6ヶ月の息子の行動が気になる…自閉症の可能性と、今できること

この記事では、6ヶ月の息子さんの行動について「自閉症の可能性がある」と指摘され、不安を感じているお母様からのご相談にお答えします。専門家のアドバイスと、具体的な対応策、そして心の持ちようについて、詳しく解説していきます。育児における様々な悩みは、一人で抱え込まず、専門家や周りの人に相談することが大切です。この記事が、少しでもあなたの不安を解消し、前向きな気持ちで育児に取り組むための一助となれば幸いです。

いつもお世話になりましてありがとうございます。

6ヶ月の息子について相談にのっていただけないでしょうか。

先日、近所の保育園でやっている4ヶ月～6ヶ月の子どもが参加する赤ちゃん会に行って来ました。
その時、園の保育士さんに育児にすいて相談する時間があったので、
最近の息子の心配事を相談しました。

・最近自我が芽生えてきたのか、構ってくれなかったり、気に入らないことがあると、
ものすごく大きな声で泣いたり、よく奇声をあげる。

・眠いときも大きな声で泣くが、抱くと嫌がり、横抱きにすると踏ん反りかえって嫌がる。
強制的にガッチリ掴んで、ゆらゆら揺らすと抱っこで寝るときもある。
（ただ、実家に帰った時、私の父が寝かせてくれると、抱っこで寝ていた気がします）

・縦抱っこのときも、下を覗き込んだり、落ち着きがない。

・5ヶ月くらいまでは、愛想よくニコニコしていたが、最近は前ほど笑わなくなった。
（声を出して笑うときもありますが・・）

以上のようなことを相談しました。

すると、相談相手は50代くらいの年配の方だったのですが、
「自閉症のけがあるのかもねー」
といわれました。

少し知識はありましたが、まさか初めて見てそんな風に言われると思っていなかったので、ビックリしました。

保育士さんがおっしゃるには、
「仰向けで寝ているとき、両手をそれぞれ耳の横あたりに置いて、手をグーパーしてるでしょ？
あと、足をつま先まで伸ばしてヒラヒラ動かしてる。こういう行動はよく自閉症の子がよくやるのよ」
とのこと。

確かに息子は、耳の横で手をグーパーしたり（指をピアノのように動かしたり）します。
3ヶ月くらいからやっていたので、普通のことだと思っていました。

この行動をやっているとき、テレビの体操（いないいないばぁや、おかあさんといっしょ）
などを見ているときによくやるので、音楽に合わせて体を動かしているのだと思っていました。

でもたしかに何でもないときも、目を斜め上のほうにむけて（上目遣いのような）手をひらひらさせてることがよくあります。

これは自閉症の傾向なのでしょうか。。

あと、奇声も結構大きな声であげます。

まだこの月齢では診断はできないかと思いますが、病院にいってみたほうがいいのでしょうか。

ちなみに成長は普通で、身長が72センチと大きめで、
4ヶ月前に首が据わり、最近少しずつズリ這いができるようになってきました。
おもちゃも掴んで普通に遊びます。メリーなどはあまり好きではないようです。

専門家からのアドバイス：自閉症の可能性について

ご相談ありがとうございます。6ヶ月の息子さんの行動について、自閉症の可能性を指摘され、ご心配な気持ち、お察しいたします。まず、現時点での状況から、自閉症であると断定することはできません。自閉症スペクトラム（ASD）の診断は、通常、より月齢が進み、様々な行動パターンが明らかになってから行われます。しかし、ご相談内容から、気になる点があることも事実です。専門家として、現時点での考えと、今後の対応についてアドバイスさせていただきます。

まず、保育士さんの指摘された「手のグーパー」や「手をひらひらさせる」行動についてですが、これらの行動は、自閉症の子どもに見られる行動の一つではあります。しかし、これらの行動だけをもって、直ちに自閉症と判断することはできません。多くの赤ちゃんが、何らかの形で似たような行動をすることがあります。重要なのは、これらの行動が、他の行動と組み合わさって、どのようなパターンを示しているか、ということです。

次に、奇声や、抱っこを嫌がったり、笑わなくなったという点についてです。これらの行動も、自閉症の可能性を完全に否定するものではありません。しかし、月齢的に見ると、自我が芽生え、感情表現が豊かになる時期でもあります。抱っこを嫌がるのは、単に気分や好みによることも考えられますし、笑わなくなったのは、一時的なもので、またすぐに笑顔を見せるようになることもあります。これらの行動だけを見て、過度に心配する必要はありません。

成長の様子については、身長が大きく、首が座り、ズリ這いができるなど、順調な発達が見られます。おもちゃで遊ぶこともできており、発達の遅れは感じられません。これは、非常に良い兆候です。自閉症の場合、発達の遅れが見られることもありますが、必ずしもそうとは限りません。

専門家への相談と、今後の対応

現時点では、自閉症であると断定することはできませんが、気になる点があることも事実です。そこで、以下の2つの対応を検討することをおすすめします。

1. 専門家への相談

まずは、専門家である医師に相談することをおすすめします。具体的には、小児科医、発達専門医、または児童精神科医に相談しましょう。これらの専門家は、子どもの発達に関する専門知識を持っており、客観的な視点から、息子さんの状況を評価してくれます。必要であれば、発達検査などを行い、より詳細な情報を得ることができます。

相談する際には、以下の点を事前にまとめておくと、スムーズに進みます。

息子さんの日々の行動（泣き方、笑い方、遊び方、睡眠など）
気になる行動の詳細（いつ、どのような状況で、どのくらいの頻度で起こるかなど）
成長の記録（身長、体重、首が座った時期、ズリ這いを始めた時期など）
家族の既往歴（自閉症や発達障害の家族がいるかなど）

専門家への相談は、早期発見、早期療育につながる可能性があります。もし、自閉症の傾向が見られた場合でも、早期に適切な支援を受けることで、子どもの成長を大きくサポートすることができます。

2. 日常生活での観察と、親子のコミュニケーション

専門家への相談と並行して、日常生活の中で、息子さんの様子を注意深く観察することも大切です。具体的には、以下の点に注目してみましょう。

目の動き：人の顔をよく見るか、視線が合うか、特定のものをじっと見つめるかなど。
言葉の発達：喃語をよく話すか、特定の言葉を真似するようになったかなど。
社会性の発達：人との関わりを好むか、人見知りはするかなど。
行動パターン：同じ行動を繰り返すか、特定の物に強いこだわりがあるかなど。

また、親子のコミュニケーションを積極的に行うことも重要です。息子さんとたくさん話しかけ、笑顔で接し、スキンシップを大切にしましょう。遊びを通して、息子さんの興味や関心を引き出し、一緒に楽しい時間を過ごすことで、親子の絆を深めることができます。

自閉症の可能性と向き合うために

もし、専門家から自閉症の可能性を指摘されたとしても、悲観的になる必要はありません。自閉症は、決して治らない病気ではありません。早期に適切な支援を受けることで、子どもの成長を大きくサポートすることができます。自閉症の子どもたちは、それぞれ個性的な才能を持っており、その才能を伸ばすための様々な支援方法があります。

自閉症の診断を受けた場合、まずは、子どもの特性を理解し、受け入れることが大切です。そして、子どもの発達をサポートするために、様々な支援方法を検討しましょう。具体的には、以下のような支援方法があります。

療育：専門家による発達支援プログラム。遊びを通して、社会性やコミュニケーション能力などを育みます。
言語療法：言葉の発達を促すための専門的な指導。
作業療法：日常生活に必要な動作を練習するための指導。
行動療法：問題行動を改善するための専門的な指導。
親のサポート：親向けの相談や、情報提供、ペアレントトレーニングなど。

これらの支援方法を組み合わせることで、子どもの成長を多角的にサポートすることができます。また、親御さん自身も、専門家や他の保護者との交流を通して、悩みや不安を共有し、支え合うことができます。

自閉症の子どもを育てることは、大変なこともありますが、喜びもたくさんあります。子どもの成長を間近で見守り、その個性を尊重し、共に成長していくことで、親子の絆はより一層深まります。

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育児における心のケア

育児は、喜びと同時に、大きな不安やストレスを伴うものです。特に、子どもの発達に関する悩みは、親御さんの心を深く揺さぶることがあります。ここでは、育児における心のケアについて、いくつかのアドバイスをさせていただきます。

情報収集はほどほどに：インターネットや書籍など、様々な情報源から情報を得ることができますが、情報過多になると、かえって不安が増幅されることがあります。信頼できる情報源を選び、情報を鵜呑みにせず、専門家のアドバイスを参考にすることが大切です。
休息をとる：育児は体力的に大変です。睡眠不足や疲労が溜まると、心にも余裕がなくなります。積極的に休息をとるように心がけましょう。家事や育児を誰かに頼んだり、短時間でも自分の時間を確保したりすることも大切です。
誰かに話す：悩みや不安を一人で抱え込まず、誰かに話すようにしましょう。家族、友人、または専門家など、誰でも構いません。話すだけでも、心が軽くなることがあります。
自分を責めない：育児は、うまくいかないことの方が多いものです。完璧を求めず、自分を責めないようにしましょう。子どもの成長を信じ、前向きな気持ちで育児に取り組むことが大切です。
専門家のサポートを受ける：必要に応じて、専門家のサポートを受けましょう。子育て支援センター、保健センター、またはカウンセリングルームなど、様々な相談窓口があります。専門家は、あなたの悩みを聞き、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。

育児は、長い道のりです。焦らず、一歩ずつ、子どもと共に成長していくことが大切です。

まとめ

6ヶ月の息子さんの行動について、自閉症の可能性を指摘され、不安を感じているお母様へ。現時点では、自閉症であると断定することはできませんが、気になる点があることも事実です。専門家への相談と、日常生活での観察、そして親子のコミュニケーションを大切にすることで、息子さんの発達をサポートすることができます。もし、自閉症の可能性を指摘されたとしても、悲観的になる必要はありません。早期に適切な支援を受けることで、子どもの成長を大きくサポートすることができます。育児における心のケアも忘れず、自分を大切にしながら、前向きな気持ちで育児に取り組んでいきましょう。

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