を把握しましょう。
3. 保護者との連携
- 情報提供： 保護者に対して、食事の順番や、保育士の対応について、丁寧に説明しましょう。
- 意見交換： 保護者の意見を聞き、保育に反映させることで、保護者との信頼関係を築きましょう。
- 相談： 保護者からの相談に乗り、一緒に子どもの成長を喜びましょう。
まとめ：あなたの経験を活かして、より良い保育を
今回のあなたの疑問は、保育士としての成長意欲と、子どもたちへの愛情の表れです。今回の事例を参考に、あなたの経験と知識を活かし、より良い保育環境作りに貢献してください。そして、子どもたちの健やかな成長をサポートしていきましょう。あなたの行動が、子どもたちの未来を明るく照らすことでしょう。
今回の記事が、あなたの疑問を解決し、より良い保育環境作りの一助となれば幸いです。
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