発達障碍のあるお子さんを抱えながら、夫との関係に悩む主婦の方へ：キャリアと家庭の両立を考える
発達障碍のあるお子さんを抱えながら、夫との関係に悩む主婦の方へ：キャリアと家庭の両立を考える
この記事では、発達障碍のあるお子さんを育てながら、夫との関係や家事・育児の分担に悩む主婦の方からのご相談にお答えします。ご相談者様の状況を理解し、キャリア支援の専門家として、具体的なアドバイスと解決策を提示します。仕事と家庭の両立を目指す中で、ご自身の心身の健康を守りながら、より良い未来を築くためのヒントを見つけていきましょう。
わたしは 障碍を持つ子供２人の母ですが、夫について。。。
こんにちは。私は男の子が３人いる主婦です。そのうち二人に発達障碍があります。真ん中の息子は 小学校の特別支援級に通っています。末息子３歳は 多動傾向があり、いま発達検査などを受けている最中で、これから色々と療育がはじまるのかな？という段階です。子供たちはかわいいですが、正直育てるのは大変で、とても疲れます。。。
特に小学校支援級の送迎時に 落ち着きのない末息子を連れて行くときとか、、なんで？？と気がめいってしまいます。
私は普段わりと元気にしてはいますが、たまにとてつもなく 「今日は何もしたくない～～（＞＜）」っていう気分に陥る日があります。(以前はうつ傾向で、通院していましたが、今はお金の余裕も無いので通院していません)。
きょうは夫について相談させてください。夫は普段はおとなしく生活費はちゃんと入れてくれ、穏やかで周りの人からはとてもいパパと思われています。
しかし 実際は家のことはほとんど何もしてくれません。こどもの障碍についても勉強したりしませんし、休みの日に子供を見てくれたりもしません。
もともと末息子がおなかにできたとき 真ん中の息子の障碍の件もあって、 「また障碍あったらどうすんねん！！」と産むのに夫は大反対だったのを私が押し切って生んだ子のため、私も世話を頼めないところがあります。
先日・・・私が、どうしても食事を作る気にならなくて、夫とこどもたちの夕食に お寿司を買ってきてたのですが、子供たちが 普段よりたくさん食べたので、夫には 握り１０個くらいしか残せておけなかった日があったんです。
私「ごめんね～。。。子供たちが、気にいったみたいでいっぱい食べたから。。。」とあやまったのですが、夫はぜんぜん物足りなかったようで、「なんか他にないの・・？」とぶつぶつ言うために、結局夜の１０時くらいに 私は 店まで自転車でラーメンを買いにいきました。。。。もちろん後で、ラーメン作りました。
具合が悪いとか 言えばいいと思うのですが、なんかいえなくて。。。自分が子育て大変なのがわかっていて 産んだのですから。。。でも以前通院していたのだから、 ちょっとは察してくれてもいいのに。。。とか 思ってしまいました。やっぱり専業主婦してたら どんなにしんどくても 頑張って子育てして 夫のために夕食たくさん作らなくちゃ駄目なのかな。すみません。取りとめの無い質問でごめんなさい
はじめに：現状の整理と問題点の明確化
ご相談ありがとうございます。お子さんの発達障碍、育児の大変さ、そしてご主人の協力が得られない状況など、本当に大変な毎日を送られていることと思います。まずは、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。
- お子さんの状況： 真ん中のお子さんは特別支援級に通い、末のお子さんは発達検査中とのこと。療育が始まるまでの間、不安や負担が大きいことと思います。
- ご自身の心身の状況： 以前はうつ傾向があり、現在は通院されていないとのこと。心身ともに疲れが溜まりやすい状況で、「何もしたくない」という気持ちになるのも無理はありません。
- ご主人との関係： 生活費は入れてくれるものの、家事や育児には非協力的。お子さんの障碍についても理解を示そうとしないため、頼ることが難しい状況です。
- 食事に関するエピソード： 体調が優れない中で夕食を用意できず、お寿司を買ってきたものの、ご主人が満足せず、最終的にご自身でラーメンを作ることになった。このエピソードから、ご主人の理解不足や、ご自身の負担の大きさが浮き彫りになっています。
これらの状況から、以下の点が問題点として挙げられます。
- 心身の疲労： 育児の負担に加え、ご自身の体調管理も必要であり、心身ともに疲労困憊の状態であること。
- 夫の非協力： 家事・育児への協力が得られず、精神的な支えにもなっていないこと。
- 自己犠牲： 自分の体調や気持ちを優先できず、我慢してしまう傾向があること。
- 孤立感： 誰にも頼ることができず、一人で抱え込んでいること。
ステップ1：ご自身の心と体のケアを最優先に
まずは、ご自身の心と体のケアを最優先に考えましょう。これは、お子さんのためにも、ご自身のためにも、非常に重要なことです。
1. 休息と睡眠の確保
十分な休息と睡眠は、心身の健康を保つための基本です。可能であれば、お子さんが寝た後だけでなく、日中も短時間でも横になる時間を作りましょう。家事の負担を減らすために、積極的に手を抜くことも大切です。
2. 栄養バランスの取れた食事
食事は、心身の健康を支えるための重要な要素です。バランスの取れた食事を心がけ、疲労回復に効果的な食材（ビタミンB群、鉄分など）を積極的に摂りましょう。どうしても食事を作る気力がないときは、無理せず、市販の惣菜や冷凍食品を活用するのも良いでしょう。
3. 専門家への相談
以前、うつ傾向で通院されていたとのことですので、可能であれば、再び専門家（精神科医やカウンセラー）に相談することをおすすめします。経済的な理由で通院が難しい場合は、自治体の相談窓口や、地域の精神保健福祉センターなどを利用することもできます。専門家との対話を通じて、自分の気持ちを整理し、具体的なアドバイスを受けることができます。
4. 趣味やリフレッシュできる時間の確保
自分の好きなことや、リフレッシュできる時間を持つことも大切です。例えば、読書、音楽鑑賞、軽い運動、友人との会話など、短時間でも気分転換になるようなことを積極的に取り入れましょう。お子さんの療育中に、少しの時間でも自分のために使える時間を見つけることも重要です。
ステップ2：夫とのコミュニケーション改善
次に、夫とのコミュニケーションを改善するための具体的な方法を考えていきましょう。一方的に相手を責めるのではなく、お互いの気持ちを理解し、協力関係を築くことが目標です。
1. 自分の気持ちを伝える
まずは、ご自身の気持ちを正直に、穏やかに伝えましょう。例えば、「最近、疲れてしまって、家事も育児も大変だと感じています」「あなたにもっと協力してほしいと思っています」など、具体的に伝えることが大切です。感情的にならず、冷静に話すことを心がけましょう。
2. 夫の考えを理解する
夫がなぜ家事や育児に非協力的なのか、その理由を理解しようと努めましょう。もしかしたら、仕事で疲れているのかもしれませんし、育児の仕方がわからないのかもしれません。夫の考えを聞き、共感する姿勢を示すことで、相手も心を開きやすくなります。
3. 具体的なお願いをする
「手伝ってほしい」という漠然としたお願いではなく、「ゴミ出しをしてほしい」「週末に子供たちと公園に行ってほしい」など、具体的なお願いをしましょう。お願いする際には、感謝の気持ちを伝えることも忘れずに。「いつもありがとう。助かります」といった言葉は、相手のモチベーションを高めます。
4. 夫婦で話し合う時間を設ける
定期的に、夫婦で話し合う時間を設けましょう。子供たちのこと、家計のこと、将来のことなど、様々なテーマについて話し合うことで、お互いの理解を深めることができます。話し合いの場では、お互いの意見を尊重し、建設的な議論を心がけましょう。
5. 専門家のサポートを活用する
夫婦関係の改善が難しい場合は、専門家（夫婦カウンセラーなど）のサポートを受けることも検討しましょう。第三者の視点から、問題点を客観的に分析し、具体的な解決策を提案してもらえます。専門家との対話を通じて、お互いのコミュニケーションを改善し、より良い関係を築くことができます。
ステップ3：家事・育児の分担を見直す
夫との協力が得られるようになれば、家事・育児の分担を見直すことができます。しかし、すぐに夫が変わらない場合でも、諦めずに、できることから始めていきましょう。
1. 家事のリストアップと可視化
まずは、家事のリストアップを行い、可視化しましょう。家事の負担を明確にすることで、どの部分を分担できるのか、話し合いやすくなります。リストには、掃除、洗濯、料理、買い物、子供の送迎、宿題のサポートなど、具体的な内容を記載します。
2. 役割分担の決定
リストを基に、夫と役割分担を決めましょう。夫が得意なこと、やりやすいことを担当してもらうと、スムーズに協力体制を築くことができます。最初は、小さなことから始めて、徐々に分担を増やしていくのがおすすめです。
3. 外部サービスの活用
家事代行サービスや、ベビーシッターサービスなどを利用することも検討しましょう。これらのサービスを利用することで、家事や育児の負担を軽減し、自分の時間を確保することができます。自治体によっては、子育て支援サービスを提供している場合もありますので、調べてみましょう。
4. 家族の協力
両親や兄弟姉妹など、家族の協力を得ることも検討しましょう。週末に子供たちを預かってもらったり、買い物に付き合ってもらったりすることで、負担を軽減することができます。遠慮せずに、頼ってみましょう。
5. 完璧主義を手放す
完璧主義を手放し、適度に手を抜くことも大切です。家事の質を少し下げたり、食事は簡単に済ませたりすることで、心に余裕が生まれます。完璧を求めすぎると、疲れてしまい、長続きしません。
ステップ4：キャリア形成について考える
専業主婦として子育てに専念することも素晴らしい選択ですが、もし、あなたが仕事を持つことに興味があるのであれば、キャリア形成についても考えてみましょう。仕事を持つことで、経済的な自立だけでなく、自己肯定感や社会とのつながりを得ることができます。
1. 自分の強みと興味を分析する
まずは、自分の強みや興味を分析しましょう。これまでの経験やスキルを振り返り、どんな仕事に向いているのか、どんなことに興味があるのかを考えます。自己分析ツールや、キャリアコンサルタントとの面談などを活用するのも良いでしょう。
2. 働き方の選択肢を検討する
働き方には、正社員、パート、契約社員、派遣社員、在宅ワーク、フリーランスなど、様々な選択肢があります。ご自身の状況に合わせて、最適な働き方を選びましょう。お子さんの状況に合わせて、柔軟な働き方を選べる企業や、在宅ワークなどを検討するのも良いでしょう。
3. スキルアップを目指す
新しいスキルを習得することで、キャリアの幅を広げることができます。オンライン講座や、資格取得などを通じて、スキルアップを目指しましょう。例えば、事務系のスキル、IT系のスキル、デザイン系のスキルなど、様々な分野のスキルを学ぶことができます。
4. 求人情報の収集と応募
求人サイトや、企業のホームページなどを通じて、求人情報を収集しましょう。気になる求人を見つけたら、積極的に応募してみましょう。履歴書や職務経歴書の作成、面接対策など、転職活動に必要な準備を行いましょう。
5. キャリアコンサルタントの活用
キャリアコンサルタントに相談することで、転職活動に関する様々なサポートを受けることができます。自己分析、求人紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、あなたの状況に合わせて、最適なアドバイスを受けることができます。一人で悩まず、専門家の力を借りることも検討しましょう。
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ステップ5：長期的な視点を持つ
子育てやキャリア形成は、長期的な視点を持つことが大切です。焦らず、一歩ずつ進んでいくことが重要です。
1. 計画を立てる
長期的な目標を立て、それに向かって計画を立てましょう。例えば、「5年後には、パートで働き始める」「10年後には、正社員としてキャリアアップする」など、具体的な目標を設定し、それに向けて、スキルアップや情報収集を進めていきましょう。
2. 柔軟な対応
状況は常に変化します。計画通りに進まないこともありますが、柔軟に対応し、軌道修正しながら進んでいきましょう。状況に合わせて、目標や計画を見直すことも大切です。
3. 周囲のサポートを活用する
一人で抱え込まず、周囲のサポートを活用しましょう。家族、友人、地域の支援機関など、頼れる人に頼り、助けを求めることも大切です。
4. 自分を褒める
頑張っている自分を褒め、認めましょう。小さなことでも、達成感を味わい、自己肯定感を高めることが重要です。自分の努力を認め、自信を持って進んでいきましょう。
5. ポジティブな思考
困難な状況でも、ポジティブな思考を心がけましょう。前向きな気持ちでいることで、困難を乗り越える力も湧いてきます。困難な状況に直面したときは、その経験を成長の糧とし、未来に向かって進んでいきましょう。
まとめ：未来への一歩を踏み出すために
今回の相談を通して、発達障碍のお子さんを抱えながら、夫との関係や家事・育児の分担に悩み、疲弊している状況が明らかになりました。しかし、現状を改善するための具体的なステップを踏むことで、より良い未来を築くことができます。
まずは、ご自身の心と体のケアを最優先に考え、休息と睡眠を確保し、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。そして、専門家への相談も検討し、心身の健康を保ちましょう。次に、夫とのコミュニケーションを改善し、自分の気持ちを伝え、具体的なお願いをすることで、協力関係を築きましょう。家事・育児の分担を見直し、外部サービスや家族の協力を得ることも有効です。もし、仕事を持つことに興味があるのであれば、キャリア形成についても考え、自分の強みや興味を分析し、働き方の選択肢を検討しましょう。スキルアップを目指し、求人情報を収集し、キャリアコンサルタントのサポートを受けることも有効です。長期的な視点を持ち、計画を立て、柔軟に対応し、周囲のサポートを活用し、自分を褒め、ポジティブな思考を心がけることで、未来への一歩を踏み出すことができます。
あなたの未来が、笑顔と希望に満ちたものになることを心から願っています。頑張ってください！
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