保育園との面談で「うちの子はダメ」と言われた…落ち込むパパ・ママが知っておくべきこと
保育園との面談で「うちの子はダメ」と言われた…落ち込むパパ・ママが知っておくべきこと
保育士さんとの面談は、子どもの成長を共に喜び、育児の悩みを共有する場であるはずなのに、まるで子どもの「欠点」を指摘されるだけの場になってしまったと感じて、落ち込んでいるパパ・ママはいませんか？
保育士さんにお伺いしたいです！保育園でやる保育士と保護者の面談は子どもの欠点を伝えるためにやるんですか？教えてください。
私は26歳のパパで、3月に2歳になったばかりの息子がいます。4月から2歳児クラスに進級して、新しい担任の先生と先日個人面談をやりました。
息子の普段の保育園での遊んでる様子や、お友達との関わり合い、そういったことを聞けると楽しみにしていたのですが、私の予想と全然違いました。
愚痴っぽくなってしまうのですが、面談の中で息子が褒められることが何もなく、むしろ家庭ではどうなっているんですか！？と怒られてしまいました。
怒られた例としては、最近保育園の給食で出る野菜類の食べ進みが良くないとのこと。他の子ども達（高月齢含む）は野菜もキチンと食べれるの、〇〇君は食べてくれません。ご家庭ではどんな食事をしているんですか！？と。。。
また、時期的なものもあるかと思いますが、お友達に対して「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えない。これも他の子は言える。といわれてしまい、家内も結構ショックを受けてしまっていて保育面談ってこういう子どものここが出来ない、アレが出来ないっていう改善点を話す場なのですか？
ちなみに、家庭では野菜ものもちゃんと出して食べてくれますし（少し嫌がる時もありますが）私や家内と遊んでいて、私がどうぞとオモチャを渡してあげると「ありがと！」って言ってくれます。このことも面談のときに伝えましたが、それはたまたま出ただけで本人は理解していませんと否定的にしか言ってくれませんでした。
私の認識がおかしいのかもしれないですが、私の中での面談っていうのは家庭での様子や保育園での様子をお互い伝え合って、最近こういうことが出来るようになって、こういうことに興味が出てきて、だけどコレがまだ難しいようなので、こういう風にやっていこうと思うというような、良いことも悪いことも話して先生や私たち保護者が今後どういう風に育児、保育していくかっていうのを話し合う場だと思っていました。
しかし、先日の面談では全てが否定。何か出来るようになったこととか聞いてみましたが、少し考えている様子だったので話を切りました。家内はウチの子は他の子と比べておかしいんじゃないかとか何も出来ない子なんだね。と落ち込んでしまっています。
さすがにちょっと言いすぎなのではと思い、この件を園長先生や主任の先生に話そうかと思うのですが、私が甘いだけなのでしょうか？ご意見を聞かせて頂けたらと思います。
2歳のお子さんを持つパパの、保育園との面談に関するお悩みですね。面談で子どもの「できないこと」ばかりを指摘され、ご夫婦で落ち込んでしまったとのこと。保育園との連携は子どもの成長にとって非常に大切ですが、今回のケースでは、保護者の方の不安を煽るような面談内容だったようです。この記事では、保育園との面談の目的や、より良い関係を築くための具体的な方法について解説します。保育士の視点も交えながら、あなたの疑問にお答えしていきます。
1. 保育園との面談の目的とは？
保育園との面談は、子どもの成長を多角的に見つめ、より良い保育環境を整えるために行われます。具体的には、以下の3つの目的があります。
- 子どもの理解を深める： 家庭での様子や性格、興味関心などを共有し、子どもの個性や発達段階を理解します。
- 情報交換と連携： 保育園での様子と家庭での様子を共有し、子どもの成長を共に喜び、課題があれば連携して解決策を探ります。
- 保育方針の共有： 保育園の保育方針や、家庭での育児方針を共有し、一貫性のある関わりを目指します。
面談は、子どもの成長をサポートするための、保育士と保護者の大切なコミュニケーションの場なのです。
2. なぜ「欠点」ばかり指摘されたと感じたのか？保育士側の事情も理解する
今回の面談で、なぜ「欠点」ばかりを指摘されたと感じたのでしょうか。保育士側の事情も考慮してみましょう。
- 情報伝達の優先順位： 多くの保育士は、限られた時間の中で、子どもの安全に関わることや、集団生活を送る上で必要なスキル（食事、排泄、言葉遣いなど）について、優先的に情報を伝えようとします。そのため、どうしても「できていないこと」に焦点が当たりがちです。
- 子どもの発達段階： 2歳児は、自我が芽生え、自己主張が強くなる時期です。言葉の発達にも個人差があり、感情表現も未熟なため、保育士は子どもの行動について、具体的なアドバイスをすることがあります。
- 保育士の経験や価値観： 保育士の経験や価値観によって、子どもの評価や伝え方が異なる場合があります。例えば、食事について、家庭での食事の様子を詳しく聞くことで、より適切なアドバイスをしようと考えているのかもしれません。
保育士も、子どもの成長を願って、真剣に向き合っています。しかし、情報伝達の優先順位や、保育士の経験、価値観の違いなどから、保護者の方に誤解を与えてしまうこともあります。
3. 面談で「うちの子はダメ」と感じたときの対処法
面談で「うちの子はダメ」と感じてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。具体的なステップを見ていきましょう。
ステップ1：感情を整理する
まずは、ご自身の感情を整理しましょう。落ち込んだり、不安になったりするのは当然のことです。パートナーや信頼できる人に話を聞いてもらい、気持ちを落ち着かせましょう。
ステップ2：保育士に相談する
感情が落ち着いたら、保育士に相談してみましょう。今回の面談で感じたこと、不安に思っていることを率直に伝えます。
- 具体的に伝える： 「〇〇について、少しきつく言われたように感じてしまい、不安になりました」など、具体的に伝えます。
- 子どもの良い面も伝える： 家庭での様子や、子どもの良い面を伝えることで、保育士との認識のずれを埋めることができます。
- 質問する： なぜそのような指摘を受けたのか、具体的にどのように改善すれば良いのか、質問してみましょう。
ステップ3：園長先生や主任の先生に相談する
保育士との話し合いで解決しない場合は、園長先生や主任の先生に相談することも検討しましょう。
- 状況を説明する： これまでの経緯や、保育士との話し合いの内容を説明します。
- 改善を求める： 今後の面談の進め方や、子どもの成長をサポートするための具体的な方法について、相談します。
園長先生や主任の先生は、保育士の指導や、園全体の保育方針について責任を持っています。客観的な視点から、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
ステップ4：専門家への相談も検討する
保育園との関係が改善しない場合や、子どもの発達について不安がある場合は、専門家への相談も検討しましょう。
- 子育て支援センター： 地域の相談窓口として、子育てに関する様々な相談に対応しています。
- 児童発達支援センター： 発達に遅れや偏りが見られる子どものための施設です。専門家による相談や、発達支援を受けることができます。
- 臨床心理士： 子どもの心理的な問題や、発達に関する相談に対応しています。
専門家は、子どもの発達段階や、個性を理解した上で、適切なアドバイスをしてくれます。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることも大切です。
4. 保育園とのより良い関係を築くために
保育園とのより良い関係を築くためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 積極的に情報交換する： 連絡帳や、送り迎えの際の短い会話など、日頃から積極的に情報交換を行いましょう。子どもの様子や、気になることがあれば、遠慮なく相談しましょう。
- 感謝の気持ちを伝える： 子どもの成長をサポートしてくれている保育士に、感謝の気持ちを伝えましょう。感謝の言葉は、良好な関係を築くための潤滑油となります。
- 信頼関係を築く： 保育士を信頼し、子どもの成長を共に喜びましょう。信頼関係は、より良い保育環境を築くための基盤となります。
保育園は、子どもにとって、家庭に次ぐ大切な場所です。保育園との良好な関係は、子どもの成長にとって、かけがえのない財産となります。
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5. 保育士の視点：面談を成功させるために
保育士の視点から、面談を成功させるためのポイントを解説します。
- ポジティブな言葉遣いを心がける： 子どもの「できないこと」だけでなく、「できること」や「成長したこと」を具体的に伝えましょう。保護者の不安を和らげ、前向きな気持ちにさせることが大切です。
- 家庭との連携を意識する： 家庭での様子や、育児方針を理解し、保護者と協力して子どもの成長をサポートする姿勢を示しましょう。
- 情報共有を丁寧に行う： 子どもの発達段階や、保育園での活動内容について、分かりやすく説明しましょう。保護者の疑問や不安に寄り添い、丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
- 専門的な知識を活用する： 子どもの発達に関する専門的な知識を活かし、保護者に対して適切なアドバイスを行いましょう。必要に応じて、専門機関との連携も検討しましょう。
保育士は、子どもの成長を支える大切な存在です。保護者との信頼関係を築き、共に子どもの成長を喜び合えるような、温かい関係を築きましょう。
6. まとめ：落ち込まず、一歩ずつ進んでいきましょう
保育園との面談で「うちの子はダメ」と言われたと感じて落ち込んでしまったとしても、それは決してあなただけではありません。多くの保護者が、同じような悩みを抱えています。
- まずは、ご自身の感情を整理し、保育士に相談してみましょう。
- それでも解決しない場合は、園長先生や主任の先生に相談したり、専門家への相談も検討しましょう。
- 保育園とのより良い関係を築くために、積極的に情報交換し、感謝の気持ちを伝え、信頼関係を築きましょう。
子どもの成長は、一進一退を繰り返しながら、ゆっくりと進んでいきます。焦らず、子どものペースに合わせて、保育園と協力しながら、一歩ずつ進んでいきましょう。
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