子どもと「楽しく」遊べない…保育・教育実習での悩みを解決！遊び方のヒントと自信を育む方法
子どもと「楽しく」遊べない…保育・教育実習での悩みを解決！遊び方のヒントと自信を育む方法
この記事では、保育士や幼稚園教諭を目指すあなたが、実習やボランティアで子どもたちと「どう遊べばいいのか」と悩む気持ちに寄り添い、具体的な解決策を提示します。遊び方のヒントだけでなく、自信を持って子どもたちと関わるための考え方や、日々の実践で役立つアドバイスをお届けします。
私は神奈川県在住の大学4年生（女）で、幼稚園教諭・保育士の資格取得を目指しています。
実習・ボランティアでの子どもとの遊び方について質問します。
私は去年8月に保育所実習、去年11月に幼稚園実習に行きました。
保育所・幼稚園実習で一番困ったのは「子どもと遊べない・遊び方が分からない」ことでした。
特に困ったのは幼児（4，5歳児）との関わりです。
子どもと遊んでいるときに色々と考え込んでしまい、何もできずに終わってしまった日が何日も続きました。
自由遊びの時間でごっこ遊びや鬼ごっこ、お絵描きなどをよくやりますよね。
そのときにも、子どもたちが鬼ごっこで何を学んでいるのだろうか、どんなところが育っているのか…と考え込んでしまいます。
子どもと一緒にお絵描きやごっこ遊びをしているときも同様で、「なんで○○ちゃんはこの絵を描いているのかなー」とか「○○ちゃんはこの役になりきって何をしたいのかなー」と考え込んでしまいます。
そんな私の姿を見た先生は「何も考えずに子どもと遊んでみて下さい」とコメントして下さいました。
しかし、何も考えずにただ遊ぶだけではいけないような気がしてなりませんでした。
幼稚園（保育園）の先生は様々なことを考えながら指導計画を立てたり、環境構成を考えたりしていると教わってきたので…。
特に幼稚園実習の一週間目はどん底でした。
正直言って、自分は子どもと関わることに向いていないのでは…と思いました。
二週間目からは子どもたちとも少しずつですが遊べるようになってきました。（それでもまだまだでしたが…）
四週間の実習をやり終えて、一日実習をやってみて、改めて「こういうところを見れば良かったんだ」ということも分かったので、最終的には「辛かったけど幼稚園実習に行けて良かった」と思いました。
ちなみに今年2月に行った施設実習は知的障害者入所更生施設に行きました。
施設実習ではあまり考え込まずにご利用者と関わることができました。
現在は知的障害児施設でボランティアをさせていただいています。
前よりかは余計なことを考えることなく子どもたちと遊べるようになったかな、と感じますが、まだまだ自分に自信が持てません。
子どもたちは本当にこれで喜んでくれているのだろうか？と思ってしまうことも多いです…。
甘ったれた質問で申し訳ありません(>_<)
実習やボランティアで子どもたちと遊ぶことに悩む気持ち、とてもよく分かります。子どもたちの成長を真剣に考え、良い関わりをしたいというあなたの真面目さ、熱意が伝わってきます。今回は、そんなあなたの悩みを解決するために、具体的な遊び方のヒントと、自信を持って子どもたちと関わるための考え方について、詳しく解説していきます。
1. なぜ「遊び」で悩むのか？ 根底にある不安と向き合う
まず、あなたが「遊び」で悩む原因を深掘りしてみましょう。それは、単に遊び方が分からないという表面的な問題だけでなく、もっと深いところにある不安が影響している可能性があります。
- 子どもの発達への理解不足: 鬼ごっこやお絵描きを通して、子どもたちが何を学び、どんな能力を育んでいるのか、理解できていないと不安になるのは当然です。子どもの発達段階に応じた遊びのねらいを理解することで、自信を持って関われるようになります。
- 指導計画への意識過剰: 幼稚園や保育園の先生は、指導計画を立て、遊びのねらいを明確にして子どもたちと関わっています。その姿を見て、「何も考えずに遊ぶ」ことに抵抗を感じるのは、当然のことです。しかし、遊びは必ずしも計画通りに進むものではありません。臨機応変に対応することも大切です。
- 自己肯定感の低さ: 「これで喜んでくれているのだろうか？」という不安は、自己肯定感の低さからくる可能性があります。自分の関わり方に自信が持てないことで、子どもたちとの遊びに積極的に参加できなくなることがあります。
これらの不安を解消するためには、以下の3つのステップで取り組むことが大切です。
- 子どもの発達に関する知識を深める: 発達段階に応じた遊びのねらいを理解することで、子どもたちの行動の意味を理解し、自信を持って関われるようになります。
- 遊びの目的を柔軟に捉える: 遊びは、必ずしも指導計画通りに進むものではありません。子どもの興味や関心に合わせて、臨機応変に対応することも大切です。
- 自己肯定感を高める: 自分の良いところを認め、自信を持って子どもたちと関わることで、遊びがより楽しくなります。
2. 具体的な遊び方のヒント：年齢別・場面別で実践力を高める
次に、具体的な遊び方のヒントを、年齢別、場面別にご紹介します。これらのヒントを参考に、あなた自身の得意な遊び方を見つけていきましょう。
2-1. 幼児（4～5歳児）との遊びのヒント
幼児期は、想像力や表現力が豊かになり、友達との関わりを通して社会性を育む大切な時期です。以下のような遊びを通して、子どもたちの成長を促しましょう。
- ごっこ遊び: 医者さんごっこ、お店屋さんごっこなど、子どもたちの興味に合わせてテーマを設定し、役割を演じます。大人が積極的に参加し、ストーリーを展開することで、子どもの想像力を刺激し、言葉の発達を促します。
- 鬼ごっこ: 追いかける・逃げるというシンプルなルールの中で、体力だけでなく、駆け引きや判断力も養われます。鬼の役を交代したり、逃げる場所を工夫したりすることで、遊びのバリエーションを広げましょう。
- お絵描き: クレヨン、絵の具、折り紙など、様々な画材を用意し、自由に表現できる環境を整えます。子どもの作品を褒め、どんなことを表現したのか尋ねることで、自己肯定感を高め、表現力を育みます。
- 絵本の読み聞かせ: 子どもたちの年齢に合った絵本を選び、感情豊かに読み聞かせます。読み終わった後に、内容について質問したり、感想を言い合ったりすることで、理解力や表現力を深めます。
- 製作活動: ハサミやのりを使って、工作をします。子どもたちの創造性を引き出すために、テーマを設けたり、材料を工夫したりしましょう。
2-2. 知的障害児施設での遊びのヒント
知的障害のある子どもたちとの遊びでは、個々の特性に合わせた工夫が必要です。彼らが楽しめる遊び方を見つけ、豊かな時間を過ごせるようにサポートしましょう。
- 感覚遊び: スライムや粘土、砂遊びなど、五感を刺激する遊びは、子どもたちの興味を引きつけ、集中力を高めます。
- 音楽遊び: 歌を歌ったり、楽器を演奏したりすることで、表現力やリズム感を養います。
- 運動遊び: 体を動かす遊びは、体力向上だけでなく、達成感や自己肯定感を高めます。
- コミュニケーションツールを活用: 絵カードやジェスチャーなど、コミュニケーションを円滑にするツールを活用し、子どもたちの気持ちを理解し、伝え合うことを促します。
- 個別のニーズに合わせた遊び: 子どもたちの興味や関心、発達段階に合わせて、遊びの内容を工夫します。
2-3. 遊びを盛り上げるためのポイント
どんな遊びをする際にも、以下のポイントを意識することで、子どもたちとの関係性を深め、遊びをより豊かなものにすることができます。
- 子どもの目線に立つ: 子どもたちの目線に合わせて、しゃがんだり、同じ高さで話したりすることで、親近感を抱かせ、安心して遊べる環境を作ります。
- 笑顔を心がける: 笑顔は、子どもたちとの距離を縮め、安心感を与えます。
- 言葉遣いを工夫する: 子どもたちが理解しやすい言葉を選び、具体的に説明することで、遊びへの参加を促します。
- 子どもの気持ちに寄り添う: 子どもたちの気持ちを理解し、共感することで、信頼関係を築き、安心して遊べる環境を作ります。
- 褒める: 頑張ったことや、できたことを具体的に褒めることで、自己肯定感を高め、自信を育みます。
- 一緒に楽しむ: 大人が楽しそうに遊ぶ姿を見せることで、子どもたちの遊びへの意欲を高めます。
- 安全に配慮する: 遊びの際は、安全に配慮し、危険なことがないか確認しましょう。
3. 考えすぎないためのヒント：遊びに対する考え方のシフト
「何も考えずに遊ぶ」ことは、一見すると簡単そうですが、真面目なあなたにとっては難しいことかもしれません。そこで、遊びに対する考え方をシフトするためのヒントをご紹介します。
- 完璧主義を手放す: 完璧な遊びを求めるのではなく、子どもたちと一緒に楽しむことを優先しましょう。失敗しても、それは学びの機会になります。
- 子どもの反応を観察する: 子どもたちの表情や行動をよく観察し、彼らが楽しんでいるかどうかを判断基準にしましょう。
- 遊びの目的を柔軟に考える: 遊びの目的は、必ずしも教育的なものだけではありません。子どもたちが楽しく過ごせること、笑顔になれることが、何よりも大切です。
- 準備を整える: 遊びに必要な道具や材料を事前に準備しておくことで、スムーズに遊びを始められます。
- 記録をつける: どんな遊びをしたか、子どもたちの反応はどうだったかなどを記録することで、振り返りを行い、次回の遊びに活かすことができます。
- 他の先生の遊び方を参考にする: 経験豊富な先生の遊び方を観察し、真似してみるのも良いでしょう。
- 相談する: 困ったことや分からないことがあれば、同僚や先輩に相談しましょう。
4. 自信を育むためのステップ：自己肯定感を高める
自信を持って子どもたちと関わるためには、自己肯定感を高めることが不可欠です。自己肯定感を高めるための具体的なステップをご紹介します。
- 自分の良いところを見つける: 自分の長所や得意なことをリストアップし、積極的にアピールしましょう。
- 小さな成功体験を積み重ねる: どんな小さなことでも、目標を達成したら、自分を褒め、喜びを分かち合いましょう。
- ネガティブな感情を受け入れる: 落ち込んだり、不安になったりすることは、誰にでもあります。ネガティブな感情を無理に抑え込まず、受け入れることで、心のバランスを保ちましょう。
- 自分を大切にする: 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、心身の健康を保つために、自分を大切にしましょう。
- 周囲のサポートを求める: 家族や友人、同僚など、信頼できる人に悩みや不安を打ち明け、サポートを求めましょう。
- 専門家のサポートを受ける: 必要に応じて、カウンセリングやコーチングなど、専門家のサポートを受けることも有効です。
5. 実践！今日からできること：具体的なアクションプラン
最後に、今日から実践できる具体的なアクションプランをご紹介します。これらのアクションを継続することで、あなたは必ず成長し、自信を持って子どもたちと関われるようになります。
- 子どもの発達に関する本を1冊読む: 子どもの発達に関する本を1冊選び、読んでみましょう。子どもの成長過程を理解することで、遊びのねらいを理解しやすくなります。
- 気になる遊びを1つ試してみる: 幼児向けの遊び、知的障害児向けの遊びなど、気になる遊びを1つ選び、実際に試してみましょう。
- 子どもの反応を観察する: 遊びを通して、子どもたちの表情や行動をよく観察し、彼らが楽しんでいるかどうかを記録してみましょう。
- 自分の良いところを3つ書き出す: 自分の長所や得意なことを3つ書き出し、毎日意識してみましょう。
- 「ありがとう」を伝える: 子どもたちに「ありがとう」と伝えることで、感謝の気持ちを伝え、自己肯定感を高めましょう。
- 「楽しかった」を言葉にする: 遊びの後に、「楽しかった」と自分の気持ちを言葉にすることで、満足感を高めましょう。
- 振り返りをする: 1日の終わりに、今日の遊びを振り返り、良かった点や改善点を見つけましょう。
- 人に話す: 困ったことや悩んでいることを、誰かに話してみましょう。
これらのアクションプランを実践し、少しずつ自信を育んでいきましょう。あなたは、子どもたちの笑顔を引き出し、彼らの成長を支えることができる素晴らしい存在です。自信を持って、子どもたちとの遊びを楽しんでください！
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6. まとめ：遊びを通して、あなた自身も成長できる
子どもたちとの遊びに悩むことは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、子どもたちの成長を真剣に考え、良い関わりをしたいというあなたの熱意の表れです。この記事で紹介したヒントを参考に、遊びを通して、子どもたちとの絆を深め、あなた自身も成長していってください。自信を持って、未来の保育士・幼稚園教諭として、子どもたちの笑顔を輝かせてください！
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