夫の借金と犯罪…養育費は絶望的？シングルマザーが知っておくべきこと
夫の借金と犯罪…養育費は絶望的？シングルマザーが知っておくべきこと
この記事では、夫の借金と犯罪という深刻な状況に直面し、養育費の確保が難しいと悩むシングルマザーの方に向けて、法的な問題、経済的な対策、そして心のケアについて、具体的なアドバイスを提供します。離婚、養育費、そして今後のキャリアプランについて、一緒に考えていきましょう。
主人が借金しているといいますか、犯罪していました。養育費は難しいでしょうか。
主人28歳、私27歳、娘2歳。結婚4年目です。
主人は関西、私は神奈川出身で結婚後は関西で暮らしていました。
昨年の始めに主人の女性問題が発覚し、度重なる嘘に加えて壁やおもちゃを殴る蹴るなどし挙げ句に私にも危害を加えました。
子どもを連れて昨年の終わりに神奈川に帰ってきて、実家には戻らず別で私が世帯主となりアパートを借り、パートではありますが職にも就いて今に至ります(月収約１１万)
離婚しているわけでも、調停をたてているわけでもないただの別居状態なので保育園に入れず認可外で月5万で預けている状態です。
主人からはこの半年、生活費だけはきちんと払ってくれてはいましたがやはり夫婦の修復にはならずお互い内容も了承し公正証書を作り離婚する事になりました。
公正証書を作るにあたり主人の証明書等もらわなくてはいけないので連絡すると何故かつかまりません。
今月の生活費が何故か振り込まれませんでした。
不思議に思っていると知らないアドレスからメールが来ました。送信者は主人でパソコンのアドレスから送ってると記載がありました。
内容は会社のお金をやらかしてしまって携帯、カード全て社長に取り上げられたと。
社長というのは主人の叔父にあたるかたで、叔父さんはスロット店の社長をしております。
簡潔に述べると横領です。もうけた額は数百万～数千万らしいです。
そのお金は飲み代やパチ代に消えたそうです。私達が出ていったあとすぐやらかしたそうです。
叔父さんと昨日電話でお話しさせて頂きました(あちらから電話がありました)
結論からいうと、警察沙汰にしてないだけでしてしまうと刑務所に入る。あなた(私)が調停や弁護士とかたてると公になりそうなる。そもそももはや給料とかやってられない立場だ。だから養育費とか言ってる場合では無い。と。
おまけにこの様な事も言っていました。せめて離婚届を目の前で書いてもらって話だけさせてもらわないと納得できないと伝えた所、それも出来ない。離婚届をこっちに送ってもらったら書かせとくからと。
後者は関係無い叔父にとやかく言われたくありませんが、前者のお金の問題はやはり難しいのでしようか？
ちなみに主人の実家の方は当てに出来ません。
1. 状況の整理と法的観点からの解説
まずは、現在の状況を整理し、法的観点から問題点を明確にしましょう。ご相談者様の置かれている状況は、非常に複雑であり、複数の法的問題が絡み合っています。
- 離婚の手続き: 離婚協議は合意に至っているものの、公正証書作成のための協力が得られない状況です。また、離婚届の提出もスムーズに進んでいません。
- 養育費: 夫の横領事件により、経済的な基盤が不安定になり、養育費の支払いが滞る可能性があります。
- 夫の犯罪行為: 夫は横領という犯罪行為を行っており、刑事事件に発展する可能性も否定できません。
- 経済状況: 現在の収入はパート収入のみであり、認可外保育園の費用も大きな負担となっています。
このような状況を踏まえ、それぞれの問題に対して具体的な対応策を検討していく必要があります。
1-1. 離婚手続きの進め方
離婚協議が合意に至っているにも関わらず、公正証書作成や離婚届の提出が滞っている場合、以下の対応が考えられます。
- 弁護士への相談: 弁護士に相談し、今後の手続きについてアドバイスを受けることが重要です。弁護士は、公正証書の作成や離婚届の提出をスムーズに進めるための法的手段を提案してくれます。
- 内容証明郵便の送付: 夫に対して、公正証書作成への協力を求める内容証明郵便を送付することができます。これにより、夫に法的責任を自覚させ、対応を促すことができます。
- 離婚調停の申し立て: 協議離婚が成立しない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。調停では、裁判所が間に入り、離婚条件について話し合いを進めます。
- 離婚訴訟の提起: 調停でも合意に至らない場合、離婚訴訟を提起することができます。訴訟では、裁判所が離婚の可否や離婚条件を判断します。
1-2. 養育費の確保
夫の経済状況が不安定であるため、養育費の確保が難しい状況です。しかし、養育費は子どもの権利であり、可能な限り確保する必要があります。
- 養育費の算定: 養育費は、夫婦の収入や子どもの年齢などを考慮して算定されます。裁判所の養育費算定表を参考に、適切な金額を算出しましょう。
- 養育費の取り決め: 離婚協議や調停、訴訟を通じて、養育費の金額や支払い方法について取り決めます。
- 養育費の確保策: 夫の収入が不安定な場合、以下の対策を検討しましょう。
- 財産分与: 離婚時に、夫の財産の一部を財産分与として受け取ることで、養育費の代わりにすることができます。
- 保証人の確保: 夫の親族などに、養育費の保証人になってもらうことを検討します。
- 強制執行: 養育費の支払いが滞った場合、給与や預貯金などを差し押さえる強制執行を行うことができます。
1-3. 夫の犯罪行為への対応
夫の横領行為は犯罪であり、警察に被害届を提出することも可能です。しかし、叔父の「警察沙汰にすると刑務所に入る」という発言や、今後の生活への影響を考慮し、慎重な判断が必要です。
- 弁護士への相談: 弁護士に相談し、警察への被害届提出のメリット・デメリットや、今後の対応についてアドバイスを受けましょう。
- 刑事告訴の検討: 横領の事実が明らかであり、夫が反省していない場合は、刑事告訴を検討することもできます。
- 民事訴訟の提起: 横領によって生じた損害について、夫に対して民事訴訟を提起し、損害賠償を請求することができます。
2. 経済的な自立とキャリアプラン
シングルマザーとして、経済的な自立は非常に重要です。現在のパート収入だけでは、生活費や保育園の費用を賄うのが難しい場合があります。今後のキャリアプランを立て、収入を増やすための対策を講じましょう。
2-1. 収入を増やすための具体的な方法
- 正社員としての就職: パートから正社員に転換することで、収入を大幅に増やすことができます。正社員としての安定した収入は、経済的な自立を支える基盤となります。
- スキルアップ: 専門的なスキルを習得することで、より高い給与を得られる職種に就くことができます。
- 資格取得: 事務、経理、医療事務、IT関連など、需要の高い資格を取得することで、就職の幅を広げることができます。
- オンライン講座の受講: プログラミング、Webデザイン、マーケティングなど、在宅でできるスキルを習得することで、柔軟な働き方を選択できます。
- 副業の検討: 本業に加えて、副業を行うことで収入を増やすことができます。
- クラウドソーシング: Webライティング、データ入力、翻訳など、自分のスキルを活かせる仕事を探すことができます。
- ハンドメイド商品の販売: 手作りのアクセサリーや雑貨などを販売することで、収入を得ることができます。
2-2. 保育園の利用と費用軽減策
認可外保育園の費用は、家計に大きな負担となります。保育園の利用に関する情報を収集し、費用を軽減するための対策を講じましょう。
- 認可保育園への申し込み: 認可保育園は、認可外保育園よりも費用が安く、収入に応じた保育料で利用できます。自治体の保育園入園に関する情報を確認し、申し込みを行いましょう。
- 保育料の減額制度: ひとり親家庭向けの保育料減額制度を利用できる場合があります。自治体の窓口で相談し、制度の利用について確認しましょう。
- ファミリーサポートの利用: 地域の子育て支援サービスであるファミリーサポートを利用することで、一時的な保育を依頼することができます。
- ベビーシッターの利用: ベビーシッターは、柔軟な時間帯で保育を依頼できるため、仕事と育児の両立を支援してくれます。
3. メンタルヘルスと心のケア
夫の不倫、嘘、暴力、そして経済的な問題は、心に大きな負担を与えます。一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、心の健康を保ちましょう。
3-1. 専門家への相談
- カウンセリング: 専門のカウンセラーに相談し、心の悩みや不安を打ち明けることで、精神的な負担を軽減することができます。
- 精神科医の受診: 必要に応じて、精神科医を受診し、適切な治療を受けることができます。
- 弁護士への相談: 法的な問題だけでなく、精神的なサポートも得ることができます。
3-2. サポートグループの活用
同じような境遇のシングルマザーが集まるサポートグループに参加することで、孤独感を軽減し、情報交換や励ましを得ることができます。
- 地域のシングルマザー支援団体: 地域のシングルマザー支援団体に相談し、サポートグループや交流会に参加することができます。
- オンラインコミュニティ: インターネット上のシングルマザー向けのコミュニティに参加し、情報交換や悩み相談をすることができます。
3-3. 自己肯定感を高めるための活動
自分自身を大切にし、自己肯定感を高めるための活動を行いましょう。
- 趣味や好きなことに時間を使う: 自分の好きなことに時間を使うことで、ストレスを解消し、心のバランスを保つことができます。
- 運動をする: 適度な運動は、心身の健康を促進し、ストレスを軽減します。
- 休息をとる: 十分な睡眠と休息をとることで、心身の疲労を回復させ、心の健康を保つことができます。
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4. 今後のキャリアプランと仕事選びのポイント
シングルマザーとして、経済的な自立を果たすためには、今後のキャリアプランをしっかりと立てることが重要です。自分のスキルや経験、そして子育てとの両立を考慮しながら、最適な仕事を選びましょう。
4-1. キャリアプランの立て方
- 自己分析: 自分の強みや弱み、興味のあること、キャリアビジョンを明確にします。
- 市場調査: どのような職種に需要があるのか、どのようなスキルが求められているのかを調べます。
- 目標設定: 将来的にどのようなキャリアを築きたいのか、具体的な目標を設定します。
- 計画立案: 目標を達成するための具体的な計画を立てます。
- スキルアップの計画: 必要なスキルを習得するための計画を立てます。
- 転職活動の計画: 転職活動のスケジュールや、応募書類の準備などを計画します。
4-2. 仕事選びのポイント
- 収入: 安定した収入が得られる仕事を選びましょう。
- 勤務時間: 子育てとの両立がしやすい勤務時間（例：時短勤務、在宅勤務など）の仕事を選びましょう。
- 職場の環境: 働きやすい職場環境（例：理解のある上司、子育て支援制度など）の仕事を選びましょう。
- スキルアップの機会: スキルアップできる機会がある仕事を選びましょう。
- 将来性: 将来性のある仕事を選びましょう。
4-3. おすすめの職種
シングルマザーにおすすめの職種としては、以下のようなものが挙げられます。
- 事務職: 事務職は、比較的安定した収入が得られ、勤務時間も柔軟に対応できる場合があります。
- 医療事務: 医療事務は、需要が高く、資格を取得することでキャリアアップも可能です。
- IT関連職: IT関連職は、在宅勤務やリモートワークが可能な場合が多く、スキルアップの機会も豊富です。
- Webライター: Webライターは、在宅で仕事ができ、自分のペースで働けるため、子育てとの両立がしやすい職種です。
- 保育士: 保育士は、子どもの成長を間近で見ることができ、やりがいのある仕事です。
5. まとめ：未来への一歩を踏み出すために
夫の借金と犯罪、そして養育費の問題は、非常に困難な状況ですが、決して絶望ではありません。法的な問題、経済的な対策、そして心のケアを適切に行うことで、必ず未来への一歩を踏み出すことができます。
まずは、弁護士やカウンセラーなどの専門家に相談し、現状を整理し、具体的な解決策を検討しましょう。そして、経済的な自立を目指し、キャリアプランを立て、自分自身のスキルアップに励みましょう。
また、一人で抱え込まず、家族や友人、そしてサポートグループなどの協力を得ながら、心の健康を保ちましょう。あなたの未来は、あなたの努力と決意によって切り開かれます。諦めずに、前向きに進んでいきましょう。
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